なんで僕は「火花の漫才」に感動するのか
こんにちは。
東京感動研究所のたつです。お笑いが好きです。
普段は広告代理店でメディアコンサルの仕事をしながら
「何が人の心を動かすのか」を真剣に考えてます。
今回はピース又吉さん原作のドラマ「火花」に感動したので、
その理由について考察したいと思います。
僕には「ちょっと泣きたいな」と思った時に観る動画が何本かあります。
ドラマ「火花」最終話冒頭の漫才(10分弱)はそのうちのひとつです。
10分弱で生(せい)の実感を得ることが出来るので非常にコスパがいいなと思っております。
※泣いてるときって何か凄い生きてる感じしますよね
さてこの、「10分弱で人を泣かせる力」をもった漫才。
どうして僕は「火花の漫才」に感動するのでしょう。
漫才の背景
売れないお笑いコンビ、スパークスのふたり(徳永・山下)は
芸人として、金銭/お笑い哲学/業界内政治など様々な試練を通過しますが
努力の末、舞台での成功を収めテレビ出演も果たします。
しかし最終的には様々な事情、特に山下の家庭の事情でコンビを解散することになったのです。
そしてこの10分は、芸人人生最後のライブで披露した漫才です。
感動の理由
徳永は漫才師になるのが子供のころからの夢でした。
プロの漫才師になることそしてなり続けることは
とても厳しくて地道でした。
周りの酷評/売れていく後輩たち/相方の反対の中でも
徳永は自分の感性を大切に守り続けました。
そうやって真剣にお笑いに向き合っている徳永を知っているからこそ
子供のころからの夢を諦めさせる相方山下も責任を感じていました。
しかし漫才中の徳永は芸人を辞めることへの後悔を一切口にしませんでした。
自分の事情や感情に執着する代わりに、
ファンや関係者そして相方への感謝の気持ちを
徳永らしく力強くユーモラスに伝えました。
もしも漫才中に徳永が「本当はもっと続けたいけど」「続けていたらどうなっていたのか」など、自分の感情に言及していたら
ここまで感動の漫才にはならなかったのかなと思います。
今日の教訓
お金/地位/名誉/愛/評価・・
誰にでも自分にとって大切なものがあると思います。
でも大切だからこそ、それ以上に相手のことを思うときに
人の心を動かす力があるのだと思いました!
自分にとって一番大切なものに執着せず、それ以上に相手への感謝を伝える
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