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更なる武者修行へ 三木直土へのエール

2023年のジュビロ磐田は補強できませんが、2022年の所属選手をほぼ維持することができました。

また育成型期限付き移籍中だった針谷岳晃、藤川虎太朗、中川創、鈴木海音が帰還し、若い選手層も厚くなりました。

1月9日、横内昭展新監督指揮のもと大久保グラウンドで練習開始した「新生ジュビロ磐田」は新たな船出をしました。


一方で、J3で更なる武者修行を続ける若手選手がいます。

三木直土清田奈央弥です。

この2人は2020年ジュビロ入団の同期。

三木直土は、2022年藤枝MYFCで1シーズン通して在籍しましたが、2023年は福島ユナイテッドFCに移籍し、新天地でプレーすることになりました。

1.2020年:順調だったデビュー

コロナ禍が日本全国を覆った初年となった2020年。

Jリーグは2月の第1節を消化して、6月まで中断。再開後は12月まで超過密日程で試合を消化するという、極めて異例の年になりました。

三木直土はその2020年にデビューを果たします。

J2リーグ:15試合出場(496分)・2得点。

ルーキーイヤーとしては悪くない成績だと思います。

ちなみに、2022年ルーキーの古川陽介
J1リーグ:7試合出場(139分)・1得点
です。

古川陽介はJ1で戦ってたので単純比較はできませんが、それでもここ数年のルーキーの中でも三木直土は、なかなかの成績だったと思います。

2.2021年:試合に出られない日々

翌2021年は、一転して出場機会が無くなりました。

この事情については推測でしか言えないのですが、この年は三木直土に限らず同年代の若手選手の出場機会が激減した年でした。経験のある選手中心の固定メンバーで戦っていた傾向にあったと思います。

下表に2020年と2021年のJ2リーグ出場試合数と時間をまとめました。
明らかに三木と同年代選手の出場機会が無くなったのが判ります。

吉長真優は2021年の天皇杯で負傷した影響もありますが、2020年に15試合出場した三木は2021年でたった1試合で1分しか出場できませんでした。

2021年は、J2優勝という最高の結果を得ることはできました。若手に出場機会を与えるという観点では難しい年になってしまいました。

翌年2021年5月に公開された【EMOTIONS】#2で、三木直土は2020年は良くできた方だと語っていたものの、2021年で出場が激減した現状に少なからず焦りを抱いていました。

翌年2022年は、J1での戦いになるジュビロですが、J1での出場機会の可能性を考えた場合、三木直土本人も相当悩んだと思います。

藤枝MYFCへ育成型期限付き移籍で武者修行をする選択をするのは必然だったのかもしれません。

自分の成長の為を考え、藤枝MYFCへ移籍することに決めました!
成長した姿で帰って来られるように覚悟を持って行ってきます!

三木直土コメント:ジュビロ磐田公式ホームページより

「自分の成長」とありますが、選手は試合に出場しなければ、成長は無いのだろうと思います。

出場機会さえあれば、2020年以上の成績を残す実力はきっとあるはず。

将来のジュビロでのストライカーを目指してほしい。そんな思いで藤枝での活躍を祈りました。

3.2022年:藤枝MYFCでの戦い

出場機会と成長のため藤枝MYFCに移籍して挑んだ2022年でしたが、結果としては、

J3リーグ:11試合出場(223分)・0得点

という成績に終わりました。

藤枝MYFCはJ3リーグ2位でJ2昇格という素晴らしい結果をのこしましたが、三木直土が出場機会を獲得できたかというと、それは否と言わざるを得ません。

1年間応援ありがとうございました。そしてJ2昇格おめでとうございます。
今年はチームの勢いとは反対になかなかチームに貢献できず、悔しく苦しいシーズンでした。
また自分を見つめ直して頑張ります!
J2でのご活躍を期待しています!

三木直土コメント:藤枝MYFC公式ホームページより

このコメントからも率直に苦しいシーズンだったことを語ってます。

藤枝での三木出場の試合を観ることができていないので何とも言えないのですが、福島に環境を変えてチャレンジする選択は良いと思います。

4.2023年:福島ユナイテッドFCへ

2023年は福島ユナイテッドFCに移籍する三木直土。

この一報を聞いた時、「良い所を選んだなあ」と率直に感じました。

なぜなら、福島の監督は服部年宏さんであり、2020~2021年にジュビロで三木直土をコーチとして指導している経験があります。

また、チームメイトにはジュビロ同期入団の清田奈央弥が同じく育成型期限付き移籍で2022年に引き続き福島でプレーします。

更に、ジュビロ時代の先輩である大武峻が在籍しており、そして、2023年からは元ジュビロの宮崎智彦が福島に加入することが決まりました。

ちなみに、大武峻も清田奈央弥と共に2020年ジュビロ入団組です。

2023年は福島で試合出場のチャンスを掴んで、是非J3得点王を狙うくらいの活躍をして欲しい。そして、将来のジュビロでのエースストライカーとしてJ1で戦える実力をつけてまた帰ってきて欲しい。

J3で無双する活躍を期待しています。

最後までお読みいただきありがとうございました。
ジュビロ磐田、そして三木直土のファン・サポーターに歓喜が訪れることを願って。

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