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ドラゴンボールを集める過程が好きだった

漫画家の『鳥山明』先生が、界王様の元へ旅立たれた。
あまりに身近な漫画家の一人だっただけに正直ショックが大きい。びっくりしたなんてものじゃない。

ただ、先生はもう修業はしなくても良いだろう。今の子供だけでなく、昔の子供だった人達にもマンガを通して多くの人に希望を与えた。十分な徳も積んだはずだ。自分でも驚くほど下界で修業をされたはずだ。

当時の週刊ジャンプは人気がありすぎて、僕の地域では一人1冊。いつも雑誌を入荷していたのは、なんでも置いて若干コンビニ化していた駄菓子屋さん。それでも買えない場合もあり、友達から借りることもしばしばだった。逆にこっちが貸すこともあり、駄菓子屋が発売日には、さながら子供たちの集会所になっていた。

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田舎なので、そんなに娯楽もない。そんな時に小学生の時に読んだドラゴンボールは面白すぎた。

ドラゴンボールは、7つのボールを集めると、どんな願いもかなえてくれる神龍を呼び出せる。これがワクワクポイントなのだが、僕はこのボールを集める過程が好きだった。そこにドラマが感じられた。

空を自在に飛ぶ「筋斗雲」も西遊記では知っていたが、実際に漫画で見たのはドラゴンボールが最初だ。黄色い雲で心がきれいな人しか乗れない不思議な雲。あれを見た時は感動した。

僕が最も僕が度肝を抜かれたのが、ギニュー特戦隊の隊長のギニューが、孫悟空と「ボディチェンジ」した時だ。あれは完全に予想外で、今までは修行で培った体術や、かめはめ波などの気を基本とした技だったのに、まさか体ごと交換する技が繰り出されるとは思わなかった。

あの回は、たしか夏ごろ。友達と汗だくになりながら、外で雑誌特有の匂いを嗅ぎながら一緒に読んでいたのをいまだに覚えている。ものすごくおもしろかった。

そんな漫画の片鱗はゲームにも受け継がれ、それがドラゴンクエストだった。鳥山明さんが描かれた「スライム」。他のイラストでは明らかなモンスターな感じが一般的だが、鳥山明さんからスライムの概念が変わりカワイイモンスターになった。ファミコンのドット絵で表現されても好きだった。

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BGMを作った「すぎやまこういちさん」も旅立っているので、なおさら寂しい。

一つ一つのキャラクターに全力で作られていて、すべてに愛着が持てる。それが素晴らしい。

本当は、もっと色々なキャラクターを描いていただき、まだまだ活躍してほしかった。ただ、まだ読んでない漫画や、遊んでいないドラクエシリーズもあったり、それ以上に鳥山明先生の遺志を継いでいる方が大勢いるため、もっと違う世界がきっと開かれると思う。

みんなの冒険も、これからもずっと続いていく。

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