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【エッセイ】しばらくは簡単な料理しか作りません

料理を作るときは、いつも簡単なものを作ります。
スパゲッティをゆで、トマトソースと粉チーズをかけただけ、とか。
そのトマトソースだって、トマトの水煮缶をフライパンの上で潰しながら熱しただけ。
面倒な手間がかかる料理は、作りません。

昔は、けっこう難しいお菓子を作ったこともあるので、能力的、技術的には面倒な料理も作れるはずです。
けれど、なかなか丁寧に料理をする気が起きません。

図書館から料理本を借りると、手間ひまかけて作るレシピが載っていたりします。
そういう料理に、あこがれはあります。
ただ、いつもメモするのは、手順が簡単な料理ばかり。

心のどこかで、もっと野心的に料理したいと考えている部分もあります。
つまり、もっと難しく、凝ったものを作るという意味で。

一度、簡単な料理に慣れてしまうと、楽だからそればかり作るのです。
ここらで、そろそろ手間がかかる素敵な料理を作ってもいい。

ところで、先述のスパゲッティは、けっこうおいしいのです。
新鮮な素材であれば、シンプルな料理でも充分おいしい。
それも、いいではないですか。

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