【それぞれの道】鈴木雄斗 湘南ベルマーレへ完全移籍
スポーツ報知の報道通りでした。
2023年12月23日。
ジュビロ磐田の鈴木雄斗が2024年から湘南ベルマーレへ完全移籍することが発表されました。
ジュビロサポーターがざわついたのは、12月22日。
湘南が鈴木雄斗の獲得に乗り出していることをスポーツ報知が報じました。
しかし、SNSでは
といった、半信半疑な論調もありましたね。
というのも、12月13日にスポーツ報知が「Jリーグが、スポンサー企業名入りのクラブ名称を認める」と報道したことに対し、Jリーグが報道当日即座に事実無根と反論した経緯があったからです。
しかしながら、今回は鈴木雄斗の移籍報道は的中。
心情的には外して欲しかったですが、今回のスポーツ報知の取材はお見事と言わざるを得ません。
Jリーグは改めて選手の入れ替わりが激しい世界だと感じます。特に鈴木雄斗はそれが顕著なサッカー人生だと言えます。
鈴木雄斗のプロキャリアを振り返ると
期限付きを含めてこれまで6クラブに所属。
最長でも水戸の4年間。
それ以外のクラブは1~3年で移籍しています。
憶測の域を出ませんが、鈴木雄斗は同じ環境で長くプレーし続けることを良しとしないのかもしれません。オファーがあって、違う環境でチャレンジできるチャンスがあれば迷わず掴みに行く。鈴木雄斗は、きっとそんなサッカー選手なのでしょう。
そうだとすれば、2023年でジュビロ在籍3年目となった鈴木雄斗にとって、他クラブへの移籍は必然でした。
鈴木雄斗がジュビロに在籍してくれた3年間の貢献度は、計り知れないくらい大きかったです。ジュビロにとって、来季J1での戦いで中心選手になるはずだったのは間違いありません。
ジュビロ在籍3年間のリーグ戦記録を下表にまとめました。
在籍3年間ほぼ全試合に出場したのは素晴らしい記録だと思います。
2021年と2023年のJ1昇格は鈴木雄斗がいなければ成し遂げられなかったと言っても過言ではありません。
2022年のJ1は、苦しい戦いを強いられましたが、得点とアシストでチームトップの成績は素晴らしかったです。
特に印象に残っているプレーは、2021年5月23日 アウェイ東京V戦。
伊藤洋輝のボレーを鈴木雄斗がこれまたボレーでゴールに叩き込んだスーパーシュート。DAZNで観ていましたが思わず声が出た強烈なシーンでした。
2022年J2に降格が決定し、2023年補強もできない厳しい環境のジュビロに残ってJ1昇格に貢献してくれた事。改めて感謝です。最終節の栃木戦でJ1昇格を決め、涙を流していた姿を私は忘れません。
ジュビロを離れるにあたり、鈴木雄斗は以下のコメントを残しています。
サンタにジュビロのユニフォームをお願いしたエピソードは以前聞いたことがあります。幼いころのエピソードがあるくらいジュビロには思い入れがあった選手でした。
2021年に公開された鈴木雄斗のEMOTIONS。冒頭からジュビロの選手、サポーターに対しリスペクトの気持ちを示してくれたのが凄く印象的でした。過去のEMOTIONSの中でも最も感動する作品の一つです。
そんな鈴木雄斗ですが、次なるチャンスと挑戦を掴みに行くことを決断しました。
ジュビロに大きなリスペクトを示してくれましたが、サッカー選手としてチャレンジし続ける所はブレない。そこは鈴木雄斗らしいなと思いました。
次なるステージはジュビロと同じカテゴリJ1の湘南ベルマーレ。
鈴木雄斗の選手としての成功は心から祈っていますが、ジュビロとの対戦は別です。来季湘南戦は、全力でジュビロを応援して勝ちに行きます。
でも、ヤマハスタジアムでの戦いでは、試合後にスタンドに来て下さいね。盛大な拍手とチャントで迎えたいと思います。
鈴木雄斗選手
3年間ジュビロ磐田で戦ってくれて本当にありがとうございました。
最後までお読みいただきありがとうございました。
ジュビロ磐田と鈴木雄斗のファンサポーターに歓喜が訪れることを願って。
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