ジュビロ磐田 山本義道がツエーゲン金沢へ期限付き移籍
推しの別れっていうのを初めて経験しました。
2023年7月13日、ジュビロ磐田の山本義道が、ツエーゲン金沢に期限付き移籍することが発表されました。
2019年からジュビロ磐田を応援するようになって、初めて推しの別れを味わうことになりました。
メチャクチャ寂しいですね。
大森晃太郎もそうなんですが、2020年にジュビロに来てくれた選手って個人的に思い入れが強いんです。
2020年は、前年にJ2降格が決定し、1年でのJ1復帰を目指してJ2を戦いました。開幕戦はあの難敵モンテディオ山形を撃破し、最高の滑り出しを切ったジュビロでしたが、コロナショックが世界中を襲い、Jリーグは長い中断期間に入りました。
Jリーグ再開後のジュビロは開幕戦の勢いは無くなり、思うように勝ち点を積み上げることができませんでした。
そんな苦しい時に横浜F・マリノスから来てくれたのがノリだったんです。
温厚な表情ながらも、ひとたび試合に入れば鬼気迫る表情に一変するプレー。頼もしく感じました。ジュビロが伸び悩んだ時期に来てくれた事もあり、本当に嬉しかったですね。
結局この年はJ1昇格を逃したジュビロでしたが、同年末にジュビロに完全移籍が決定した時は本当に感謝しかありませんでした。多くのジュビサポさんもSNSで歓喜の声を挙げたことを覚えてます。
2021年ジュビロはJ2優勝。
ノリは35試合・2,841分出場、1得点の成績。ジュビロの主力メンバーとしてJ2優勝に大きく貢献してくれました。
翌年2022年J1に舞台を移したジュビロでしたが、苦戦を強いられました。
それでもノリは24試合・1,687分出場、1得点の成績。
この年、一番の思い出は、2022年10月12日、古巣の横浜・Fマリノスとの戦い。ノリが日産スタジアムのピッチに立つ姿が見たくて、平日水曜日のナイトゲームでしたが、仕事終わりで横浜に向け、新幹線に飛び乗りました。
日産スタジアムがまた圧倒されるくらい素晴らしいスタジアムなんですよね。
試合は、古川陽介の劇的ゴールで首位マリノスから大金星を挙げた最高の試合。
同じく古巣の大津祐樹と共に日産スタジアムのピッチに立ったノリの姿を感慨深い思いで観ることができました。
2023年、再びJ2で戦うジュビロ磐田。
しかし、今年リーグ戦でノリの姿を見ることはありませんでした。
2023年6月2日に放送された「Ole Ole Jubilo」でインタビューを受けたノリは
と言っていました。
ノリがジュビロに来たのはコロナ禍初年の2020年。2023年に声出し応援が解禁されるまで、ヤマハスタジアムでの声援を受けることができなかったのです。
と思っていました。
そして、ついにその願いが叶ったのが2023年6月7日天皇杯2回戦、カマタマーレ讃岐戦。後半18分から出場したノリ。ジュビロは2-0で勝利し、ヤマハスタジアムに「勝利は続くよ」が響き渡りました。
本当に良かった。
今度はリーグ戦で歌えたらいいなと思っていましたが、残念ながらこれがノリの移籍前、最後の「勝利は続くよ」になってしまいました。
2023年7月12日、天皇杯3回戦ヴィッセル神戸戦。
ヤマハスタジアムのメインスタンドに座った私は、スマホに映ったスタメンの画面を見てノリのプレーが見られることを期待しました。
ウォーミングアップに現れた選手達。
ノリは、試合中のユニフォームと同様に、練習着でも袖を捲り上げていました。
ゴール裏からの「ノリミチ!ノリミチ!ノリミチ!」のコールに拍手で応えます。
試合は神戸がジュビロを圧倒。前半だけで4失点。
終始劣勢でしたが、後半29分ピッチに入ります。
このとき、まさかこれがノリの移籍前最後の試合になるとは夢にも思っていませんでした。
現在のジュビロのセンターバックは、リカルドグラッサ、伊藤槙人、鈴木海音、中川創という多くのライバルがひしめく激戦ポジションです。更に7月12日の天皇杯3回戦ヴィッセル神戸戦には、負傷で戦列を離れていた森岡陸も復帰しました。更にポジション争いが激化するのは必至です。
憶測の域を出ませんが、出場機会を考えての事だと思います。
やっぱり選手は試合に出てなんぼ。現役でいられる時間は本当に短い。ベンチ外が続くのならば他チームで試合出場したいと思うのが当然だと思います。
金沢は古巣でもあることから、環境的にも申し分ないと思います。きっと金沢サポーターさんも温かく迎えてくれると思います。
コメントを読む限り、片道切符のような雰囲気を感じなくはないのですが、期限付き移籍なので、さよならは言いません。
私は待っています。
金沢のために戦ってこいノリ!
最後までお読みいただきありがとうございました。
ジュビロ磐田、ツエーゲン金沢、そして山本義道のファン・サポーターに歓喜が訪れることを願って。
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