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豊後高田市を「若者の希望を叶える町」にしたい

商店街のシャッターを開けたい

私が住んできる昭和の町は15年前に、逆転の発想で寂れていた風情をあえて売り物としてプッシュすることで観光客の誘致に成功しました。
全国的にも有名になって、豊後高田市のアイコン的な存在になっています。
しかし、平成も令和になって、昭和の町スタート当時の経営者も高齢化し、後継者の問題や収入の減少で閉めてしまうところも多いという状況です。
それでも、ボチボチ新しく起業する人がいたりして、みんなで盛り上げていきたいという機運も見られます。
イベントもやっていますが、シャッターを閉めている店もかなりある状況なので、先を考えるとかなり心配になっています。

観光客に頼らない商店街

昨年、今年と観光にとってはかなり厳しい状況です。
特に、大分県はアジアのインバウンドを見込んで設備投資をしてきた経緯もあります。
また、昭和の町も地元の買い物客よりも観光客による売り上げの比率が高いので、影響が大きいのが実情です。
ですから、今、考えなくてはいけないのが、いかにして商店街に地元の人を呼び込むかなのです。
その取り組みの一つが、「ゆうどき市」の復活です。
豊後高田市の商店街は、以前、夏に夜市を行っていたという話があって、それをヒントに夕方から行うイベントをはじめました。
3月から12月まで、毎月の最終土曜日に商店街でセールや時期に合わせ、夏祭りとかハロウインとかクリスマスにちなんだイベントをはじめました。

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地元も移住者も参加できる催しにしたい

ゆうどき市は、最初と比べてだんだんとお客さんが来るようになっています。
うれしいのは、子ども連れのご家族が一家で来てくれる場面が多く見受けられることです。
それも、地元の方だけではなく、移住して来た人たちも参加してくれることです。
スーパーや大型ショッピングモールにはない楽しさを知っていただければと思っています。
また、地元高校生の皆さんにも部活の発表の場として使ってもらったり、 音楽サークルにも店頭で演奏してもらったり、地域ぐるみのお祭りにできたらと思っています。
つまり、商店街を市民みんなの楽しさの中心にしたいのです。

起業支援の現状

もう一つ考えていることがあります。
これは、私個人ではできないので行政等への提案なのですが、従来の起業支援のやり方を変えてもらいたいのです。
私も起業にあたっては支援を受けました。例えば、200万円の開店資金が必要なら、半分の100万円の支援が受けられます。
しかし、起業しようと思った時に、そんな金額では難しいので、手持ち資金や融資を受けることになるのです。
これでは、ある程度、どこかで事業をやってきた 、あるいは手持ち資金がある人ではないと起業できません。
また、そんな人たちなら他の地域でも起業できるのです。
ですから、ここでなければならないという価値のある起業支援をしなければいけません。

空き店舗をチャレンジの場所に

簡単にいうと、町全体をセレクトショップにしてしまうというアイデアです。
そのために、空き店舗を自治体で簡単にリフォームして、1万から2万と、安く貸し出すことはできないでしょうか。
それも、2年から3年の期間限定のチャレンジショップとしてです。
若い人が、資金がないけどやってみたいことがあるという意欲を、商店街がかなえるのです。
期間が終われば、近くで出店するのもいいですし、旅立って行っても構いません。
それと、SNSの発展で今の若い人は自分たちで勝手に発信してお客さんを呼び力があります。商工会議所が面倒見なくてもいいくらい。
商店街や自治体のメリットとしては、チャレンジ精神のある若者がやってくる。
いつも新しい面白い店が開店するので、地域の人たちがやってくる商店街になる。
「豊後高田市なら夢がかなえられる」「若い人が、まるで異次元の昭和という時代に興味を持つ」とか、今まで懐かしい町で売っていたのが、希望を叶える的なコンセプトにバージョンアップするのです。
自治体にお願いしなくてはいけないのは、改装資金の問題だけではありません。
空き店舗をのオーナーを口説くのは若者では無理なのです。ですから、自治体の職員が構想を説明してお店を貸してもらう必要があるのです。
夢を叶えるのは都会だけではない!地方からも発信する!
という若者に、チャンスを提供するのも地域活性化の方法ではないかと思うのです。

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