見出し画像

10分間瞑想・ショートメディテーションのすすめ#6

ここまで、5つのステップで「ショート メディテーション」の実施方法をご紹介しました。
今回は、実施に当たって注意していただきたいことと、考え方について説明します。
ステップ全てを読んでいただければ、「ショートメディテーション」と名乗っていても、概ね、マインドフルネスで行っていることをなぞっていることがわかってもらえると思います。
では、どこが異なっているかについて説明します。

マインドフルネスや座禅の危険性

マインドフルネスも座禅も、適切な指導者の元で行うことが大切です。その理由は、瞑想を突き詰めていくと、魔境と呼ばれる段階に迷い込むことが往々にしてあるのです。
禅仏教、チベット仏教、テーラワーダ仏教などの瞑想センターが世界各地に存在しますが、そのような場所でも精神に変調をきたす人々が後を絶たないと言われています。
これはマインドフルネスでも同様です。
この現象は、瞑想だけで起こることではありません。
ある種の薬物や度を越した修行、宗教的体験でも起こります。
事実、私もそういう体験をしました。まるで宇宙の法則と一体になったような不思議な感覚です。
しかし、それは事実ではありません。脳が作り出した幻覚です。
座禅にしてもマインドフルネスにしても、そのようなことを目標にはしていません。
座禅であれば、仏様と同じ方法で悟りを得て解脱することです。また、マインドフルネスは、企業研修としてGoogle、Facebook、Yahoo!などに採用されていますが、それは、社員の生産性や創造性の向上のためです。

ショート メディテーションの目的

ショート メディテーションの目的は、瞑想することによって、不安や恐れという湧き上がる感情を観察して、自分の意思で整えることができる力をつけることです。
わかりやすく簡潔に言えば、「自分の機嫌を自分でとること」ができるようになる訓練なのです。
毎日、大事なあなた自身のために、自分で自分の心を観察して、自分の機嫌をとってあげることで生き生きと生活することを目指します。
ステップ1から5を順番に達成するではなく、その日の自分に耳を傾けて実施するのです。
図で表すとこんな感じです。

名称未設定

毎日同じことの繰り返しで、ステップ1から5を実施します。でも、これは上から俯瞰した状況です。

画像2

実際は、こんな感じで少しづつ「自分の機嫌をとる」ことが上手くなっていきます。

最後に

「ショートメディテーション」は、私が今までやってきたことを整理したものです。
でも、30年以上も瞑想を行っていますが、心が穏やかになったり、性格が温和になったりはしません。
今でも毎日、些細なことでイライラしたり、不安になったり怒ったり、調子に乗ったりしています。
もちろん、ダイエットに成功したりはしません。
ただ、毎朝10分程度の瞑想をすることで、1日のスタートを気持ちよく始めることができたり、新しいことを思いついたりするので続けられています。
そして、精神的に辛かった時期も、うまく乗り越えることができたように思います。
最後まで読んでいただいてありがとうございました。
必ず効果がありますので、ちょっとでも興味があったら実践してみてください。

この記事が参加している募集

おうち時間を工夫で楽しく

スキ!♥️押してもらえたら感謝!感謝!支援していただけると超嬉しいです☺️