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鬼門とは言わせない!ジュビロ磐田「夏場の戦い」

ジュビロ磐田は、2024年6月1日に第17節アウェイ広島戦を終え、中断期間に入りました。

次節は、約2週間後の6月16日第18節アウェイFC東京戦です。


先日、前回J1で戦った2022年と比較しようと思い、こんなグラフを作ってXでシェアしました。

17試合消化:勝点18

J2降格した2022年と全く同じ勝ち点でした(汗)。

今年の4月は勝利を重ねたので「今年は結構いい戦いできているんじゃないか?」と漠然と思っていたのですが、第12節アウェイ東京V戦、第13節ホーム鳥栖戦、第14節アウェイ札幌戦と3連敗を喫したのが痛かったですね。

2022シーズンのペースに戻ってしまいました。


ここからがまさに正念場。

中断明けからいよいよ厳しい夏の季節。


ただですね・・・。


私は2019年からジュビロ磐田の試合を見ているんですが、J1で戦った夏場の戦いはあまり良い思い出が無いんですよね。


夏場のジュビロは鬼門なんじゃなかろうか?


そこで前々回J1で戦った2019年の勝点も比較してみたのがこちら。

やっぱり夏に勝てていない・・・・。

ここでは、第18~26節を「夏場の戦い」と呼ぶことにします。

【2019年】第18節:7月6日 ~ 第26節:9月14日
【2022年】第18節:6月25日 ~ 第26節:8月19日

赤く囲った部分が「夏場の戦い」です。

夏場の戦いは、殆ど勝ち点が積み上がっていない事が判ります。

2019年と2022年は、共にこの夏場の戦いでたった1勝しかしていません。2019年は、夏場に入る前から負け続けているので、更に厳しかったですね。


ちょっと当時を振り返ります。


■ 2019年「夏場の戦い」

第17節ホーム川崎戦の終了後、名波浩監督が成績低迷の責任を取る形で辞任を発表。この試合は私もヤマハスタジアムに行きましたが、毎試合選手紹介の最後に歌われていた名波さんのチャントが歌われないという異様な事態に。それだけ当時の磐田は勝てず、サポーターもフラストレーションが溜っていました

夏場の戦いに入り監督は鈴木秀人さんが就任。第19節アウェイ松本山雅FC戦に勝利したものの、その後は3連敗。鈴木秀人さんは8月14日の天皇杯3回戦ヴァンラーレ八戸戦を体調不良で欠場。直後に退任となりました。

その後、小林稔さんが暫定監督として指揮を執った後、第24節ホームセレッソ大阪戦からフェルナンドフベロさんが監督に就任。しかしフベロさん就任後も監督就任ブーストは働かず3連敗を喫してしまいました。

なんと3人の監督が指揮を執ったという極めて異例の夏。

当時、ジュビロサポーター1年目の私。

「監督って、こんなに交代するの?」

と、さすがに驚いたのを憶えています。


そんな「夏場の戦い」で唯一の勝利がこちら。


【2019年 第19節 vs 松本山雅FC】
松本山雅 0-1 磐田

85分、ロドリゲスのゴールで辛くも勝利を奪った試合。

個人的に劇的だったのが、68分大井健太郎のヘディングでのビッグセーブ。今見ても興奮します。


■ 2022年「夏場の戦い」

第17節ホーム鳥栖戦でファビアンゴンザレスの大活躍により快勝した磐田。

ようやくラッソというエースストライカーが目覚めたことにより、勝てる形が見えたような気がしました。しかし、直後の第18節アウェイ川崎戦からラッソは謎の戦線離脱。

それに伴うかのように磐田は極度の得点力不足に陥りました。

第18節~第26節の「夏場の戦い」の9試合でたったの2ゴールという事態に。

そんな「夏場の戦い」唯一の勝利がこちら。

【2022年 第23節 vs 湘南ベルマーレ】
磐田 1-0 湘南

77分、金子翔太が意地で押し込んだゴール。この試合もなかなかゴールが決められず、虎の子の1点を何とか守り切って辛勝。

しかしその後も勝利から遠ざかり、第25節ホームエコパスタジアムでの浦和戦で0-6というクラブ史上最多得点差で敗戦するという屈辱を味わいました。

その翌日クラブは伊藤彰監督の解任を発表しました。


2019年と2022年は、いずれも秋口の残留争いに入ってから底力を出しましたが時すでに遅く、結局J2降格の憂き目にあっています。




そして今年もやってきた2024年「夏場の戦い」

2019年や2022年の磐田とは違う所を見せて欲しい。
横内監督のもと、昨年から積み上げをこの夏場にぶつけて欲しい。


出でよ!磐田の夏男!


私は、やっぱり夏の季節にはこの選手の活躍に期待したいです。


金子翔太!

2022年。チームが低迷する中、ホーム湘南戦でゴールを決めるなど夏場でコンディションが良かったのが金子翔太でした。

今年は開幕戦を最後にベンチ外が続き、悔しい時期を過ごしましたが第15節ホームエコパスタジアムでの浦和戦で復帰。殊勲の同点ゴールをたたき込みました。

また、昨年2023年J2の戦いでは、7月16日J2リーグ第26節ホーム藤枝MYFC戦で2ゴールを決める大活躍。

J1自動昇格圏に浮上しました。

今年も頼むぜ!翔太!


今年の夏は鬼門なんて言わせない!


最後までお読みいただきありがとうございました。
ジュビロ磐田のファン・サポーターに歓喜が訪れることを願って。

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