10分間瞑想・ショートメディテーションのすすめ#4
今まで、呼吸法と意識の持ち方を説明しました。
やり方はわかりました。そして、初めて実践してみると意外と10分間の瞑想は長いと感じられるのではないでしょうか。
特に感じるのが、集中しようとしてもいろいろな考えが浮かんできて集中できないということに気づくでしょう。
例えば、今日の予定とか、買い物しなくてはいけないものとか、昨日誰かに言われたくやしいこととか・・・
中でもネガティブな感情が湧き上がることも多いと思います。
それをどう取り扱うかについて説明します。
ステップ4 感情に気づく 認める 手放す
瞑想中にいろいろなことが心に浮かぶと思います。
実は、それこそが大事なことのです。
みなさんも経験されたことがあると思いますが、気が会う友達とたわいもないお喋りをすると、なんとなく気持ちが晴れることってないですか。
自分でもすぐに解決できる問題ではないとわかっていても、ついつい友達に話して「大変だったね」と言ってもらうだけで元気が出ることってありますよね。
瞑想中に湧き上がる様々なものは、あなた自身のまだ整理されていない感情や考えの一部なのです。
通常は自分の意識することのないいろいろなものが、瞑想という外界の刺激が遮断された状態で湧き上がってくるものなのです。
あなたは、あなたにとって一番大事な人です。もっとも身近な友人です。だから、あなたには、あなたの取り留めのない感情を認めてあげて欲しいのです。
親しい友人とお話しするように、肯定も否定もせずに、ただ微笑んで「うん、うん、大変だったね」と聞いてあげてください。
そうすることによって、自然と感情は癒されていきます。
そして、また呼吸に集中するのです。
「感情に気づく、認める、手放す」を繰り返すことで、だんだんと気持ちがリラックスしていきます。
そして、素晴らしいメリットもあります。瞑想中に湧き上がる考えから、自分の気がついていない「本当の気持ち」や「新しいアイデア」「創作のヒント」などが生まれます。
それは、他の誰でもないあなたの中から生まれた「宝物」です。
10分間のショートメディテーションを毎日やることで生まれる贈り物です。
座禅やマインドフルネスの解説書では「雑念」と呼ばれ、あまり触れられることのないものですが、ショートメディションでは「インナーボイス」と位置付け、重要かつクリエイティブな事象であり、日々の生活を有意義にしてくれるポジティブなものとして捉えています。
次回、ステップ5では、心と体の関係について説明します。
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