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ジュビロ磐田2023年前半戦終了。過去の成績と比べてみた。

2023シーズンのJ2リーグも後半戦に入りました。

ジュビロ磐田は22節を終えた時点での成績は、

5位 : 勝点37(10勝7分5敗)

22節終了時点でJ1自動昇格圏のチームと比較すると

1位:FC町田ゼルビア 勝点47(ジュビロとの勝点差10)
2位:大分トリニータ 勝点41(ジュビロとの勝点差  4)

町田が独走中。

大分との勝点差は4まで迫りました。今日(7月1日)ジュビロは第23節で大分と直接対決しますので、是が非でも勝利して勝点差を詰めたいですね。


さて、ジュビロは直近2020年と2021年の2シーズンをJ2で戦っています。当時の成績と比較して2023年の前半戦を振り返ります。

以下は横軸を節(試合数)、縦軸を勝点としたときのグラフです。

(但し、2023年は、22節熊本戦→21節甲府戦の日程順で試合を消化していますが、便宜上21節熊本戦→22節甲府戦としてグラフを作っています。)

ジュビロ磐田 J2成績比較

ここでの昇格ラインは「最終節で勝点80」としました。このラインを超えるペースで勝点を積み上げるのがJ1昇格のためには理想という意味です。

22節での昇格ラインは41.9ですので、勝点42以上が理想となります。


■2020年(最終成績:J2 6位)
J1昇格を逃した2020年は、22節終了時点で勝点30(10位)。グラフでわかるように伸び悩んでいたことが判ります。この時期は22節までで5試合連続勝利無し。

昇格ラインを下回る成績でした。

そして23節レノファ山口FCに0-3で完敗した直後、フェルナンドフベロ監督は解任となりました。


■2021年(最終成績:J2 優勝)
優勝したこの年はやっぱり勢いがありましたね。22節終了時点で勝点48(1位)でした。これは今年の町田の勝点を上回ってます。

昇格ラインも十分クリアしています。

ただ前半戦終了した時期は、やや停滞した時期でもあり、22節アウェイ山口戦で2-2ドロー。23節ホーム山形戦で1-2で敗戦。それでもこの敗戦は13試合ぶりの敗戦ですので、2021年のジュビロは本当に負け知らずでした。


以上を踏まえて今年2023年は・・・


■2023年
22節終了時点で勝点37。昇格ラインに対し勝点5の不足です。

よってこの結果だけ見れば、ジュビロはまだまだと言わざるを得ません。今年の前半戦は、J1昇格を逃した2020年と大差無いペースの勝ち点だったことが判ります。

しかし、グラフを改めて見てください。直近のジュビロは上り調子であることが判りますよね。

やはり6月を3勝1分0敗で終えたことが大きい。更に6月はルヴァンカップと天皇杯でも勝利。6月でチームの調子が上向いたことから、2020年の成績を上回るペースに回復しました。

この勢いを続けていかなくてはなりません。




改めて今年のジュビロの前半戦は苦しい戦いを強いられたことが判ります。

・2022オフに選手補強ができなかった。
・けが人が続出。
・ルヴァンカップ含めた超過密日程。

など、の要因が考えられます。

しかし、これでも2位に勝点差4まで詰めたことは、贔屓目かもしれませんが選手の努力の賜物と思いました。

更に横内監督が前半戦の戦いを通し、若手とベテランを融合させた「どの選手が出場しても戦える集団」を目指した結果だと思います。

とはいえ、J1昇格に対し満足できる結果ではありません。

後半戦は前半戦を上回るペースで勝点を積み上げなくてはならないので、非常に厳しい戦いになります。

しかもジュビロはこの夏の移籍ウインドウでも選手補強ができません。一方で他のJ2チームはどんどん選手補強に動くでしょう。その点でジュビロは、やはりハンデです。

でも思うんです。

横内監督の指揮の下、ジュビロは現戦力で若手とベテランを更に融合させてチーム力を高めていき、夏にガンガン補強した他チームから勝ち点を奪っていく。これが実現したら痛快じゃないですか?

「ジュビロはハンデを背負いながらもJ1昇格を掴む。」

そんなサクセスストーリーが実現することを願ってます。

最後までお読みいただきありがとうございました。
ジュビロ磐田のファン・サポーターに歓喜が訪れる事を願って。




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