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2022 審判講習会

こんにちは、トムーンスです。
いつの間にか一気に冬から春へと気候が変わった感じがしてきましたね。
寒いのが嫌いな自分にとっては、やっと思いっきり動けれるシーズンになってきました😆

さて、今回は12(土)に行われた佐賀県の審判講習会に参加してきました(まだ5年目のB級ですが)。
この中で、ルール改正があったので市民ランナーより選手は知ってなきゃヤバいよ?って話になります。

1.シューズ規定

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「TR.5」最近は見ることは少なくなったかと思いますが、NIKEの厚底シューズが出てきた時にシューズの規定で改正されたルールの名称です。

競技前のチェックは無くなり、
怪しいシューズを履いていたら審判長の判断で競技後チェックすることができる。
規定の靴底厚み内であれば、取り外しできるインソールは規定厚みを越えても問題ない。
2024年10月31日までは現在の規定ルール厚み(図2)。
2024年11月1日以降からは25mm→全て20mm以内に変更(になるかも)。
道路競技(マラソン、競歩)は40mm以内。マウンテンレースは制限なし。と現在ルール継続の模様です。

パリ五輪のしばらく後ですが、靴底厚みが変わるのでトラックレースの選手は気をつけた方がいいですね。
競歩はトラックとロード関係なく40mm規定と思ってましたが、もしかしたら違うかもしれないので気をつけた方がいいです(競技会で靴測定担当者にお問い合わせを)。

測定方法は変わっていないので皆さんお気をつけて👋

2.曲走路について

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以前までは1回(1歩)でもインレーンに入ると失格となっていましたが、ルール改正により1回(1歩)は免除されることとなりました。
ここでは曲走路(コーナー)だけなので、直線は該当されないので、審判の観察員は気をつけてください(審判の負担が増えた)。

また、セパレートとオープンでもルールが異なるので確認してください。
オープンになった時の内側縁石を乗ったり、越えたりするとルールに該当しますが、内側に当たる場合はセーフみたいです(競歩の人は縁石によく擦るので)

例えば、

400m予選で曲走路の内側に1回入った→セーフ
400m決勝で曲走路の内側に1回入った→セーフにはならない。
同一種目は累積扱いとなる。
つまり2回目となり失格となる。
800m決勝で曲走路の内側に1回入った→セーフ
1500m決勝で曲走路の内側に1回入った→セーフ
同一種目では累積扱いとならないので、この選手は失格とはならない
4×100mリレーで1走、3走が曲走路の内側に1回ずつ入った→同一種目内で2回(2歩)内側に入ったとなるため、このチームは失格となる。

特にセパレートレーンを適応する種目、3000mscの水濠には注意してください。

3.+あるふぁ

 東京オリパラは180人審判員+ちょこっとの補助員だったそうです。
通常は350~400人いれば余裕持って回せれるそうですが、東京オリパラはコロナ禍もあり、予算削減せよとITO(国際テクニカルオフィシャル)と言われて180人でほぼ休憩無し、担当種目外の審判をされたそうです。

東京オリで男子走高跳で、カタールのバージム選手とイタリアのタンベリ選手の2選手が金メダルとなった事は、多くの方が覚えているかと思います。
走高跳と棒高跳は、同一記録、同一順位である時ジャンプオフを行って順位付けする事です(詳しくはウェブ検索してください)。

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ルール改正の通り、該当選手らの話し合いでジャンプオフをするかしないかを決めないといけません。審判員自らが言ってしまうのはダメです。
今回の東京五輪は、この後に男子100mが控えていたので、ジャンプオフしてしまうと放送枠内の影響等があったかもしれないので、2人の金メダルリストが生まれたかもしれないですね(わからんけど)。

審判講習会に行った事で初めて知った事もあるので、ルールブックを確認する事も大切ですが、知ってる人は選手らにも伝えていくべきだとも思いました。

陸上競技だけじゃなく、野球やサッカー等のルールを知っておくと、見る側も楽しめれると思いました。おわり。

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