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商店街を出前しよう!

移住者や地元の人がこない商店街

2001年、豊後高田市の「昭和の町」は、名前のとおり、「昭和」「昔懐かしい」をコンセプトに観光客の誘致に成功しました。
最初は7店舗からスタートして現在は約50店舗が「昭和の町」認定店で、年間40万人の観光客が訪れます。
ところが、その中には外国からの団体客も多かったのですが、インバウンドに頼っていたため、特にアジアの国々との関係に売り上げが左右されるという状況があります。
一方、豊後高田市は「住みたい田舎NO1」を目指して各種支援を行ってきました。
そのさいは、「昭和の町で有名な」と言う枕詞で宣伝をおこなっています。豊後高田市のアイコンです。
ところが、その移住してきた人たちの買い物先は、中津や宇佐だったりします。
移住者にとって、大型商業施設に比べると商店街の魅力は乏しいのです。
それならば、地元の人はどうかと言うと、それもあまり多く来ているわけではありません。

地域に向けた取り組み

そんな現状を打破しようと、冬期を除く毎月、昭和の町商店街は共同で「ゆうどき市」をはじめました。
この催しは、夕方5時から開始なので、全く観光客を想定していません。
地域の方々が、観光地と思われている昭和の町で楽しむことで、商店街の良さをわかってもらいたいというのが目的です。
イベントとして、昭和仮面やゲーム、露天、音楽など、特に子どもたちの喜ぶ姿がたくさん見られました。
新しい動きが昭和の町から起こっていると言ってもいいと思うのです。

個人的なアイデア

そんな中、もう一歩踏み込んだ取り組みのアイデアがあるので、メモがわりに書いておきます。
それは、商店街の出前です。
豊後高田市には、移住者の多い新しい団地があります。
そこに、出前で商店街が「移動ゆうどき市」を出前するのです。
来ないなら行ってしまおうという企画です。
公共交通機関の少ない豊後高田市では、ゆうどき市に来てもらうにもマイカー以外の方法がありません。
そこで、こっちから飲み物やおつまみ、楽しめる企画を持って訪問するのです。
そして、商店街の楽しさをわかってもらうというコンセプトです。
大手の商業施にはできない、小さな商店街だからできることです。

地域に愛される「昭和の町」に

もっと言えば、豊後高田市の高田以外のところにも出前ができるといいと思います。
香々地や真玉、田染などにこちらからおじゃまする。
顔を合わせることで新しいことがはじまるのではないかと思っています。
こんなことは行政にはできません。
夕方以降の商店街の自主的な活動です。
でも、このような活動こそが地域を活性化させるのではないかと思うのです。

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