地下3階だったと思う。
そこまでビルメン部員は移動をする。
そこに中央監視室がありそこで様々な設備機器の異常を確認モニターがありパソコンが置かれているような感じだ。
また朝礼を行なうようだ。
なんで2回もやるんだよと俺は思った。
効率悪いなぁ。時間の無駄だろ。と。
ビルメン部の朝礼が始まる。
口下手な社員が朝礼で晒し上げにされてる模様だ。
人前で怒り恥をかかせる。。。
上司の美辞麗句のオナニー朝礼だ。
ゲッ。ブラック企業じゃん。。。と思う間もなく
管理職からまた自己紹介の挨拶をさせられた。
何回もやらせんなよボケとは思ったが緊張していることもあり解れてよかった。
朝礼を終え
「初めが肝心だぜ。本郷くん
元気よく挨拶だ。」
「一緒になったんだから
銀さんに挨拶してこい」と先輩社員に促された。
指を刺された先には銀さんがいた。
気品ある綺麗な銀髪に優しい瞳だ。
頼れる初老。
彼の名は黒澤銀二だ。
屍若造と優しそうな顔で笑談している。
俺は銀二に挨拶をしにいった
「初めまして 本郷です」
「いらない、いらない、」
えっ???なに?初対面で?
それ言うの?
銀二は一見人の良さそうなじいさんだが相手によって態度を変えるクズ老害だった。
他の社員にはニコニコしてたのに。。俺が挨拶に来るや否や性悪な物怪へと変貌した。
大体こうゆうクズは下のモノをぞんざいに扱うんだよな。。
俺は先が不安になった。
後から知ったことだがこの老害、新人狩りの銀狼という異名があったらしい。
やはり社会、組織というものは一筋縄ではいかないのだ。どの会社にも曲者はいる。
問題は比率の高さだったなと振り返ると本当に思う。
ここはあまりにガチ勢が多すぎた。
またひとつ俺は教訓を学んだ。