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〈雑記〉小説の登場人物について、計算してみました

ああ!
だめです!
気づいてしまった!
気づいてしまったから!
計算をしなければならなくなった。

さて、語り尽くされたことだろうが、自分の手で計算しようと思う。


僕は楽しくてお話をいくつか書いてますが、基本的には『僕』と『彼女』の二人が登場します。
これは、僕が女の人が好きだから、というのが単純明快な理由の一つです。

しかし、もう一つ気づいてしまった。
というか、当たり前なんだけど、登場人物が少ない方が簡単ですもんね。
登場人物が増えるごとに、どれだけのシーンが想定されるか、気になるじゃないですか。

ということで。
さあ、計算のお時間です。

●登場人物が『僕』だけの1人
・僕
→1パターン

●登場人物が『僕』『彼女』の2人
・僕のみ
・彼女のみ
・僕と彼女
→3パターン

●登場人物が『僕』『彼女』『彼』の3人
・僕のみ
・彼女のみ
・彼のみ
・僕と彼女
・僕と彼
・彼女と彼
・僕と彼女と彼
→7パターン

●登場人物が
『僕』『彼女』『彼』『娘』の4人
・僕のみ
・彼女のみ
・彼のみ
・娘のみ
・僕と彼女
・僕と彼
・僕と娘
・彼女と彼
・彼女と娘
・彼と娘
・僕と彼女と彼
・僕と彼女と娘
・僕と彼と娘
・彼女と彼と娘
・僕と彼女と彼と娘
→15パターン

●登場人物が
『僕』『彼女』『彼』『娘』『婆』の5人
・僕のみ
・彼女のみ
・彼のみ
・娘のみ
・婆のみ
・僕と彼女
・僕と彼
・僕と娘
・僕と婆
・彼女と彼
・彼女と娘
・彼女と婆
・彼と娘
・彼と婆
・娘と婆
・僕と彼女と彼
・僕と彼女と娘
・僕と彼女と婆
・僕と彼と娘
・僕と彼と婆
・僕と娘と婆
・彼女と彼と娘
・彼女と彼と婆
・彼女と娘と婆
・彼と娘と婆
・僕と彼女と娘と彼
・僕と彼女と娘と婆
・僕と彼女と彼と婆
・僕と彼と娘と婆
・彼女と彼と娘と婆
・僕と彼女と彼と娘と婆
→31パターン
………

はい、力技はここまで。
整理します。
【登場人数 → 想定できるシーン数】
【1人 → 1パターン】
【2人 → 3パターン】
【3人 → 7パターン】
【4人 → 15パターン】
【5人 → 31パターン】
………

勘のいい人はわかりそうですが。
あと情報系の人も好きでしょう。
はい、そうです。
2をめっちゃ掛けます。

【登場人物 → 想定できるシーン】
【 n人 → 2^n - 1パターンです】

※2^nは、2のn乗を表します。
(2をn回掛ける。)
(組み合わせとシグマで導くのがスマートなんでしょうが、見た目重視で力技にしました。数学の世界のエライ人ごめんなさい。)


ということで、一般項が出たので、登場人物を増やして計算してみましょう。

【登場人物 → 想定できるシーン】
【1人 → 1パターン】
【2人 → 3パターン】
【3人 → 7パターン】
【4人 → 15パターン】
【5人 → 31パターン】
【6人 → 63パターン】
【7人 → 127パターン】
【8人 → 255パターン】
【9人 → 511パターン】
【10人 → 1023パターン】
…………

はい。この辺まで。
ということで、めっちゃ女の子が出てくるハーレム設定の場合、こんな事になります。

これは累乗のグラフの増加率がものすげーってやつですね。紙を何回折ったら月に届くかな?で、有名なやつです。

何が言いたいというわけじゃないんだけど、登場人物が増えるだけ、ものごいスピードで想定されるシーンが増える、と。

僕と彼女と彼が出てくれば、僕の知らないところで、彼女と彼に何かあるかもしれない。
僕と彼女と彼と娘が出てくれば、僕の知らない所で、彼女と彼が密約をし、彼女と娘が約束をし、彼と娘が恋をするかもしれない。4人が揃えば奇跡が起きるかもしれない。

もちろん、実際に、全てのシーンを想定してお話を書かなければならないとは、思ってません。
ただ、お話に登場人物が増えれば、僕にとってその人達はみんな可愛いのです。だから、何があったのかなって、想像できる範疇にしておきたい。

ある一定数の人が集まると、人間はそれを集団と捉え始めるのでしょう。でも、それぞれにその人生の中で思う事が、感じることが、あるんはずなんです。いくら集団の中にいようが、主観で見てる人の景色は変わってるはずです。とても微細な人の増減でも。
だから、せっかく僕のお話に出てきてくれたのなら、その登場人物たちの考えや感じ方を想像したいんです。だって可愛いんだもん。


書くのが得意な人は、人数が増えようとも、ポイントとなるシーンを嗅覚で見つけれるのかもしれません。たぶん、それを嗅ぎ分ける技もあるのでしょう。センスや経験とか、他にも要素はたくさんあるでしょう。

ただ、せっかくだから、僕はお話の中の人になりたいんだよなあ。
一緒に登場人物になって、考えたり感じたりしてみたいんです。自分で書くお話なら尚更そうですね。だって、僕の世界の可愛い可愛い住人なんだもの。
僕の世界に住んで、人生の断片の断片を見せてくれたのなら、ちゃんと一緒に見たいな、と。 (だから僕の文章は長いし蛇足が多いんだろうなあ。その蛇足が大好きなのも、これが、理由の一つのかもしれないなあ。)

あ、でもね、でもね。
逆に、行き詰まったら、力技で、想定されるシーンからお話を膨らませる事もできるかもしれません。力技だろうと、それも一つの技かもしれません。

と、いうわけで、これに気づいて自分で計算して、あ、そうなんだ、となった事が僕は楽しかった。既に語り尽くされているであろうけど、僕は僕の手で計算したかった。ただ、それだけのお話でした。

数学って、物事を整理するだけでなく、その先にはこういうアホみたいにワクワクする妄想ができるんだよ、と。ね。


余談ですが、毎回のように『彼女』を登場させ過ぎて、僕はずっと恋ができてて楽しいです。みんなみんな可愛い彼女なんですもの。
こういうの見ると、僕は女の子が好きなんだなあ。と思います。そういう人です。


そして、まじで自分でサッと考えただけなので、計算とか一般項を間違えてたら、教えてください。

おしまい。またね。

僕の書いた文章を少しでも追っていただけたのなら、僕は嬉しいです。