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J1デビューと凱旋-ジュビロ磐田 山本義道の2022年-

ジュビロ磐田の推しの一人である山本義道(以下ノリ)。

2020年に横浜F・マリノスから期限付きで移籍してくれたノリ。その後完全移籍し、ジュビロのJ1昇格に大きな貢献をしてくれました。

2022年の今年、J1に舞台を移したジュビロでも主力メンバーとして最後列でゴールを守ってくれました。残念ながらチームの結果は最下位でJ2降格となりましたが、改めて今季のノリのプレーには感謝しています。

2022年ノリへの感謝の意味も込めて振り返りの記事を残したいと思います。

背番号「38」→「2」

ジュビロ磐田加入の2020年から背番号「38」を背負ってきたノリ。
J1に舞台を移す2022年から背番号「2」という若い番号に変わりました。

ノリの「2」へのこだわりについては判りません(私が知らないだけですので、どこかでノリが発信していたらごめんなさい)。

ただ、前所属のツエーゲン金沢と横浜F・マリノスでは背番号が「2」であり、これまでジュビロで「2」を着けていた今野泰幸が2021年をもって契約満了で退団となりました。

J1に昇格し心機一転して背番号「2」を継承するのは、タイミング的にも良かったと思います。

ジュビロ磐田の始動日となった2022年1月11日に今季の意気込みと背番号「2」で戦うことを自身のインスタグラムで報告しています。

J1デビュー

ノリは2020年にツエーゲン金沢から横浜F・マリノスに完全移籍しましたが、マリノスでは公式試合の出場はありませんでした。

2020年8月にジュビロ磐田に期限付き移籍したため、マリノスではJ1でのデビューを果たせていません。

今年J1昇格を果たしたジュビロ磐田でその機会がやって来ます。

2月19日。開幕戦となったアビスパ福岡戦(アウェイ)でスタメンの座を掴みJ1デビューを果たしました。福岡県はノリの故郷でもあります。

2018年にプロ入りし、遂に5年目でのJ1デビュー。
改めて「おめでとう」と伝えたいです。

不運の静岡ダービー

2月26日 第2節。ホーム開幕戦となった清水エスパルス戦「静岡ダービー」。3年ぶりのダービーということで、当然ながら試合前から盛り上がりました。

しかし、この試合ノリはイエローカードを2枚もらってしまい、退場となってしまいました。

いやあ・・・。
今季振り返って、悔しいシーンのトップに挙げても良いくらいなんですよ。

ノリはアクシデントで滑ってしまって、相手の滝裕太選手に対しても足裏が向かないように配慮していました。イエローカードは厳しすぎるんですよ。

でもジャッジは覆る訳も無く、退場となります。

この後、何とファビアンゴンザレスも一発退場となってしまい、結局9人となってしまったジュビロは防戦一方。悔しい敗戦となりました。

後日、DAZNでのジャッジリプレイでこのシーンが取り上げられ、出演者全員「アクシデント」でありイエローカードは厳しいという意見でした(下記YouTube動画19:48~)。

後日談ですが、4月28日の日本サッカー協会(JFA)審判委員会レフェリーブリーフィングで、このシーンを「ピッチ上で適切な判定ができていれば警告までいかないシーンだった」として、事実上誤審を認めました。

本当に不運としか言いようが無く、悔しい試合となりました。

J1初ゴール

5月22日、第14節ホーム札幌戦。前半8分にその時は訪れました。

遠藤保仁のコーナーキックに合わせ、進入したノリが倒れ込みながら右脚で押し込んで先制ゴール!

今季J1デビューを果たすと共に、J1初ゴールも記録しました。

ディフェンスだけでなく、得点機にも絡むノリが大好きです。

大井健太郎が今季で退団となったので、今後はノリが点も取れるDFになって欲しいと密かに願ってます。

日産スタジアム凱旋

今季最も楽しみにしていたのが古巣の横浜F・マリノスとの試合でした。

ノリはマリノス時代は試合出場機会が無かったため、公式戦で日産スタジアムのピッチに立てていません。

今季J1復帰したジュビロには、日産スタジアムでマリノスと戦うチャンスがありました。

そしてその日は残留争い佳境となった10月12日にやって来ました。

しかし、この試合は平日水曜日の19時開催。

ノリや、同じく推している元マリノスの大津祐樹の日産スタジアム凱旋をぜひ生で観たい。

この機会逃したら・・・きっと後悔するな」

思い切って仕事終わりで新幹線に飛び乗って、横浜へと向かいました。
私にとって初めての遠征でした。

スタメンには・・・・ノリがいてくれました。良かった!
ノリはJ1の舞台で日産スタジアム凱旋を果たしました。

この試合は古川陽介の劇的なゴールで優勝目前の首位マリノスに勝利したことで、今季ジュビロの最高の試合となりました。更に、ノリや大津祐樹がジュビロのユニフォームを着て日産スタジアムに凱旋した姿を観れたことが何より嬉しかったです。

ジュビロがJ2で苦しい時期にカテゴリを落としてマリノスから来てくれたノリ。時を経て、そのマリノスとJ1の舞台で戦っている姿。私は、日産スタジアムのメインスタンドの一角で、感慨深い想いでそのプレーを観ていました。

「やっぱ、思い切って遠征して良かった!」

この初遠征のことは以前noteにもまとめてますので、こちらも読んで頂けると嬉しいです。

大井健太郎との別れ

ジュビロ磐田の2022年はこれまでに無く厳しい年でした。結果はJ1最下位で再びJ2に降格となってしまいました。

シーズンオフ直後には長きにわたりジュビロのディフェンスリーダーとして活躍した大井健太郎が契約満了で退団することが発表されました。

同じポジションであるノリも大井健太郎から多分に影響を受けたようで、インスタグラムとTwitterで惜別のメッセージを発信しました。

特にインスタグラムにアップした写真は、健太郎とノリの肩を組んでピッチを駆ける姿でした。健太郎への感謝とリスペクトの思いが詰まっているように感じるイイ写真です。

来季2023年に向けて

頼りになるキャプテン大井健太郎が抜けたジュビロ磐田。

大井健太郎以外の選手の去就が不明なため、来季の体制について何とも言えませんが、ジュビロサポーターとしてはもちろん全員チームに残って欲しい。今年のジュビロは補強できませんから。

残ってくれることを前提の話にはなりますが、今後のDF陣は、伊藤槙人やノリの世代が引っ張っていくことになるでしょう。これに鈴木海音中川創袴田裕太郎のレンタル組が帰還することになれば、DF内での競争も熾烈になることは必至です。

是非健全な競争と切磋琢磨でDF陣のレベルアップを図って欲しいですね。

そして来季の開幕には再び背番号「2」を背負ったノリがヤマハスタジアムのピッチで駆ける姿を観たいものです。期待しています。

最後までお読みいただきありがとうございました。
ジュビロ磐田、そして山本義道のファン・サポーターに歓喜が訪れることを願って。


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