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おとりよせした幸せに囲まれて本当に欲しいものは何かを考える

毎年、スケジュール帳は、手帳セラピストのさとうめぐみさんプロデュース「幸せおとりよせ手帳」を使っている。スケジュール帳としてもとても使いやすいのだけど、夢リストやそれをかなえるイヤープランや、月や週ごとに「やりたいこと」や振り返り欄がある。ちょっとしたことなのだけど、わくわくする手帳。

11年目になる2021年版は受注生産。予定冊数を越えたら作られるそうで。5/31締切だったのが伸びて今日(6/5)のお昼の12時まで。わたしは注文したけど、目標冊数届いてるかな…。ほしいという人は、このタイミングを逃すと買えなくなるのでぜひ。→注文こちらから

手帳には1年の夢を書くのだけど、めぐみさんに夢リスト人生バージョンも作ると面白いよと教えてもらったのが2年前。人生の夢って何だろう…って考えて出てきたのが「想像力の大切さを一人でも多くの人に伝えたい」。よく「文学の面白さを伝えたい」とか、そんなことを言っていたけど、少し広げて、人の役にたつし、世の中の役に立つし、なかなか壮大で素晴らしい夢だ、と自画自賛していた。

けれども一昨日、人の役に立つということを人生の目的にしてしまうと、人の役に立てなくなったときに生きていくのがつらいんじゃないだろうかと気づき(→記事)、それにともない、この夢も見直したくなった。

今までこれがわたしの幸せだと思いこんでいたものが、ぐらぐらと揺らぐ。自分を好きになりたい、というキーワードはダイエットの目的を考えるときに出てきた。ぼよんとしたお腹を見るたびに、自分のことが嫌いになるから。そのときは、なかなかよい気づきだと嬉しくなった。それで、他にも応用した。わたしがわたしのことを嫌いになるときはどんなときだろう。それは本屋で山積みになっているベストセラー本を見たときや、小説の収入が少ないことを思い知るときだった。だから、誰からも認められる有名な小説家になったり、お金をたくさん稼げば、自分のことをもっと好きになれると思っていた。

いや、でも、待って?

わたし、誰か人を好きになるときに「有名人だから好き」とか「お金を稼いでるから好き」って思うのか? ないないない。そして、もし自分が有名人でお金持ちになったとして、そんな理由で好きになられた人と仲良くできるだろうか? 絶対できない。そんな人間関係は、悲しい。

結局、ついこの間までのわたしは「有名になりたい」とか「稼ぐ人になりたい」という世間の評価がよくなることばかりを気にしていた。それが自分の幸せにつながると思いこんでいた。人生の夢もそこから生まれていた。

どういうことかというと、想像力の大切さを一人でも多くの人に伝えたい→じゃあそのために今はどうすればいいか→多くの人に伝えるためには有名にならなくてはいけない→売れっ子作家になるためにはどうすればいいか…という思考回路になっていた。無名のままでも一人ずつ説いて回ればいいじゃないって誰かに言われたら「そんなことには興味がない」と拒否したと思う。つまりね、本当の欲望は「有名になりたい」で、それを耳障りのよい願いで覆い隠していただけなのですよね。

だいたい、よさを人に伝えたいとか、押し付けがましい。何者だよ。まずは自分がとことんそのよさを追及して楽しんだらいいじゃないか。そうしていれば漏れ出るように伝わるものがあるかもしれない。

夢を更新した。「自分を好きになって楽しく人生をいきる」。そのためにどうすればいいか。他の項目も見直してみる。ところが、他の項目は、この新しい夢にかなったことを願っていた。

あらら。わたしはすでに自分を好きになって楽しく人生を生きたいと願っていたのだと思う。それなのに、人の目を気にして格好つけた願いをぶちあげていたのだと思う。面白いことに、健康やプライベートや趣味は楽しく生きる気満々なのに、「仕事」欄だけは素直になれていない。自分の幸せではなく他者からの評価を気にした願いになっていた。

というわけで仕事の夢を2020年版に更新した。

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 【仕事に関する夢リスト NEW!】

 ・魅力的な仕事仲間に囲まれている

 ・心地よいペースで楽しみながら仕事をしている

 ・わたし発の新しい価値を生み出している

 ・仕事を通じて人間的に成長できて知見を深められている

 ・良質な成果物で依頼者を喜ばせている

 ・できるだけ長く楽しく続けられている


うんうん、いいじゃん。楽しい人生を送れそう。

幸せって何だろう、と、ここ最近ずっと考えているけれど、もしかしたらこれは次の小説のテーマになるかもしれない。哲学ももっと勉強したいし、人類の歴史も知りたい。いろいろな国の文化も知りたい。たくさんの考え方を知りたい。脳科学も心理学ももちろん必要だ。宗教のことも知りたい。未来を描いたSFも。科学も。絶望的な状況にいる人がどうやったら幸せになれるか、難しい問題に向き合うことも必要だ。

そうして考えたことを自分で実験して試行錯誤するのは面白そうだ。その結果、わたし自身が幸せになれたら充分な成果だし、ついでに、わたしの書いた文章が、たまたま誰かの幸せのヒントになったら嬉しい。

幸せおとりよせ手帳は、最初は願ったことがどんどんかなう手帳だった。でもいろいろなものを「おとりよせ」した結果、この中で本当に自分の幸せはなんだろう、と考えられるようになった。願いを言葉にしてみること、振り返ること、それを続けること。2021年も続けたいので、生産されますように。12時まで!ぜひ!

この日記と関係ないけど、7/12(日)にOBPアカデミアさんで「自分の心を見つめるためのエッセイ講座」をやります。大阪・京橋です。こちらもよかったらぜひ。関係ないことはないか。自分の気持ちを言葉にする練習をします。自分ではできてるつもりで、実はできていなかったりするので、一度、わたしに「これは違う」ってダメだしされまくると新しい世界が開けますよ。

(ヘッダー写真:よもぎ)

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。゚(゚´Д`゚)゚。ありがとうございます…!
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京都在住の小説家です。医学博士(京都大学)です。理系ライターもやっています。 お仕事や活動履歴などはHPにあります。 https://kanchikuizumi.amebaownd.com/

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日々、考えたことを少し長い文章で。まだまだ人として未熟だからきっと考えは変わっていくのだろうけれど、その途中過程を書いておきたい。

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