2023 J2 第11節「ツエーゲン金沢vsジュビロ磐田」超主観的振り返り
鈴木海音がJ初ゴール!
涙、涙、涙・・・・。
ジュビロ磐田「怒涛の9連戦」ファイナルラウンド。
2023年4月23日、J2リーグ第11節。ジュビロ磐田はアウェイでツエーゲン金沢と対戦。2-1で勝利!4月8日水戸戦以来のリーグ戦勝利となりました。
もうなんたって、今年栃木SCから帰還した鈴木海音のゴールが嬉しすぎたこの試合。
DAZNで観戦しました。
現地参戦の皆さんが羨ましいですね。応援お疲れ様でした。
スターティングメンバー
前節熊本戦からスタメン3人変更。
熊本戦は山本康裕&藤原健介のダブルボランチで挑みましたが、今節では再び遠藤保仁&上原力也に。また、CFは後藤啓介から大津祐樹に替わりました。
そして、古川陽介が3月18日第5節清水エスパルス戦以来のリーグ戦ベンチ入りを果たしました。
古川は直近のルヴァンカップ第4節横浜F・マリノス戦に出場しましたが敗戦。その悔しさを露わにしていただけに非常に楽しみなメンバーとなりました。
山田大記のトリックPKで先制!
開始早々に先制されて追いかける試合が続いていたジュビロ。今日こそは試合の「入り」を気をつけて、是非とも先制して欲しいと願ってました。
そんな前半9分、ボックス内でボールを蹴る体制になっていた山田大記を藤村慶太選手が後ろから倒してしまいPKに。
キッカーは山田大記。何と逆足の左足で蹴り込み先制!
そのトリックPKはサッカーダイジェストWEBにも取り上げられ、元ジュビロ磐田の大井健太郎も感心するツイートを上げていました。
第8節水戸戦以来のジュビロ先制。
町田戦、熊本戦、ルヴァンカップ横浜F・マリノス戦と、ビハインドの苦しい状況での試合が続いていたので、先制するとこんなに安心するのかと改めて感じつつ、追加点に期待が膨らみます。
鈴木海音 J初ゴール!
早いうちに追加点が欲しい。今季ジュビロが無失点で終えたのは第6節栃木戦のみ。
1点では心もとないと感じていた前半終了間際の44分、上原力也が上げたクロスを山田大記が折り返し、鈴木海音が押し込んで2点目!
鈴木海音は嬉しいJ初ゴールとなりました👏👏👏👏これが結果的に決勝点と。
動画を良く観ると、アシストした山田大記は、喜ぶ鈴木海音の頭をポンポンと叩き「おめでとう!」と言ってるんですよね。嬉しいじゃありませんか。
鈴木海音は2020年にJ2リーグに6試合出場しましたが、翌年ジュビロがJ2優勝した2021年は、出場試合時間ゼロ。2021年はJ1昇格に方針を全振りしたジュビロは、経験のある選手中心のほぼ固定メンバーで戦った年でした。
そのため2021年当時、鈴木海音や三木直土、吉長真優、清田奈央弥などの出番がほとんどなく、J2優勝という結果は得たものの若手にとっては不遇の年でした。
翌2022年は育成型期限付き移籍で栃木SCへ。栃木では主力として活躍しました。世代日本代表にも選抜され、2022年での試合経験が間違いなく鈴木海音を成長させたことと思います。
そんな鈴木海音がジュビロに帰還してスタメンの座を掴み、決勝点となるゴールを決めたことが本当に嬉しかったです。
横内監督は鈴木海音がJ初ゴールだったことを知らなかったようで、試合終了後のインタビューでは次のように語っています。
第5節清水エスパルス戦まで試合に出場できなかった鈴木海音でしたが、横内監督は努力を続けていた姿をしっかり見ていてくれてました。このように公の場で陰で成長していたことを話してくれるのは横内監督のニクイ所です。
GK白井裕人選手の壁
この日は金沢のGK白井裕人選手が立ちはだかりました。
ドゥドゥは30分、31分、61分と3本の決定的なシュートを放ちますが、いずれも白井選手の好セーブに阻まれました。
特に前半30分の弾丸FK。白井選手が間一髪右手一本で弾きそのボールがバーに直撃しゴールならず。
ドゥドゥは、この試合1~2点取れたんじゃないかと思うような素晴らしいシュートでしたが、白井選手のセービングの凄さに驚かされました。
ただ、遠藤保仁以外にドゥドゥもフリーキックを放てる選択肢があるということで、他チームへの脅威となるのではと期待しています。
また後藤啓介も56分に一対一の場面からシュートを放ちますが白井選手に正面でキャッチされてしまいました。
今回の白井選手のセービングに敵ながらあっぱれ。
スーパー過ぎました。
大津祐樹 渾身のシュート
前半44分には大津祐樹もシュートを放ちますが惜しくもバーを叩きます。もしかしたらGK白井選手も触っていたかもしれません。
今季まだゴールがない大津祐樹なので、なんとか決めたかったシーン。ただ、このシュートで足を痛めてしまい後半からは後藤啓介と後体になりました。
大津祐樹が万が一離脱となれば、ファビアンゴンザレスが出場できるまでCFが後藤啓介一人になってしまいます。ジャーメイン良もいるのですが、原因不明の離脱中です。
大津祐樹の負傷が大事でない事を願うばかりです。
またもセットプレーで失点
前半を2-0で折り返したジュビロ。
後半も入りを気を付けて、今日こそはクリーンシートでの勝利をと思っていたんですが・・・・。
後半開始早々49分に金沢のコーナーキックの場面。庄司朋乃也選手が頭でスラしたボールがあっさりとジュビロゴール内へ。
またもセットプレーからの失点。
ジュビロの今季最大の課題をまたしても突かれました形に。
ゴールが決まった瞬間「やられた」とばかり中川創が膝から崩れ落ちる様子が印象的でした。
私は思わず
DAZNが映るPCのキーボードに突っ伏して嘆いていました。
今季セットプレーが課題であることは横内監督もインタビューの度に語っていましたので、チーム内でも否が応でも共有されているとは思うのですが、なかなか修正は難しいものなんでしょうね。
横内監督も試合前のDAZNのインタビューで「トレーニングで修正する時間が非常に少なかった。ミーティング等で選手に伝えている」と語っていましたので、9連戦の過密日程では、なかなか対応できなかったのかもしれません。
お待たせ!FM Haroの実況
ジュビロ勝利のお楽しみ。FM Haro ジュビロライブスペシャルのハイライトです。今回の担当は須藤悟さん。
何と放送ブースの周りが金沢サポーターさんに囲まれている。っていうか観客席で実況してたのに驚き!専用放送ブースないんですね。
はじめは遠慮しがちだった須藤さんですが、ジュビロリードする展開にヒートアップする様子がナイスです。
総括と次節へ向けて
後半は失点し、金沢ペースで進みました。一歩間違えば同点の可能性もあっただけに勝ちは拾いましたが課題はありますね。
ただ、町田戦、熊本戦とドローが続いただけに、9連戦の最後を勝ち点3を奪って占めることができたのは良かったと思います。
試合終了後、鈴木海音がジュビロサポーターが待つゴール裏へ挨拶に向かうシーンが公開されました。
前述のようにジュビロ入団したばかりの時期は不遇の時期を過ごした鈴木海音だっただけに、祝福を受けるシーンに涙腺崩壊してしまいました。
約1か月に渡る「怒涛の9連戦」
ジュビロ磐田の選手、監督、コーチ、スタッフの皆さんはひとまずお疲れ様でしたと伝えたいです。
横内監督もようやく一区切りついた9連戦を総括し、次のように語っています。
特に控え組については、ルヴァンカップで札幌、鳥栖、横浜F・マリノスと強度の高いチームと戦えたのは大きかったですね。間違いなく成長につながったのではないかと思います。
ルヴァンカップはGS敗退となりましたが、アウェイ札幌・鳥栖戦が残っています。単なる消化試合にするのではなく、実戦での積み上げを期待したいと思います。
そして、横内監督もおっしゃる通り、短い期間かもしれませんがゆっくり休んでリフレッシュして下さい。また新たな戦いに臨む選手達を応援しようと思います。
最後までお読み頂きありがとうございました。
ジュビロ磐田のファン・サポーターに歓喜が訪れることを願って。
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