oOコミュニティ第1回 相談会レポート#1〜資本政策や役員の適切な持株比率について〜
はじめに
oOコミュニティでは、隔週で木曜の12時から、「資金調達・資本政策のお悩み相談会」をオンライン開催しております。この相談会では資金調達・資本政策でお悩みがある方は自由に相談できます。
資本政策とは?
資金調達との違い
引用:https://corporate.ai-con.lawyer/articles/management/5
役員の適切な持株比率について
鈴木「まず役員の適切な持ち株比率についてお聞きしたいなと思っています。ひとまず、役員だけで創業したケースでお伺いしたいです」
星野「創業社長が創業時に全部、資本金を出したとして、基本的には最初のシードラウンドの時に70%〜80%ぐらいを経営陣で保有しているというのが良いと思っています。」
鈴木「エンジェル投資家の方にはどれくらいの株を渡すのが適切でしょうか?」
星野「これが正しいかどうかは別なんですけど、 3%〜5%ぐらいをエンジェル投資家が持っていると比較的、親身になってくれるところがあるので、 その辺りを創業メリットで出すのは良いと思います。
経営陣に近い形でエンジェル投資家を入れるのも良いと思います」
鈴木「上場時には経営陣でどれくらい株を保有しているのが良いでしょうか?」
星野「上場時には経営陣で60%ほどを持っているのを意識すると良いと思います。
また、資本政策を作るにあたって、最後のEXIT時点でどう株を保有してるかを考えて組むのが良いと思います」
鈴木「逆に役員の持ち株比率でこれはダメだっていうパターンは どういったケースがありますか?たくさんあるとは思うんですけど。」
星野「たまに共同創業した際に近い比率で経営陣が株を持っているようなパターンですかね。
例えば、50%とか30%とかは危ないですね」
星野「万が一、揉めた時に結構な株式比率で持ってると株の買い取りもしづらかったりするので、 可能であれば創業であったとしてもメインの経営者が比率をしっかり持っておくのは重要だとは思います」
鈴木「そうですよね。」
星野「はい。上手くいってる時じゃなく、上手くいかなかったケースを考えて組んでおかないとリスクは大きいなと思ってるんで、そこは気をつけた方がいいですね。」
まとめ
最初のシードラウンドの時に70%〜80%ぐらいを経営陣で保有するのがおすすめ。
上場時には経営陣で60%ほどを持っているのを意識すると良い。
資本政策を作るにあたって、最後のEXIT時点でどう株を保有してるかを考えて組むのが良い。
共同創業した際に近い比率で経営陣が株を持つのは避けるべき。
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