見出し画像

玉津ねこ歩き

画像1

ねこストーカーごっこ

3年前、豊後高田市に移住して、玉津というところに住むことになりました。
当時は、絵本屋の開店に向けた準備のために、古物商の免許を取ったり仕入れをしたしていましたが、心身ともに調子を崩していたためにあまり活動的ではありませんでした。
しかし、ボーッとしていてもしょうがないので、散歩を日課としていたところ、この玉津の特徴が見えてきたのです。
とにかく、猫がたくさんいるのです。それも、割と近くまで行っても逃げません。人間との距離感が近いのです。
だからと言って、漁村なんかであるような餌をもらいに来るとかじゃなくて、適当な距離をとって、互いに干渉しない感じなのです。
そこで、玉津地区の猫たちをストーカーして、写真を撮影することにしました。

画像2

ねこに逃げられない距離のとり方

猫の撮影の方法は、NHK BSの「岩合光昭の世界ねこ歩き」を参考にしました。
猫を発見したら、体をかがめてちょとづつ距離を詰めていきます。
ある程度になると猫がこっちに気がつきますが、その時に猫に視線を合わせてはてはダメです。
カメラのモニター(私のはチルト式というモニター上下に動くタイプです)を下を向いたまま見て迫ります。
その時には岩合さんみたいに「うーん、かわいいねぇ❤️」「美人だねぇ❤️」と言いながら近づきます。
ゆっくりと近づきますが、近すぎると逃げます。逃げそうな気配で、一旦停止します。しばらくしていると猫は再び警戒心を解きますので、そこからさらに距離を詰めます。
てな感じで行うのですが、人目があると結構恥ずかしいですよ。

画像3

玉津ねこ歩き

そんな訳で、こんなのを作ってみました。玉津商店街地区で出会えるかもしれない猫たちの地図です。
それと、

画像4

フリーペーパーで、玉津地区を紹介してくれて、こんな地図も作ってもらいました。
猫のいる街っていいですよね。

よかったことがもう一つ

これらの猫写真は、えほん 月波やの開店記念として、プリイトアウトして額に入れて自由に持って行ってもらいました。
少しづつ嫁に出しましたが、結構な枚数があったので1年くらいは飾っていました。
最後の3枚くらいになって、高齢の女性が来店して
「こちらで猫の写真がもらえると聞いたのですが」
と言われましたが、ちょっと様子が変です。なんだか思い詰めた感じがします。
残り少ないのですよ。と言いながらお見せしました。
そしたら、1枚を指差して「これもらえますか?」と・・・・
もちろんいいですよと言ったのですが、事情をお話になりました。
写真に写っている猫は、そのお宅の飼い猫だったとのこと。
ある日、外から帰ってきてバッタリと亡くなったそうです。
うちの店で、近所の猫の写真を配っているという噂を聞いて、ひょっとして亡くなったその猫の写真があるかもと思って来たそうです。
その方のお宅は当店から1キロメートルほど離れているので期待はしていなかったそうですが、まさに、その猫の写真だったのです。
「お母さんが迎えに来るのを待ってたのかもしれませんねぇ」
と言ったのですが、まさにそんな感じでした。

スキ!♥️押してもらえたら感謝!感謝!支援していただけると超嬉しいです☺️