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魚梁瀬-台湾林業日記-1-馬路村と台湾がつながった日

私は今、台湾という国、とくにその国で戦前ー戦中に日本からやってきた人々が行っていた林業に興味があります。そのきっかけは、現在住んでいる馬路村でのある出会いでした。

馬路村に越してきて一年目の冬(2019年1月)、魚梁瀬地区(馬路地区から車でさらに30分山奥)の木工所で作業をし始めたころのことでした。ある村民の方のおじいさま(仮にMさんとする)がかつて魚梁瀬から一族で台湾に渡り林業をされていたという話を聞きました。まさか自分がたまたま移り住んだ山の奥の奥の馬路村のさらに奥の小さな地区から、太平洋をわたり台湾という地へわたった人がいるとは思っていなかったため、驚きました。

名称未設定アートワーク 2

この出会いをきっかけに、かつてその男性Mさんがどんな経緯で台湾にわたりどんな生涯を終えたのかとか、台湾で今は一切断たれた林業がどんなものだったのかに、がぜん興味を抱いたのでした。

もともと馬路村にやってきてから初めて林業を身近に感じた私は、木工業を生業とする上でも林業そのものについてもっと知りたいなという気持ちがありました。

このMさんの話を聞いた時点では、私の台湾への渡航歴は2017年夏の一度きり。台湾に住む恋人からも聞かされていたように高知県と台湾の気候や植生等の類似点をちょっとだけ感じたに過ぎなかったのですが、そうかその類似点はどちらも林業に適した土地であるということを示すのかいなと思いました。

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(上:馬路村、下:台湾の宜蘭)

たまたま恋人が台湾に住んでいたので、2019年は3度台湾にわたってかつての三大林業地のうちの2つをめぐりましたので、次回からその様子を記していこうと思います。

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