主食用コメ700万トン割れ、日本の未来は
「農林水産省は27日、令和4年産の主食用米の生産量が673万トンになるとの見通しを公表した」というニュースが流れた。
ヤフーニュースを見ると「コメ生産量、初の700万トン割れ 転作進み国の目標ほぼ達成」「コメ生産最少673万トン見通し 22年産、転作進み作付面積減」と見出しがある。
減反政策で田んぼを使わせないようにした後には、「転作」を進める。米以外のものを作りましょう。
ウクライナから小麦が来ないと騒ぐのなら、日本で自給できる米について、もっと声を上げなければならないのに、世界の食糧不足をしりめに、我が日本では、米を作るな作るなという。
小麦にしても、昔は麦畑がいっぱいあって、麦畑の上をヒバリが飛んでいた。
日本で作るより安くていいと、輸入輸入輸入となる。
米より麦だ。パンだウドンだパスタだラーメンだと小麦粉を消費させる。
米だって、今は米粉がブームになっているのだから、もっと米を使えばいいのに、そっちには声をかけない。
役人は、日本の将来を考えているのだろうか。
小麦が輸入できなくなる、小麦が高級品になる未来は、すぐそこ。
ついでに米が消えていく日本の未来もすぐそこ。
そもそも日本は豊葦原の中つ国で、葦の生える水の国。水辺の植物である稲が育つには最適な国なのだ。昔の人は、いろんなところに水を引き、田んぼをたくさん作った。日本の風景、棚田なんてその典型だ。
水の多い日本では、田んぼが自然のダムとなって、大雨が降っても、多くの水を田んぼにためることができた。
大量の雨水を田んぼがためていた。
その田んぼがなくなって、ただの草原と化していく。
山には杉をたくさん植え、植えるだけで、大きくなっても手入れをしないので土砂崩れをすぐに起こす土地となった。
未来を考えていない。
杉については、計画が狂ったのなら(戦後は、杉が日本の復興には必要になると思ってたくさん植えた)すぐに方針転換しなければならない。それをしない。
田んぼの未来は考えない。
大雨対策は農水省の管轄ではないから考えない。
食糧問題すら考えないから。日本の頭脳はどうなっているのだ。
せめて我々国民にできることは、
米を食べること。
米粉を使うこと。
小さな抵抗をしよう。
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