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ぼんぼん社長㊱ 調子に乗ると痛い目を見る 毎日note連続1135日目


皆さまこんにちは、元ぼんぼん社長の井上 剛典です。

前回は岐阜に戻ってきて青年会議所の活動に力を入れていた時期の話でした。今回はその間にやっていたアパレル通販の具体的な内容を書いていきます。


名古屋でCasitaをオープンさせる準備をしていたのですが、リーマンショックで出店を諦め、母が始めたネット通販の仕事をスタートしました。

子どもの頃から両親の仕事を見ていて、大変そうなので「アパレルの仕事は絶対しない」と思っていたのですが、結果としてここでアパレルの仕事をするようになったんです。

スタートした時のビジネスモデルは、兄が経営していたラブリークイーンの生産過剰で余っていた在庫を格安で買い取り、楽天やヤフーショッピングで販売するビジネスです。

量販店で4~5万円で販売されているフォーマルウェアを数千円で仕入れ、ブランドだけ変更しネットで15,000円から20,000円で販売するので、当時は同業の会社も少なくかなり売れたんですよね。


スタートしたばかりの頃は競合他社もなく、楽天でフォーマルウェアを販売しているのは数社だけで、そのほとんどが岐阜の会社という状況でした。

最初は競合も少ないのでネットに出してページを作りこめば簡単に売れて、利益率も良かったのでかなり良いビジネスモデルだったんですよね。

スタートした時は楽な仕事で儲かるのでかなり調子に乗っていました。楽天と岐阜県が共同で行う勉強会で成功事例で呼ばれたりしたので金脈を掘り当てたと完全に勘違いしてましたね。

そんな調子なのであまり努力せず仕事は片手間でやっている状態で、JCばかり真剣にやるようになりました。そんな都合のよい日が続くはずもなく段々状況が変化していきます。


本来ネットビジネスは先行者メリットを生かしていけば勝ちやすいビジネスなのですが、簡単に儲かっていたので正直「こんなの簡単だと」舐めていたのでここでも本気でやっていなかったんですよね。

他のアパレルメーカーがフォーマルは儲かるらしいと、どんどん参入が増えてきました。また競合が増えてくるのと同時にもう一つの環境変化が訪れます。

それまではラブリークイーンから安定的に商品が仕入れられていたのですが、在庫過多だった商品をほぼ仕入れしてしまい、新たな商品が仕入れられなくなってきたんです。結局2年目で金脈を掘りつくしたんですよね。

販売商品が無いので生産するしかなく、元々の利益率の高いビジネスモデルから外れ、アパレルメーカーとして生産をして販売することになったんです。


本来は4~5万円するものが15,000円で買えるので価値があるのですが、やはり「餅は餅屋」プロでもない私が生産するとなるとそれなりの商品しか出来ないんですよね。

商品の質も下がり、仕入れ価格も倍くらいになる中で競合他社と同じ土俵で戦うようになりました。それでもスタートしたころのレビューが残っていたり、多少ノウハウがあったりしたので何とか続けていました。

スタートした時の余力のあるうちにもっと真剣に取り組んで、基盤を作っておけばよかったのですが、もう後の祭りです。

大手メーカーのコバンザメ商法から、一気に零細アパレルメーカーになり、打つ手を見つけられないままビジネスを続けていたんです。


「ビジネスは良いときにこそ未来の基盤を作らなければいけない」「そのビジネスモデルは継続性があるか」という2点は大きな学びになりました。

そんな時にまたまた転機が訪れますが、長くなりましたので続きはまた次回にしたいと思います。


ぼんぼん社長シリーズはこちらから


今日の一言
調子が良いときこそ未来のためにお金と時間を投資する
成長するための実践行動
・新しいビジネスモデルを見つけた時に永続できるかを考える
・余力のある時に未来の基盤を作る
・常に未来をイメージして行動する

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