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ものをいわぬ者はおそろしき

言い訳じみた前置きを少々・・・

前のnoteの記事で、黙って見ている自由について語って、こんなことを書くのはなんだかなぁ、と思うのですが、今回は公人についてのお話なので個人の自由とは別と思ってください。

蓮如上人、仰せられ候う。「物をいえいえ」と、仰せられ候う。「物をいわぬ者は、おそろしき」と、仰せられ候う。「信不信、ともに、ただ、物をいえ」と、仰せられ候う。「物を申せば、心底もきこえ、また、人にもなおさるるなり。ただ、物を申せ」と、仰せられ候う由候う
蓮如上人御一代記聞書八七

とにかく喋りなさい、黙ってる人は恐ろしい。信じている、信じていないのそれぞれに、ものを言わないと心の底がわからないし人からも指摘を受けて直すこともできない。ただただ、物を言いなさい。

こんな時だからこそ発信して欲しい

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4月13日の大分合同新聞の一面です。
うわさによる中傷や偏見が見受けられます。
その原因は、在京のマスコミの報道やインターネットの書き込みがだんだんと過激になっていることで、地方においても人々の不安が増大していることにあると思います。
東京のような大都市ではよほどの有名人でない限り、「うわさ」で個人を特定することは困難です。
地方ではちょっとした「うわさ」で個人が生活基盤を失ってしまうことにもなりかねません。
確かに、ローカル番組やケーブルテレビ、市役所の広報などで情報は発信されています。
しかし、コミュニティーの人々が欲しいのはそういう情報ではないのです。
地域で信頼できる人からの的確でタイムリーな情報なのです。

私たちの税金で報酬をもらっている人

日頃から思っているのですが、市議会議員はなにをしているのでしょうか。
ごく一部の市議会議員さんがSNSで発信している状況は承知していますが、そのほかは、探しても見つかりません。全く情報がありません。
一方、税金で給与をもらっている市役所職員のみなさんが何をやっているかはわかります。
国や県から次々と指示が来ているのでしょう。実際の感染者が発生した場合に対応するためのマニュアルの作成や受け入れ態勢の構築を行っているはずです。
では、地方自治体の議員さんはなにをしているのでしょうか。
批判をして支持を集めるために、市長や役所の動きを見て、じっと息を殺して成り行きを見ているのでしょうか。
それとも、自分たちを支持してくれる一部の人の安全安心のために働いているのでしょうか。

市議会議員がなにを考えているかわからない

私は、「ものいわぬ者」ではありませんのでうっとおしいかもしれませんが、この際ですので、はっきりものを言わせていただきます。
地方議員一般に言えますが、選挙の期間になると活発に支持を訴えますが、それ以外に市民に寄り添った活動をしているかどうか見えません。
地方選挙の場合、候補者の公開討論会も一般的ではありません。
SNSで発信を行っている方もいますがごく一部にとどまります。
議会の様子を見せてもらっていますが、正直なところ、日頃の活動状況が全く伝わりません。
私たちの代表であるのなら、日頃から自分の活動を公にすべきですし、自身の考えを述べて様々な市民の意見を聞くべきだと思います。

行政ではできないことをするのが議員の役割

市議会議員は市民に一番近い政治家です。県議会議員も同じです。
全国の地方議員が市民のために何ができるかを考えていただきたい。
今は公共工事の陳情ができる状況ではないはずです。
行政の方針を決定する市長や、具体的に実施を行う職員ではできない、市民の声を聞いて、適切な要望を行政に伝えることや、市民に対して注意すべきことや不安を解消するための正確な情報を発信するなど、みなさんが今担うべき役割ははたくさんあるはずです。
一部の利益ために市役所に怒鳴り込んだり、立場を利用して圧力をかけたりすることは反社会集団のやりかたで、公人たる議員のやることではないと知っていらっしゃるでしょう。
民主国家での政治家の武器は言葉です。その言葉を発信して信頼て、人々のための政策を実現するのが議員のやるべきことです。
市民の知る権利を担保するためには、政治家としてちゃんと自分の行動を公に発信することは当たり前のことで、そのためのツールもあるのです。
得意不得意を言っている場合ではありません。通信費の支給も受けられるのですから紙媒体での発信もできるはずです。

不謹慎ではありますが、新型コロナは良い機会です。
地方議員は一般人ではなく公人です
市民の全てが不安を抱えているこの時期に、ぜひ、何を考えているのか語って欲しいと思います。


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