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第三の場所、心地よい居場所の見つけ方

ストレスに晒されている現代社会を生きる我々には、
心休まるような拠り所 ’’第三の場所’’ が必要である。

最近、仕事や家庭で勤勉になりすぎてはいないだろうか。家と職場の往復ばかりで憂鬱だ、負荷を感じている、という方は案外多い。

レイ・オルデンバーグ氏の1989年の著書には、現代のストレス社会では職場と家庭の他に‘’第三の場所’’が必要だと唱えている。この’’第三の場所’’というのは、職場や家庭で課せられる義務や責務、役割から解放する場所である。
職場や家庭のように取り繕う必要がなく、ありのままの自然体でいられる、そんな居心地の良い場所が’’第三の場所’’というわけだ。

では、どういった場所が’’第三の場所’’なのか。
カフェや公園などが当てはまるという。その場所に立ち入ると、すべての人が普段の立場に関係なく平等で、中立である。義務や必要性に縛られるのではなく心の赴くままに向かう場所で、趣味などで息抜きをするような安らげる居心地の良い場所もそうだ。温泉やキャンプなどもその一つではないだろうか。

そういった場所が職場と家庭の近くにあれば、日々ストレスに晒されている現代人にとっては快適に過ごせるのかもしれない。

                               かんべ


ちょっと小話…
もしかすると極論でいえば、キャバクラやスナックへ通うおじさんは家庭と職場の重圧で、そこが第三の場所になっている可能性がある。また、育児でノイローゼになってしまっている人も、家庭という責務の重圧のある場所に長い時間身を置いているため、心から休まる時間と場所がないのが原因の一つかもしれない。誰だってありのままの自然体に戻ってゆっくりしたい時だってある。’’第三の場所’’は誰にでも必要なのだ。


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