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神戸戦のリベンジを果たすために リカルドグラッサ

2023年1月8日、ジュビロ磐田の練習始動の前日。リカルドグラッサの契約更新がリリースされました。

外国籍助っ人選手と言えば、かつてのルキアン、アダイウトン、ジェイのような、どちらかといえばストライカーを思い浮かべます。

でも、私は福岡のドウグラス グローリ選手や、岡山のヨルディバイス選手みたいなセンターバックで相手の壁になってくれる助っ人がいて欲しいと常々思っていました。

昨年2022年にセンターバックができるリカルドグラッサが来ると知った時には、そりゃもう嬉しかったです。

しかし2022年のジュビロは低迷しJ2に降格。ファビアンゴンザレスの二重契約問題による制裁も受けました。

2021年歓喜のJ2優勝から、2022年は悪夢のJ1最下位&J2降格。

まさにジェットコースターのような二年でした。

それでもジュビロには大半の選手が残留してくれました。
その中でもリカルドグラッサが残ってくれた事は本当に心強いです。




リカルドグラッサと言えば、神戸戦を語らずにはいられません。

2022年7月9日 第21節ホームヴィッセル神戸戦。

豪雨の中での試合でした。私もヤマハスタジアムに応援に行きましたが。あまりの悔しい敗戦。

ずぶ濡れになりながら、失意でヤマハスタジアムを後にしたことを覚えてます。

イニエスタが遂にヤマハスタジアムに降臨したこの試合。ヤマハスタジアムには13,256人が詰めかけました。これは、2022年ヤマハスタジアム開催試合での最多入場者数となりました。

イニエスタが絶妙なスルーパスで攻撃のスイッチが入るとジュビロのゴールに襲い掛かります。

前半8分。

武藤選手がGK三浦龍輝との一対一を交わし、無人のゴールへシュート、と思った瞬間にリカルドグラッサがスライディング!間一髪でジュビロの危機を救いました。

そして、前半20分、小田選手の左足のシュートをヘディングでブロック。

更に、後半24分、汰木選手のシュートをまたもヘディングでブロック。

この試合、リカルドグラッサは決定機を3度防いでいるのです。

まさに「This is リカルドグラッサ」というべき試合だったのが神戸戦だったのです。


それでも、勝利の女神はジュビロには微笑んでくれませんでした。


2022年夏場のジュビロは極度の得点力不足に陥っていました。

この日もリカルドグラッサが守備で奮闘するものの、攻撃では殆ど決定機を作ることができず、スコアレスのまま時計の針は進んでいきます。


悲劇は、後半28分に訪れました。


リカルドグラッサがペナルティエリア内で武藤選手を倒してしまい、PKを献上。結局このPKが決勝点となり、0-1でジュビロは敗戦となりました。

あれだけジュビロの危機を救ってくれたリカルドグラッサ。

そのリカルドグラッサがPKを献上してしまって敗戦。

ここまで奮闘してくれたリカルドグラッサが報われない試合なんて

「なんて日だ!」

と何度もつぶやきながら、雨に打たれながら駐車場へ歩いたのが忘れられません。




2023年はJ2での戦いなので、残念ながら神戸にリベンジを果たす機会はありません。

リカルドグラッサにはやっぱりJ1の舞台で戦って欲しい。

来年J1で神戸にヤマハスタジアムでリベンジを果たしてくれることを願って、今年のリカルドグラッサのプレーを楽しみにしています。

最後までお読みいただきありがとうございました。

ジュビロ磐田とリカルドグラッサのファン・サポーターに歓喜が訪れることを願って。


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