ジュビロ磐田 vs 清水エスパルス(練習試合)超主観的振り返り
ジュビロ磐田の鹿児島キャンプ最終日は「静岡ダービー」
2024年2月10日、鹿児島キャンプ中の練習試合第4ラウンド。
清水エスパルスとの練習試合が行われました。
配信はありませんでした。
公式Xからは、開幕前の重要な時期であることから配信しない事を改めて発信。
今回も、公式発表とメディア取材情報をまとめて振り返ります。
メディア情報
【日刊スポーツ】
【スポーツ報知】
【静岡新聞】
主力組?控え組?
今回、メディアの報道で気になったのは「主力組」と「控え組」を強調していた所。
今回は45分×4本の練習試合。
ジュビロは先日の大田ハナシチズンとの練習試合でも45分×4本の試合を行っており、その時は主力・控えとか強調してなかったんですよね。
更に、鹿児島キャンプ中の横内監督は、以下のように主力・控えとか選手構成をまだ固定していないと思われる発言をしています。
ちなみに、メディア情報で主力組出場と言われた1本目。
ジュビロのスタメンはこちら(みなスポ・静岡新聞情報より)
鹿児島ユナイテッドFCとのプレシーズンマッチで先発した中村駿、高畑奎汰、鹿沼直生がいません。
また、松原后は負傷明けで、キャンプ中の鹿児島ユナイテッドFCとの練習試合でようやく実戦復帰したばかり。
キャンプ中の対外練習試合で得点を決めて活躍している藤原健介や金子翔太の名前もありません。
負傷やコンディション不良で出場していない場合もあるので、断言はできませんが、この1本目のスタメンが主力組と言い切ってしまうのは疑問に思いました。
まだ開幕まで色んな組み合わせをトライしていると推測します。
一方で清水の3本目・4本目は、ユースや練習生をメンバーに入れるなど、明らかに主力組・控え組とわかるような構成でした。
ジュビロは3本目・4本目に出場した選手の全てを公開していないので推測の域を出ませんが、どちらかと言えば清水の選手構成を見て、主力組・控え組と強調した報道になったのかもしれません。
1本目
10分にマテウスペイショットがボックス内からコントロールショット。しかしGK権田修一選手に阻まれます。
逆に21分には、北川航也選手のシュートが西沢健太選手の背中に当たってボールの方向が替わりゴール。その点ではアンラッキーな失点。
ただ、こぼれ球に対して北川航也選手がフリーでシュートを放っていたので、ここに至る清水の一連の攻撃にやられてしまった印象。従い、アンラッキーでは片づけられない場面に感じました。
それよりも心配なのが、マテウスペイショットが25分に右足首付近を痛めて途中退場したこと。
横内監督は、
とコメントしています。開幕目前ですので軽症であることを願うばかりです。
2本目
ジュビロはゴールに迫るシーンがあったものの、決め切ることができず両軍スコアレス。
45分×2本終了。
0-1の清水リードで折り返します。
3本目(得点:藤原・平川)
両軍メンバーを入れ替えた3本目。
9分、藤原健介のミドルシュートで同点に追いつきます。
11分、ジャーメイン良のクロス、ブルーノジョゼの折り返しに平川怜が押し込んで逆転。
しかし、16分にジュビロ失点。この失点状況に関しては情報がありませんでした。
2-2で3本目を終えます。
4本目(得点:金子・平川)
14分に金子翔太が得点して3-2で逆転したジュビロ。
しかし、試合終了間際の40分に失点し同点に。
直後の41分に再び平川怜が得点し、勝ち越しに成功。
ただし残念ながら、3本目、4本目は殆ど情報が無いです。
気になる失点
以下は少々苦言になりますが、ご容赦ください。
ダービーのため、静岡メディアや、磐田・清水の多くのファン・サポーターが少なからず盛り上がりを見せた今回の練習試合。
ただ、個人的にはこの時期の練習試合の勝敗は、あまり興味がありません。(静岡ダービーは練習試合であっても絶対に負けてはならないと仰る方が多いのは承知ですが、ごめんなさい。)
それよりも、3失点したことが非常に気になります。
3本目・4本目は失点状況の情報が無いので何とも言い難いのですが、前述の通り清水側の3本目・4本目は控え組であることは間違いないです。しかも清水のユース・練習生に得点を許しています。
これはジュビロにとっては反省点ですね。
逆に得点した清水ユースの、西原源樹選手と田代寛人選手は、今回の練習試合でかなり自信を持ったかもしれません。
今回の件で、3年前の2021年鹿児島キャンプを思い出しました。
2021年2月6日。
ジュビロは、清水と45分×3本の練習試合を行っているですが、3本目にジュビロのキャンプに参加していたユース生が、この日チーム唯一の得点を決めているのです。
お気づきですか?
後藤啓介です。
このとき背負っていた背番号42。
プロに入ってからも42を背負いました。それは、
という理由であることを公式ホームページにも記載していました。
それくらい、ユース生にとっては練習試合でもトップチームでのダービーマッチは印象に残るし、得点でもしようものなら、それはそれは大きな自信になるのだと感じていました。
今回清水の控え組に対し2失点してしまったこと。
そして、将来の大きな敵になるかもしれないユース生2人に失点してしまったこと。これは今回の練習試合での大きな反省材料と言わざるを得ないと感じました。
そうは言ってもまだ練習試合。開幕までまだ時間はあります。
この時期に課題は出してしまった方が良いと思います。
横内監督は清水との練習試合終了後
とコメントしており、磐田に戻って更なる積み上げが必要であることを強調しています。
鹿児島キャンプ本当にお疲れ様でした。
新加入のウェベルトンがキャンプ最終日に綺麗な桜島をアップしてくれました。
私もいつか行ってみたいです。
開幕戦の王者ヴィッセル神戸との戦いまで、あと2週間を切りました。ポジション争いも佳境に入るはず。開幕戦どのような布陣で戦いに挑むのか?ヤマハスタジアムで会えるのを楽しみに待っています。
最後までお読みいただきありがとうございました。
ジュビロ磐田のファン・サポーターに歓喜が訪れることを願って。