2023なでしこリーグ1部 第4節「静岡SSUボニータvsASハリマアルビオン」超主観的振り返り
負けた気がしない。
そんな一戦でした。
2023年4月8日、プレナスなでしこリーグ1部の第4節。静岡SSUボニータはホームゆめりあサッカー場にASハリマアルビオンを迎え撃ちました。
私は、今季なでしこリーグ初の現地参戦。
上位の好調ハリマを破って勝ち点3を奪いたかったところですが残念ながら1-2で敗戦。
攻めに攻めたボニータ。ハリマのキーパーの好セーブもあってなかなか得点できませんでした。
なでしこリーグ現地初参戦
なでしこリーグ初めての「ゆめりあ」
ボニータの公式戦を初めて観たのは、昨年2022年の皇后杯1回戦が初めてでした。この時は藤枝総合運動公園サッカー場での開催。
なでしこリーグはこれまで現地で観戦したことが無く、今季第1節~第3節まではYouTubeライブで観戦していました。
今回の第4節が、リーグ戦初の現地観戦でした。
第2節のホーム開幕戦は、雨天のため水溜りができていたゆめりあのピッチでしたが、今節は本当にいい天気でした。しかし、もの凄い強風。ロングボールなど風にボールが煽られそうです。
ピッチが近い!
ゆめりあサッカー場は、ジュビロ磐田U-18の試合を観戦したことがあるので知ってはいましたが「スタンドからピッチがめちゃ近い!」
メインスタンドのみの会場なんですが、写真のようにベンチの選手が目の前にいます。まるで一緒にベンチにで戦っているような感じですね。
試合前のアップも至近距離で観られます。
杏林堂のパンが最高
楽しみだったのがスタグル。
渡辺彩香選手が勤務する杏林堂薬局袋井下山梨店ベーカリーのパン。
驚いたのが、グッズやパンの販売をベンチ外の選手が担当していた事。専属スタッフだけでなく選手達も総出で試合を運営している事を改めて知りました。
開場早々に売店で購入しようとしたんですが、
目の前でパンを売っている方が、開幕から第3節まで出場し、今日はベンチ外だった三輪玲奈選手であることに気づき、いい歳してちょっと緊張してしまった私。声をかけることもできず、きっちりお釣りの無いようにお金を渡してパンをもらいました(苦笑)。
『エビとアボカドチーズの焼きカレーパン』
『クラウンメロンクリームコッペ』
の二種類。
「カレーパンの具材じゃないだろ!」ってくらい贅沢なエビとアボカドの味わいが凄くイイ。本当に美味しい。
コッペパンも静岡が誇るメロンの風味としつこくないホイップが合う。とくにこのパンがふわっふわで、メロンクリームとホイップと最高の相性。
「もう一個食べたいな」なんて思っていた所、即完売の場内アナウンスが。
これには、試合前のアップに入ろうとしていた渡辺彩香選手始めボニータの選手達も笑顔が広がっていました。
応援練習!
スタジアムDJのアナウンスに合わせて試合前に応援練習。
疋田祝華選手、石田小桜選手、ボニータのマスコットキャラクター「ぼにたん」が、今季から発売されたスティックバルーンを使っての応援方法を披露。試合前に盛り上げてくれます。
とはいえ、いわゆるサポーターによる「コールリーダー」がいません。
この試合では、ベンチ外だった小池真理選手他、4名の選手達がメインスタンドに座って、観客を先導する形で応援をしました。
試合の運営、応援などベンチ外の選手達も観客と一体となって作り上げるなでしこリーグ。Jリーグとはまた違った景色で、ますます応援したくなりました。
スターティングメンバー
前節ベンチ外だった小野田果歩がスタメン入り。
前節は3バックでしたが、今節は4バックに見えましたので恐らく4-2-3-1かと。前節に引き続き森田和伽が1トップの布陣。
(フォーメーションは筆者の独自見解です)
試合開始早々の失点
強風のゆめりあサッカー場。
ボニータの前半は風上だったので早い時間に先制したかったですね。
しかし、前半10分、山田優衣のパスをハリマの正野可菜子選手がインターセプト。内田美鈴選手がドリブルで運び切り返して、縦にパスを入れ山岸夢歩選手がシュート。ハリマが先制。
今季3試合全てで先制されているボニータ。今試合でも開始早々に先制されてしまいました。ボニータは試合の入りが課題ですね。
森田和伽 vs 竹下奏彩
この試合は、ボニータがガンガン攻めてたんですよね。非常に観てて面白い展開でした。
前半は、ボニータのFW森田和伽が裏抜けを見せ、ハリマのGK竹下奏彩選手と一対一の対決は非常に見応えがありました。
前半では、15分、19分、32分、36分と4回の対決。俊足飛ばしてゴール前に迫る森田和伽のプレーはワクワクしますね。
しかし、この試合のハリマのGK竹下奏彩選手がこ4回の一対一を全て防ぎきるという好セーブを見せます。
これは相手GKを褒めるしかないと思いました。
それにしても森田和伽が俊足を飛ばして走る姿はカッコイイ。今節は残念ながら得点できませんでしたが、今後きっと得点シーンがあるでしょう。期待しています。
前半終了間際に2失点目
相手GKのファインセーブに防がれてしまったボニータですが、前半終了間際の43分、ボックス内での攻防で千葉園子選手にゴールを決められてしまいます。
ハリマは前半シュート2本で2点。チャンスは絶対に逃さないという非常に決定力が高いチームですね。
後半 小川監督が動く
後半は、小川監督が動きます。後半開始から何と4枚替え。
渡辺 彩香 → 彦坂 桃花
上柳 歩美 → 原 海七
梅津 真央 → 高島 絢音
小野田 果歩 → 山本 心
更に、後半11分に最後の交代カードを切ります。
森田 和伽 → 土屋 佑津季
局面打開を図るため、小川監督は勝負に出ます。
土屋佑津季 追撃のゴール
後半11分、高島絢音が縦に鋭いパスを入れます。これは何度でも見られるナイスなパス。
これにピッチに入ったばかりの土屋佑津季が受けてボックス内に突入。
前半森田和伽のゴールを再三防いだGK竹下奏彩選手と今度は土屋佑津季が一対一の対決!
土屋佑津季は相手ゴール右サイドにボールを突き刺してゴール!
前半ボニータの攻撃を防ぎ切った竹下奏彩選手の壁を遂にこじ開けました。
前半に森田和伽が果たせなかったゴールを土屋佑津季が決めてくれたようで非常にスカッとしたシーンでした。
一進一退の攻防の末
土屋佑津季のゴールの後は、ハリマもボールを握りだしたため、一進一退の攻防となります。
後半38分には、コーナーキックからの大間由樹のシュートが惜しくも枠を外れるシーン。
後半41分には、山本心がGK竹下奏彩選手と一対一。しかしこれも惜しくも防がれてしまいます。
結局土屋佑津季のシュート以外はゴールネットを揺らすことができず、試合終了のホイッスルが鳴り響きました。
総括と次節に向けて
ボニータが攻めに攻めた非常に面白い試合でした。
しかし、相手のGK竹下奏彩選手がこの試合あまりにもスーパーでした。この壁をこじ開けることができなかったのは非常に悔しいですね。
とくに、前半森田和伽選手の快速で裏へ抜けるシーンはワクワクさせてくれました。
WOM(WOMAN OF THE MATCH)は、追撃のゴールを決めた土屋佑津季。
試合後、WOMの土屋佑津季のインタビューがあるんですが、その時選手はピッチ上に一列に並ぶんですね。その表情は悔しさに溢れていました。
昨年2部優勝という成績を引っ提げて1部に昇格してきたボニータですが、やはり1部は簡単には勝たせてくれないですね。
開始早々に先制されるシーンなど改善する点はあると思いますが、今日の攻める姿勢は続けて欲しいですね。観ていてワクワクするゲームでした。
次節は、4月15日第5節アウェイで朝日インテック・ラブリッジ名古屋と対戦。敵地で勝ち点3を奪って磐田に帰ってくることを願っています。
最後までお読みいただきありがとうございました。
静岡SSUボニータのファン・サポーターに歓喜が訪れることを願って。
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