ジュビロ磐田 vs 清水エスパルス(練習試合)超主観的振り返り
2023年2月4日、ジュビロ磐田の鹿児島キャンプ最終日は練習試合の第4ラウンドとして、清水エスパルスと対戦しました。
静岡ダービーです。
鹿児島キャンプの総仕上げと言う意味で、J2優勝候補とも目されるエスパルスとの試合は、ジュビロの現在地を知る上でも良かったと思います。
今回もYouTube配信はありませんでしたので、結果しか知り得ません。公式発表とメディア取材情報をもとに振り返ります。
今回「サッカーの羅針盤」では無料公開記事があります。但し、選手と監督へのインタビュー記事は冒頭以外は有料です。
本noteでは、有料記事に関する内容には触れません。予めご了承ください。
【スポーツ報知】
【日刊スポーツ】
【中日新聞】
【サッカーの羅針盤(無料公開記事)】
【サッカーの羅針盤(冒頭を除き有料記事)】
今回は45分×4本。
トータル1-3でジュビロ敗戦という結果でした。
45×2本で1試合と見るならば、1試合目0-3、2試合目1-0で1勝1敗という見方もできますが、やはり勝敗よりも内容だと思います。
「サッカーの羅針盤」によれば
とあります。
ジュビロ側の出場メンバーの詳細は良くわかりませんが、やはり現状ではエスパルスの方が実力は数段上であることは間違いなさそうです。
ちょっと驚いたのは、ジュビロとエスパルスの情報公開量の差です。
今回のジュビロのキャンプでは、現地来場者とメディア以外には殆ど情報発信していないので、今回も試合結果のみの公開に留まりました。
一方のエスパルスは、Twitterでリアルタイムにスタメンとメンバー交代の戦況を公開し、公式ホームページにも出場メンバーの詳細(エスパルス側のみ)を掲載しています。
エスパルスは、ディサロ燦シルヴァーノ選手とチアゴ・サンタナ選手が得点。やっぱり決めるべき人が決めてます。
お久しぶりだったのはディサロ選手。恐らくギラヴァンツ北九州在籍時以来の対戦。
2020年のJ2第40節アウェイ北九州戦でジュビロは0-2で敗戦しましたが、この2点を決めたのがディサロ選手でした。
今回またもディサロ選手に2失点したことから、あの北九州戦を思い出してしまいました。ジュビロ側に変な苦手意識は無いと思いますが、リーグ戦では絶対にディサロ選手を抑えてもらいましょう。
ジュビロの得点は4本目に吉長真優。
サッカーの羅針盤によると、セットプレーからのゴール。エスパルスからゴールを奪ったことは、リーグ戦に向けて良い感覚を得られたのではないでしょうか。
吉長真優も今年で入団4年目になります。昨年は伊藤彰監督の起用に応えてJ1デビューを果たし、J1初ゴールも決めました。今年も右サイドからのアタッカーとして、前線で活躍できる選手になって欲しいですね。
真優のような若手がベテラン達を突き上げなければジュビロの未来はありません。
また、2本目には後藤啓介と古川陽介が途中から投入され、守備と攻撃にで活躍したのは朗報です。
このようにナイスポイントもあったジュビロですが、総合的にはエスパルスが数段上の位置にいることは、横内監督以下選手達も改めて認識したと推測します。
冒頭に申し上げたように、キャンプ最終日にエスパルス戦を組んだのは、試合の勝敗問わずジュビロにとって良かったと思います。
ジュビロの立ち位置が判っただろうし、課題も抽出できたはずです。
これを、開幕までの残り約2週間で横内監督と選手が課題を潰し込み、どのように肉付けするかが非常に重要なのだと思います。
しかし、サッカーの羅針盤で記載があったようにベース、すなわち横内監督が年始で目標に掲げた「基盤づくり」に着手し始めたばかりです。
キャンプ中の練習試合は、前年J1の清水エスパルスと前年J2で5位の大分トリニータに敗戦。J3からJ2に昇格したばかりのいわきFCに辛勝、鹿屋体育大学に勝利と言う結果でした。
もちろん、練習試合は色んなトライ要素や目的があって臨んでいると思うので、単純に勝敗だけでは測れません。
しかし、今回の練習試合の結果でジュビロの現在位置が大体想像ができると思います。
従って、リーグ戦の特に序盤~前半戦のジュビロは勝ち点が思うように積み上がらないこともあるかもしれません。個人的には、相当厳しい戦いになるのではないかと覚悟しています。
山田大記がキャンプ前に語ったトライ&エラーを繰り返す作業が続くと思います。それを勝ち点を拾いながら行うのは至難の業だと思います。
しかし、それもジュビロの成長過程と覚悟して見届けようと思います。
このように、今回の鹿児島キャンプで改めてジュビロは厳しい現実を突きつけられた結果になりました。でも、それを認識した上で開幕までの準備ができるという点ではポジティブに捉えて良いと思います。
清水エスパルス、大分トリニータ、いわきFC、鹿屋体育大学がジュビロの課題をあぶりだしてくれた。そんな鹿児島キャンプだったのならば、有意義なものだったと言えます。
2週間の鹿児島キャンプは終わりました。
選手達は、既に磐田への帰途に着いたそうです。本当にお疲れ様でした。
キャンプは、鹿児島の多くの皆さんの支えによって成り立っていることを毎年感じます。
鹿児島空港では嬉しいエールを頂いたようです。
磐田から遠く離れた鹿児島にもジュビロを応援してくれる人たちがたくさんいるかと思うと、本当にありがたいですね。
今回の鹿児島キャンプ及び練習試合は、一貫して情報発信を制限していたように感じました。
また、ここ数年のキャンプで恒例だったオフ時間の選手によるインスタライブも、鹿児島到着直後に松原后と古川陽介が短時間行ったのみで、キャンプ期間中は一切行われませんでした。
可能な限り情報公開を制限してキャンプに臨んだことは、基盤づくりに全集中(古い?)するために必要な措置だったのではないかと推測します。
キャンプ中にリリースがあった森岡陸の負傷離脱は非常に痛いです。また昨年負傷した大森晃太郎も開幕に間に合うか不透明です。そして、ファビアンゴンザレスの4か月の公式試合出場禁止処分の終了時期もリリースが無いので明確には判りません。
山田大記がキャプテン就任時に掲げたチーム「一丸」となって、残っている選手で開幕までにいい準備をしてくれることを願っています。
新生ジュビロ磐田が2月18日の開幕戦でどんな戦いっぷりを見せてくれるのか、待ち遠しくて仕方ありません。
最後までお読みいただきありがとうございました。
ジュビロ磐田のファン・サポーターに歓喜が訪れることを願って。
(トップ画像:常人 山内によるPixabayからの画像 )
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