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落ちこぼれのエンジニアが起業した話2(転職編)

皆さん、こんにちは!
カンボです!

今回は前回書いた記事の続きを書いていきます!
落ちこぼれのエンジニアが起業した話(エンジニア編)

今回はSIer(SES)からWeb系の会社に転職した話がメインになります。
SIerから転職考えている方などに参考になれば幸いです!

◆自分の本当にやりたい事を模索

今までは目の前の仕事に必死で気づかなかったけど、仕事もある程度、出来るようになり1年半くらい働いたタイミングで、あれ?このまま働いてて、
自分はいつ起業するんだっけ?と思う瞬間がありました。
当時、自分の実力が無さすぎて周りにも起業するというのはあまり、言ってませんでしたが、このままじゃマズイと思いました。

そこで、会社を辞める決意をしました。

まずは、起業するにあたって、具体的にどういう分野で事業を起こしていくか考えました。その中で大学でも地域活性化系のゼミに入っていたのもあり、地域で何かしたいという気持ちがありました。そこで、ひとまず、関東圏外の地域に移住してみようと思いました。

ただ、その時は割と思いつきで無計画で行動したのもあり、移住してからの仕事もあまり上手くいきませんでした。
他にもいろいろありましたが、一部、割愛します。
そんなこんなで、神奈川の実家に戻ることにしました。

◆スキルアップを目指してWeb系の会社へ転職活動を開始

この時、24歳で周りは同い年で既に起業して成果を出している人もいたので、そろそろ、ちゃんと行動していかないとまずいなという焦りもありました。
転職するにあたって、そもそも起業する為に何のスキルが必要なのかわかっていなかったので、起業家の方に直接、聞く事にしました。

そこで、身近に起業家の知り合いがいなかったので、
起業家の集まるイベントや起業家の方にアポを取って、どんなスキルが必要なのか?なぜ起業したのか?という話を聞きました。
20代〜40代まで幅広い年齢層の起業家に聞いたり、起業家の体験談をまとめた本を読むにあたって、自分が必要なスキルを10個くらい洗い出しました。
また、どんな業種でどんなジャンルのWebサービスで起業するのか?貯金がどれくらい必要なのか?もざっと、決めました。
また、5年後にどうなっていたいかも細かくエクセルの表を作って落とし込みました。今思えば、ここでまとめたものが、完璧には上手くいってませんが、道筋としてはだいぶ、良かったなと思っています。

けれど、転職は思ったより難航しました。
当時、現場では少しコードは書いていましたが、SIer系の現場だったので、3ヶ月に1週間、仕事で書くかくらいのレベル感でした。
30社くらいエントリーしたけど、たくさんの企業に落ちて、時には厳しいことも言われました。
一度、面接でいづれ起業したいって言ってしまった時は、気に障った面接官の方もいたようで、「お前なんかじゃ起業できない」とまで言われた事もありました。
さすがにその時はめちゃくちゃ、へこみました。この世界をもっと、より良くしたいだけなのに。
自分はこの世に必要ではないんじゃないかとまで、思いました。

そんなこんなで、無職の状態で2~3ヶ月転職活動は続き、難航しました。
けれど、諦めずに面接を受け続けた結果、無事にWeb系で自社サービスをやっている会社に就職が決まりました。その時は本当に熱意で拾って頂いた感じで、本当に感謝でいっぱいでした。
この時の経験があったから、納得のいかない状態で転職活動を終わらせようとしている方には、なるべく、納得いくまでやるようにアドバイスしています。

◆Web系の会社に入社

この会社はとても優秀で尊敬出来る方ばかりで本当にたくさんの事を学ばせて頂きました。
最初は2ヶ月間PHPの研修があり、その後は設計などは先輩のアドバイスを頂きつつ、社内システムを要件定義から開発・運用まで全て0から一人で開発しました。
社内システムで使用した技術はバックエンド(Symfony)、フロントエンド(AngularJS)でSPAのWebアプリの開発でなかなか、ハードでした(^^;
PHPもあまり慣れていない状態で、AngularJSでバリバリ書く感じで本当に死ぬほど働いた気がします(笑)
ただ、毎日、一日単位で成長が実感できて、この時は本当に毎日が楽しかったです。オフィスが渋谷だったのもあり、多い時はほぼ毎日、勉強会にも参加していました。


◆追いつけないほどのスピード感

社内システムの開発が終わった後は、自社サービスの開発メンバーとして入ることになりました。
このチームは僕から見たら社内ではだいぶ、少数精鋭で技術力が高いエンジニアさんが集まっている印象でした。
入ってすぐ、Symfonyとbackbone.jsでSPA開発をすることになったのですが、正直、全くついていけませんでした。
毎日、終電まで大量のコードを読んでましたが、それでも全く理解できない状態が続きました。時にはわからなさ過ぎて、徹夜でコードを読んだり、通勤の電車でも、とにかく勉強していました。

ただ、私自身、もっと成長したい思いがあり、焦っていたのもあり、ここで付いていけなければ、この後のスキルアップは確実にないと思っていました。なので、何としてでもこのチームで活躍する為に頑張りたいと思っていました。

そこで、私は自分がロジカルに効率よくコードを読んで、解釈することが苦手なのはわかっていたので、とにかく、コードを読んで少しずつ図に落とし込んでいき理解する事にしました。
それで、図に落とし込んだ中でわからない部分を上司に確認するなどして、大規模なコードを少しずつ理解していきました。
だいぶ、根性と残業でなんとかした感がありますが、必死の思いでひとまず、最初のタスクのプルリクエストを投げることができました。
ただ、ここからもけっこうキツくて、レビューが厳しすぎて一向にマージされません。
私のコードが汚かったのもあり、レビューして直してというのを1週間くらいやり取りしていた気がします(^^;
最初の会社で打たれ強くなってたのもあり、そこまで精神的にキツイというのはありませんでしたが、新卒でこの鬼レビューを受けてたら、相当きつかったなと思いました。
その中でなんとか、頑張ってレビューが通るくらいにはコードを書けるようになりました!

あと、この時はスクラム開発という開発手法で開発しており、毎週、誰がどれくらいタスクを消化したかストーリーポイントで可視化されるので、そのプレッシャーもハンパなかったですね(^^;

◆ビジネススキルの向上を目指す

仕事にもなんとか慣れてきたので、次はビジネススキルをつけていこうと思いました。
本業がエンジニア職だったので、ビジネススキルは社外でつけると決めていました。なので、週末はスタートアップウィークエンドという週末3日間で起業体験するイベントに参加したりしました。
そこで、知り合った方とチームを組んで半年くらいプロダクト開発を手伝ったりもしました。
メンバーはキーエンスなどの大手出身の方ばかりでビジネス的にはめちゃくちゃ、勉強になりました。
もちろん、お金はもらわずに開発を手伝っていましたが、それ以上に学びが多過ぎて、土日に一緒に働くのが本当に楽しかったです。
また、平日の昼の時間も少しも無駄にできないと思って、yentaというビジネスマッチングアプリを使って、経営者や営業マン、エンジニアと週2〜3回くらいのペースで会いまくってました。
その他には他社の開発合宿に参加したりといろんな事をやってました。


◆独立することを決意

転職して1年半くらい経った時、技術スキルやいろんな人との繋がりもできたので、ひとまず、フリーランスになって、せっかくなら東京ではなくて、どこかの地域で起業したいという思いがあったので、フリーランスになり自分の起業したい地域を探そうと思いました。
また、自分がフリーランスになった時に技術レベル的にどれくらい通用するのか試してみたかったというのはありました。
そこで、会社を辞める決意をしました。

最後にこの記事で伝えたい事

「自分が一度、決めた事は妥協せずに納得いくまでやる」
これが重要かなと思っています。
転職活動もだいぶ、精神的に限界までやったけど、本当に無理って諦められるくらい全力でやったからこそ、後悔のない転職になったかなと思っています。それがあったから、転職してからも自分に迷いがなかったので、全力で限界まで仕事することができました。
この時の経験は起業してからも活かされていると思います。

今思えば、この会社での経験が社会人でのスキルの土台を作っていると思います。本当に感謝しています!

次回はフリーランスになり、沖縄で起業するまでの話を書きたいと思います!よろしければ、読んでください。

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