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観て欲しい&やってほしい「純白の悪意Rebooted」

来月末より公演が開始となる「純白の悪意 Rebooted」この作品は、ちょっと今までの作品とは違う思い入れのある作品になっていて、その辺をつらつらと書こうかなと思っています。

なにこのクソゲー

「純白の悪意(無印)」は、個人的に「王府百年」の次に遊んだ作品で、遊んだ後に持った感想は「なにこのクソゲー」でした。

王府百年で感じた衝撃と興奮を持ったまま、とてもハードルを上げて臨んだ作品であったことは確かなのですが、メンツも良く楽しい雰囲気のなか、終わった後に頭を抱え込んだ記憶があります。

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そう感じた理由は色々あるのですが、ネタバレになるかも知れないのでふんわり言うと、「納得感」が無かったり、あと目的やその結果のふんわりした感じでしょうか?

解散後、ウチのDCのなぎさんと2人で、全キャラのシナリオをその場に広げて「本当にそんなクソゲーなのか」という検証タイムに入りました。

幸いなことに、ちゃんとシナリオを読んだら、作者の意図が見えてきて、解法も分かって、プレイ時の印象ほどクソゲーではなかったのですが、それでも至らない部分が多く、クソゲーのイメージが拭えるほどではありませんでした。

Rebootしなければならない

そんな「純白の悪意」を販売するにあたり、演出(監修と編集)を依頼された際、真っ先に「どこまで改変してよいのか」という話をさせていただきました。

ディアシュピールでも純白の悪意を公演してましたが、内容を変えずに出来る範囲でのチューニングで、ギリギリ公演に耐えうるかな?……程度のものだと思っていたので、これを自分の手で変えていいなら、もっとちゃんと楽しめるものにしたいと思ったからです。

実は、先にリリースされる「水面下の殺意」のときも全く同じ質問をさせていただいたのですが、純白の悪意は水面下の殺意と違い、無印が既に結構国内で遊ばれているため少し考えるところもありました。

無印と改変作品は別物であっても、どちらをプレイしても「純白の悪意という作品の体験」は共有できるようにしたいと思ったんですね。「全然違うじゃん!」ってならないようにしたいなと。

そこで純白は、水面下の殺意ほど大改造をせず、無印の世界観やテイストを出来るだけ残しながら、楽しさを盛るという方向で改変していくことにしました。「Reboot」は後からアークライトさんがつけたサブタイトルですが、方向性に沿ったよいサブタイトルだなと思います。

ただ、意外と塩梅が難しくてですね。

アークライトさんからは「好きにやっていいよ」と言われたものの、「好きにやっていい」というのは、裏を返せば、自分で全てコントロールしなければいけないわけで、制約があるより難しく。

でも出来てみれば定めた方向性に沿って本当にいい感じに仕上がったと思います。許容してくれるアークライトさんには感謝感謝です。

でもそれだけじゃ面白くない

ただ、それだけじゃちょっと面白くないですよね(悪いかわぐち)

純白の悪意をチューニングしたころから、いくつか自分でもマーダーミステリーを作ってみて、そして、色々な方法論や、作り方の所作のようなものが(自分流かもしれませんが)できて来たこの時期に「その経験を活かした何か」もあった方が良いと思いまして。

ちゃんと。ちゃんと作りました。

純白の悪意の「Reboot」、そして楽しさの「Boost」出来ているかと思います(自画自賛)

本当に詳しく解説できないのがもどかしいですが、「純白の悪意」をまだ遊んでない方は、ぜひ「純白の悪意 Rebooted」で純白ワールド+αを楽しんでいただければ嬉しいです!

■ご予約はこちらから出来ます
https://d-mystery.jp/scenario/white-rebooted/?ym=2020-12

ではでは

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