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お風呂屋さんで。(2)

お風呂屋さんといっても、小さなスパみたいなもの。

今日は朝から「暴炎警報(35度越えると出るらしい)」が警戒音と共に届いた。あら、そんなに暑いんだ?!だったら、空いているね・・と思い、息子を塾に送りながら行ってみた。やっぱり空いていた。

去年の末に転んで折った左腕が、まだ多少違和感があるので、温かいお湯に浸かって、筋の辺りを揉んであげよう。


そういえば、以前行った時、小さな男の子たちが面白かったっけ。

https://note.mu/kando_nuriko/n/n2dbde5dd3aaf


今日の日替わりお風呂は「漢方」のようで、お湯が黒く漢方の香りがする。これは湯治的にも、ちょうどいい。左腕を揉みながら、目を瞑っていた。

目を開けると、目の前に6歳ぐらいの女の子が同じ「漢方」のお風呂にいて、母親が向こうの方から呼んでいる。「○○ちゃん~、こっちおいで!」

すると、女の子が「まだ終わってないから、行けない!」・・だって?!

えっ?終わってないって、何が?この漢方のお風呂に浸かって、10でも数えるというの??と思い、その子の行動を見ていると・・・

スィ~~っと、お風呂にもぐり出した!!そしてもぐったり、顔を出したり、もぐったり顔を出したり・・・イルカのように気持ちよさそう~に、軽く泳いでいた。あら、お上手ねぇ~スイミングにでも通ってるのかな?!でも、目は開けちゃダメよ~、痛くなるかも知れないからね。

そして「終わった!」といいながら、ケロッとした顔で、母親のところに行く。ふふふっ、子どもにとっては、楽しい遊び場だよね~?!

あっちの方には本格的に、ピンクの水中眼鏡を手にぶら下げて、浅瀬の冷水のお風呂で遊んでいる4歳ぐらいの女の子もいる。

(注:こちらの国は小さな子どもには特に寛大で、人の迷惑にならなければ周りの大人も以外と自由にさせてあげます。)

さっきのお母さんは、女の子の体を洗ってあげて、今度はそのピンクの水中眼鏡の子のところに行く。あ~この子たちは姉妹で、あの人がママね。

ピンクの子は待ってましたと言わんばかりに、お母さんに近寄って、今度は大きなプールのような冷水のお風呂に、お母さんと一緒に入っていった。なるほど、これを待っていたんだ。遂に、ピンクの水中眼鏡~~装着!!

そして、その冷水のお風呂で水泳の練習開始~(笑)

足は地面につくのかな?!

お母さんに抱っこしてもらって、しがみ付いている方が、温かくていいよね?!しがみ付いているので、練習にはならず・・・(笑)

ちょっとしたら出てきて、お母さんはあっちに行っちゃった。

すると、イルカの子とピンクの子が、今度は漢方のお風呂にやってきた。(お風呂は黒くても温度がぬるかったので、あの子達にはちょうどいい遊び場だったようです。)

ピンクの子が言う「お姉ちゃん、おかしいよ。指だけおばあちゃんみたいに、しわしわになっちゃった!!」と、手のひらを見つめてる。

そうよね~そうだった!!!小さい頃には、誰でも不思議に思ったことだ。私もそうだったし、娘も息子もこの子と同じことを聞いてきたっけ?!

その人類の質問は、お姉ちゃんの関心を引くことができなかった!またイルカのように、もぐったり出たり、もぐったり出たりしてる。お姉ちゃんにとっては、もう卒業した質問だよね、それは(笑)

ピンクの子も質問の答えよりは、お姉ちゃんがもぐったり出たりしている姿に刺激を受けて、ピンクの水中眼鏡を装着して、黒くてぬるい「漢方」のお風呂にざぶ~ん。

その同じお湯の中には、このおばちゃんしかいないね・・

そういえばこの間ず~っと、このお湯に浸ってたし(笑)

この、かわいいイルカさんたちの、舞台を提供するために・・・

家から持ってきたグレープフルーツ・ジュースでも、飲みに行こうかな~♡


お付き合い、ありがとうございました!


拙い文章を読んで頂いて、ありがとうございました。 できればいつか、各国・各地域の地理を中心とした歴史をわかりやすく「絵本」に表現したい!と思ってます。皆さんのご支援は、絵本のステキな1ページとなるでしょう。ありがとうございます♡