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母と娘って。

10月に入り、少し秋らしくなって参りました。

早いもので、今年も残り3か月を切ったんですね。


少し前、娘ちゃんの夢の中に母親が出てきて、私にパールのネックレスをくれたお話は、こちらでさせていただきましたよね。


それでね、人生振り返ってみると、母親の命日など何もしてあげれなかったなと思ったんです。
もちろん、命日に何もしていないぐらいなので、春分の日や秋分の日も意識したことがなかった、というのが現実だったんですね。

海外にいると「暦(こよみ)」が違うこともあり・・・
(☝いいわけでもありますが 泣)
何よりも忙しい日々を過ごしてきましたので、そういうことはすっ飛ばして生きてきたことを、最近つくづく反省しております、はい。

なので今回の秋分の日には、母親のお墓参りにでも行こうかなと思ったのですが、それよりも娘ちゃんからもらったパールのネックレスをして、1日お母さんと一緒に対話をしながら過ごしてみようと思ったんですね。

スケジュールとしては、まずは母親が好きだったモンブランを食べに行って、近くの温泉に浸かってから、仕事終わりの1杯のビールが大好きだった母親と一緒に~~家飲みする!!

なんか一緒に過ごそうと思ったら、本当にそばにいるようで・・・
そのスケジュールを決めた時から、なんとなくワクワクしている母親を感じました。


まず母親が好きなモンブランを、せっかくだから友人が焼いてくれる秋限定マロンパンケーキがとても美味しいというおすすめだったので、それだったらお母さんも喜ぶだろうと思い~~、行ってまいりました!


秋限定マロンパンケーキ!
ひとりで食べれるかなと思ったのですが、朝抜きして行ったら~ペロッと食べちゃいました💕


こんな日にとって、この窓際の席はちょうどいい場所でした。


たまたまお店に入って誘導された場所が、一番奥の2席が2セットだけある、こもった空間だったんですね。

そしてちょうどその時、隣には80前後のおばあちゃんがお一人でいらっしゃいました。

そのおばあちゃんも秋限定マロンケーキをひとりで召し上がっていて、何やら電話した後、私よりも少し若そうな娘さんがのちに来たんですね。
そしてその娘さんが、おばあちゃんのマロンケーキを半分食べていたんです。

それも、たわいもない母と娘の会話をしながらです。
(席が近かったので、聞こえてきちゃいました。)

「なるほどねぇ。
 お母さんが生きていたら、ちょうどこんな会話をしていたんだろうね・・・」


それから、その親子が帰ってから、次にその席に来た方々も母と娘のペアで、ちょうど母親がいた頃の年齢に近いお母さん40代と、娘さんはあの時の私ぐらいの20歳程度の子でした。

私も食べ終わって、本を読んでいた時だったんですが、引き続きお隣の母と娘の会話が聞こえてきました。

それは毎日仕事が忙しいという母親と、アルバイトをしながらお金をためて、今は1か月ぐらい休んでいるという娘さんの会話だったんですね。


「いやいや~、これはまたすごいね!
 ちょうどあの時の母親の姿と、あの時のノー天気な私の姿と一緒だね・・・」


お隣のお母さんは、最後まで娘さんの今後が心配そうでした・・・
母と娘なんて、そんなもんなんでしょうね。


それから近くの温泉に行くと、またそこでも母と娘で来られている方々の多いこと!!

「おかあさん、温泉、きもちいいね・・・
 ・・・背中、流してあげたかったな・・・」


それから、スーパーで母親が好きだったカキフライのお惣菜とビール2本買って、お家で乾杯しました。


「お母さん。
お母さんが亡くなった時って44歳で、私が22歳だったけど・・・
 
あの時は自分の2倍生きたんだから、辛い人生を生きるよりは、ちょうど いいんじゃない?!

なんて、何も考えず思っていたけどさ~~

わたしがもう、〇0歳になってみて・・・・
44歳って本当に若かったんだなぁ~~~て、つくづく思うよ・・・・。

孫の顔も、直接見たかったでしょうね・・・

今回孫にお願いしたパールのネックレス、ちゃんと頂きました。

私が欲しいっていった時、『大きくなったらあげるね』っていったことを覚えていたんだね・・・・

ありがとうございます。大切に使わせていただきます・・・    」



最後まで、お付き合いありがとうございました。




拙い文章を読んで頂いて、ありがとうございました。 できればいつか、各国・各地域の地理を中心とした歴史をわかりやすく「絵本」に表現したい!と思ってます。皆さんのご支援は、絵本のステキな1ページとなるでしょう。ありがとうございます♡