日本語クラスの授業で。
以前、近所の生涯学習センターで、日本語を教えていた時の生徒さんたちとは今でも交流があって、仲良くさせてもらってます。
とっても良い人達が多くて、人生の先輩たちとしても、いろいろと学ばせてもらってるんです。
その方たちは私が辞めてからも、自主的にクラスをつくって日本語を勉強して下さっているので、私もバックアップしながら、今では若くてきれいな「ゆかり先生」と勉強してらっしゃるんですね。
先日授業が終わって一緒にお食事をさせてもらった時に聞いた、最近の授業内容にとても感動したので、ここに揚げておきます。
それは、谷川俊太郎氏の詩「生きる」でした。
生きる
谷川 俊太郎
生きているということ
今生きているということ
それはのどがかわくということ
木もれ陽がまぶしいということ
ふっと或るメロディを思い出すということ
くしゃみをすること
あなたと手をつなぐこと
生きているということ
いま生きているということ
それはミニスカート
それはプラネタリウム
それはヨハン・シュトラウス
それはピカソ
それはアルプス
すべての美しいものに出会うということ
そして
かくされた悪を注意深くこばむこと
生きているということ
いま生きているということ
泣けるということ
笑えるということ
怒れるということ
自由ということ
生きているということ
いま生きているということ
いま遠くで犬が吠えるということ
いま地球が廻っているということ
いまどこかで産声があがるということ
いまどこかで兵士が傷つくということ
いまぶらんこがゆれているということ
いまいまが過ぎていくこと
生きているということ
いま生きているということ
鳥ははばたくということ
海はとどろくということ
かたつむりははうということ
人は愛するということ
あなたの手のぬくみ
いのちということ
こちらの皆さんも、とても素敵な詩だとおっしゃってました。
授業ではこの詩を読んで吟味し、お一人ずつ「生きる」という主題で詩を書くことが宿題だったようです。
皆さん「難しいなぁ~!」と言いながらも、とても楽しそうでした。
ゆかり先生~お上手~~♪♪♪
これからも、素敵な皆様方に・・
美しい日本語を始め、日本文化を教えてあげて下さいませ~m(__)m