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楽しい暮らしサポーターズです

移住した当時のこと

実は、豊後高田市に移住するということは考えていませんでした。
商売をするにあたっては、豊後高田市は商圏として弱いので、中津とか別府市を考えていました。
商工会議所での経営相談でも、取り組みとしては面白いが、豊後高田市の人口では経営は難しいだろうと言われていました。
それでも豊後高田市に移住した理由は、市の移住担当の職員さんの行き届いた心遣いがあって、「ここなら住みたい」と思ったことです。
絵本屋として商売を始めた当初は、そもそも住んだことのない土地ですし、絵本の購買層である子育て世代の知り合いが全くない状態でした。
地域とのつながりがないため、どうすればいいかと考えました。
ネットでつながろうと思いましたが、刑務所職員の時代は、フェイスブックのようなSNSとか、自分のホームページを行う時は役所に届出しなければならなかったの状況で、そこでもでもボッチでした。
結局、イベントなどに参加して、そこの出店者などに声をかけたりで知り合いを増やしていくようなやり方で始めましたが、かなり時間がかかったのです。

楽しい暮らしサポーターズ事務局相談員

地元の新聞社やローカル放送で注目してもらったおかげで、急速に知名度は上がったのですが、絵本を購入しにこられるのは遠方からのお客さんが多く、地元の方が買いに来ることは少ない状況でした。
そんな時、地域おこし協力隊の元隊員の女性2名の方から、移住者を地域に定着させるための活動をしたいので協力してもらいたい、とのお話をいただきました。
最初は、相談役という話をいただいたのですが、「相談員」ならやっていいですよ。とお答えしました。
そして、もう一人、監査役の女性1名の合計4名で「楽しい暮らしサポーターズ事務局」を立ち上げました。

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楽しい暮らしサポーターズ事務局の活動

現在の活動についてです。
・移住してきた人と地域の方をつなげる「ブギウギお茶会」を隔月で開催
・どなたでも自分の蔵書を持ってきて古本屋ごっこができたりバザーを行ったりできる「一箱古本市」を6月に開催
・移住してきてお店を始めたり活動している人たちを地元の人にもっと知って貰えるようにと、紹介も兼ねて行う「ブギウギマルシェ」を12月に開催
その他、メンバーが興味あることなどをワークショップ等として開催するなど、不定期なイベントも行っています。
これらの活動の基本的な考え方は、移住してき人たちだけで集まるのではなく、地域の人とつなげたいということです。
ですから、イベントでは地元の講師や先輩移住者を招いたりして、だんご汁の作り方やタコの料理法、国東ロングトレースや地元商店街の紹介や国東半島の歴史などのお話を伺っています。
自己紹介を行うことを恒例としていますので、そこから新しい人間関係が生まれ、友達になったり、地域活動をしたりという広がりも生まれています。

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活動を通して感じること

活動を続けていくうちに、たくさんの人と知り合いになれました。それとともに、この町に対する愛着もどんどん増していきます。結局、この活動で一番楽しい思いをしているのは私かもしれません。
SNSで友達を増やすのも大事ですが、やはり顔を合わすことが大事だと思うのです。それもちょっとしたおつまみと飲み物があればもっとリラックスできていいですよね。
移住してきて、どんな人がいるんだろうとか、移住してきた人はどんな人だろうとか、想像したり見た目で決めつけたりするより実際に会ってみるのが一番です。
楽しい暮らしサポーターズ事務局がやっている活動は、そんな場所を提供することです。

みなさんがサポーターです

3年目に入った「楽しい暮らしサポータズ事務局」ですが、次の段階に進みたいと思っています。
今まで、イベント等で参加してくれた皆さんに、「楽しい暮らしサポーター」になっていただきたいのです。
移住してきた方が、知りたいことがあったり、生活で困った時に相談に乗ってもらうサポーターとして活躍してもらいたいのです。
で、よろしかったら、店舗やご自宅に「楽しい暮らしサポーター」ステッカーを貼ったり、住所や連絡先、野菜作りとか楽器演奏とか写真とか・・・得意なことや好きなことなどを登録して欲しいのです。
このアイデアの元は、「子ども連絡所」です。
「こまったときはいつでもおいで」です。

「ちょっとしたこと」に心をよせる

警察とか行政とか民生委員さんとかにお願いするほどでもないけど、「ちょっとしたこと」を聞いてみたい時に、相談に乗れたり、友達になって協力できるためのきっかけを作ろうと思ったのです。
ですから、地元の方や移住の先輩など、本当に「ちょっとしたこと」なら手伝えるという人に参加してもらいたいと思っています。
皆さん少しづつ、何かお手伝いしたいという気持ちがあると思います。
でも、どうしていいかわからない。こっちから声をかけて迷惑だったらどうしよう。なんて思ってしまいます。
ですから、「言っていただければサポートできますよ」という意思表示ができて、「ちょっとしたこと」を相談したい人が気軽にお願いできるような地域にするのがこれからの目標です。
皆で少しづつ、楽しい暮らしにしていければいいな、と思っています。

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