2023ルヴァンカップ第1節「横浜F・マリノスvsジュビロ磐田」超主観的振り返り|控えメンバーの意地
2023年3月8日、ルヴァンカップが開幕。ジュビロ磐田は昨年J1王者の横浜F・マリノスと対戦し0-1で敗戦しました。
ニッパツ三ツ沢球技場で行われたこの試合をスカパーでリアタイ観戦しました。
敗戦したものの、強度と速さでJリーグトップのマリノス相手に十分な戦いを見せてくれました。
スターティングメンバー
いやあ、ヤマハスタジアムでもこのメンバーが見たいっすね。
ゴールキーパーは今季初陣の三浦龍輝。
満を持して鈴木海音、古川陽介、後藤啓介がスタメンで出場。ジュビロの若き選手達が揃いました。
そして、藤川虎太朗が二年振りのジュビロでの実戦です。先日静岡新聞運動部の報道で負傷離脱していたことが明らかになりましたが、ようやく公式戦出場となりました。
元マリノスメンバーとしては、大津祐樹がスタメンに入り、古巣対決に臨みます。山本義道はスタメン入りとはなりませんでしたが、後半から途中出場しました。
私のnoteでの振り返りでは、相手チームのスタメンは紹介しないのですが、今回は敢えてマリノスメンバーも紹介します。
マリノスはガチメンじゃないですか?
なんと豪華なメンバー!
このマリノスとジュビロの若手・控えメンバーがどこまでやれるのか非常に楽しみな一戦となりました。
藤川虎太朗の躍動
前半17分、中盤でボールを奪ってジュビロがカウンター。藤川虎太朗がドリブルで運び、左を走っていた大津祐樹にパスを出し、折り返したボールを藤川虎太朗がニアでシュート。
惜しくも外れましたが非常にいい攻撃の形を作りました。
横内監督の表情も写りましたが、非常に悔しそうな表情だったのが印象的でした。恐らく狙っていた攻撃の形だったのでしょう。
久々にジュビロのユニフォームを着て戦う藤川虎太朗の姿を観ることができ感慨深いものがありました。後半37分で交代となりましたが主力メンバーのポジションをうかがうようなプレーができたと思います。
龍神セーブ連発
今年のリーグ戦では梶川裕嗣が正GKとして出場しているため、今季初出場となった三浦龍輝。
この試合でも、昨年までジュビロを何度も救った龍神セーブを連発しました。
前半29分、藤田譲瑠チマ選手のシュートを弾きます。
前半35分、ヤンマテウス選手のシュートを身体正面で止め、そのこぼれ球を再びヤンマテウス選手が押し込もうとしますが、これに対しても三浦龍輝が反応。マリノスの決定機を防ぎます。
更に前半42分、アンデルソンロペス選手の力強いミドルシュートも弾きます。
龍輝の反応の良さとセービングの上手さは健在で、リーグ戦での正GKでも全く問題ないプレーを見せてくれました。
マリノスがオウンゴールで先制
後半に入り、49分、エドゥアルド選手からの長いパスが前線に配球されます。
これ、本当に綺麗にボールが出たんですよね。素晴らしい精度のパスでした。敵ながらあっぱれです。
ヤンマテウス選手が受けてドリブル。小川大貴も全速力でくらいつきますが引き離され、折り返しのクロスに対し、鈴木海音が足をだしてブロックに行きましたが、海音の足に当たったボールはジュビロゴールへ。
オウンゴールでマリノス先制となり、これが決勝ゴールとなりました。
海音も足を出すしかないプレーだったと思うし、もし足に当たってなかったとしても、背後にマルコスジュニオール選手が走り込んでいたので、失点の可能性が高かったですね。
もうこれは仕方が無かったと思います。
後半も押し込むジュビロ
先制されましたが、ジュビロは下を向かず攻め続けます。
67分には大津祐樹がシュート。
74分には鈴木海音がヘディングで合わせたシュートは惜しくもバーを叩きます。
あと一歩だったんですけどね。ジュビロはシュートやクロスの精度で依然として課題を残す結果でした。
一方で、攻撃だけでは無く守りも固いマリノス。ゴールを割らせません。こういう所が王者のプレーなんでしょうね。
意地を見せた控えメンバー
敗戦でしたが、王者マリノス相手に思った以上の戦いを見せてくれました。
横内監督は試合前のインタビューで、
とコメントしていました。
その言葉通り、王者に対してオウンゴールの1失点に抑える戦いをしてくれました。
横内監督が目標に掲げた「基盤づくり」「成長」。
年始からのトレーニング、鹿児島キャンプ、練習試合、J2リーグ開幕3試合を経て、その成果が少しずつ出始めているのではないかと思いました。
また、昨年までのルヴァンカップや天皇杯では、どうしても主力メンバーに比べて練度という面で、ちぐはくなところが出ていました。
しかし、今日のマリノスとの戦いでは、主力メンバーに負けられないという「控えメンバーの意地」が見えた戦いでした。
横内監督が期待していた、悔しさをパワーに替えた戦いに臨むことができていたように思います。
一方で課題もまだまだあって、更に失点を減らす取り組みや、決定機を決められない状況への改善など「基盤づくり」は道半ばと思います。
次の戦いはJ2リーグ第4節アウェイ大宮アルディージャ戦。
この試合に勝って、山形戦の勝利に続く連勝を飾って一歩一歩前に進んでいって欲しいと思います。
今日の試合終了後、アウェイの応援に駆け付けたジュビロサポーターの様子がジュビロ磐田公式Twitterにアップされていました。
ゴール裏のジュビロサポーターは、挨拶に来た選手に対して大きな拍手と共に
土曜日(大宮戦)勝とう!
次勝とう!
ジュビーロ磐田!ジュビーロ磐田!ジュビーロ磐田!
の掛け声で激励していました。
現地に応援に駆け付けたジュビロサポーターもきっと今日の試合内容から選手達の意地を感じ取ったのだと思います。
今日の敗戦を無駄にしないためにも、次の大宮戦に絶対に勝ちましょう。
最後までお読みいただきありがとうございました。
ジュビロ磐田のファン・サポーターに歓喜が訪れることを願って。
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