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家事楽な家づくり&自己紹介

はじめまして。最近「家事楽な家づくり」を考える建築士の北瀬幹哉(環デザイン舎)です。

東京の設計事務所で修業後に、妻の郷里福島県いわき市へ2010年に移住し独立開業しました。移住後に東日本大震災を経験しながらも、この土地はいいところだなと、地の利を味わいながら建築設計と野菜づくりなどに励んでいます。

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今までに設計させていただいた設計事例です。詳しくは以下の環デザイン舎HPからご覧いただけます。

家事楽な家

このnoteでは、「家事楽な家づくり」について書いていきます。今まで様々な住宅等を設計してきましたが、最近リノベーション住宅設計中のお施主さんから「家事を楽にしたい。」とリクエストいただだきました。

家事を楽にする家。当たり前のようで、今までなかったリクエスト。冬寒くなく夏涼しく快適な家が欲しい。趣味の部屋が欲しい。収納がたくさん欲しい。地震や洪水でも安心できる。古い建物を活かしたい等の要望に対し設計案を考えてきました。家事面では、奥さんが、料理しやすい、洗濯がしやすいようにキッチンや水まわりを部分的に考えるということはありました。

210601家事楽TOP

今回のお施主さんは共働きで育児も夫婦で分担。それ故に「家事全般が楽な家」になったと思います。お施主さんと家事楽なプラン検討を進めていくうちに、今までの家づくりとは異なる視点が必要なことが分かってきました。今のところ「家事楽な家づくりのヒント5」という五つの視点で考えられそうです。

1.収納楽

収納楽

収納楽は、すべての大前提になります。
まずは、とことん捨てましょう。捨てて、選んで、配置して。捨てにくい場合は、一時保管。片づけ慣れてくると、捨て方の感覚が養われます。一時保管したものは、後で見直すと捨てやすくなります。一緒に片づけ始めたお施主さんからは「モノが減ると管理しやすくなりますよね。」と感想いただいています。

2.洗濯楽

洗濯楽

洗濯楽は、洗濯の手間を集約化させ楽にします。
基本は室内干しが効率よくできること。衣類を収納しやすくすることになります。洗濯の方法自体見直し中。乾燥、除湿させるための家電を選ぶコツもあります。洗濯動線考えたプランニングが大事。

3.炊事楽

炊事楽

炊事楽は、料理と配膳の時短を目指します。
調理は効率。使いやすい道具配置、キッチンレイアウトが影響します。家電調理器具は使いこなせれば料理の時短化図れます。レシピのつくり方も大事。効率的な調理と配膳、収納を考えたLDKの間取りづくりも影響します。

4.掃除楽

掃除楽2

掃除楽は、ササッとふき取りやすい環境づくりを目指します。
収納楽、片づけが進んでいれば掃除しやすい環境になっているはず。モノを減らして浮かして、ササッと掃除しやすい環境づくりへ。使う掃除道具に応じた収納設計や設備、建材選びとデザインも大事です。

5.間取楽

間取楽

間取楽は、すべての集約となります。
収納楽、洗濯楽、炊事楽、掃除楽を反映した間取づくり。各楽の相互関係と土地の条件、住まい方の要望のバランスをとってプランニングします。よりシンプルに効率的な間取づくりが快適な暮らしにつながります。

以上、5つの家事楽の概要を紹介しました。まだまだ模索中です。建築的なハード面だけではなく、暮らし方のソフト面も考える必要があります。だから、家のつくり方と暮らし方の両方の情報を整理していきたいと考えています。以下のHPへまとめていきますのでご覧下さい。

家事は楽にできる

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福島県いわき市へ移住して取り組んだのは、無農薬、有機肥料で野菜をつくること(趣味です。写真は以前収穫した夏野菜)。料理が好きなので、素材から美味しいものをつくりたかったから。近くの畑で野菜をつくれば、野菜を買いに行く手間は軽減されます。これも買物という家事が楽になることかなと思います。それ以外にもお施主さんに刺激され家事楽な方法を試し出すと発見の日々です。

我が家も夫婦共働き。だから自分も家事全般やります。しかし、家事を楽にする、楽にできる方法があるということを、真剣に考えてこなかったことが悔やまれます。家事が楽になると、その分休めます。いや、その分仕事できるとも言えます。

個人的にも、家事を楽にする方法と共に、家事を楽にできる家づくりは、これからの共働き、というか、夫婦ともに働ける時代には必要だなと思うので、試行錯誤なこと、参考になったことなどを書いていこうと思います。

どうぞよろしくお願いいたします。

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