Vtuberとマネタイズ~信頼と愛情で経済を考える~をさらに考えてみる

前回挙げたnoteが多くの反響を頂きありがとうございます。

今回の記事は、このnoteに寄せられた意見・感想を踏まえながら、さらに考えていこう!というものです。予めに言っておくと、結論を出すつもりはないです。その点はご承知ください

Vtuberと生放送の関係

この部分は比較対象を示さなかったのが良くなかったな、と思ってて、僕はVtuberの動画勢 VS Youtuberの動画勢とVtuberの配信勢 VS Youtuberの配信勢を比べたときに、Vtuberは配信勢の方が健闘しているよね、ということを言いたかったです。(Vtuber動画勢を批判したかったわけじゃなかったので、あえて比較しなかったのが仇となりました)

僕はVtuberの配信がyoutuberの配信と比べて大きく有利というつもりはないです。しかし、Youtube動画市場におけるVtuberの存在感と、Youtube配信市場におけるVtuberの存在感は大きな差があることは認めなければならない。(Vtuberは配信においてはYoutuberと肉薄していると表現するのが適切かもしれません)

まあ、例えると、モスバーガーとマックの味を比べてるんじゃなくて、モスバーガーよりマックの方が店が多いのはなぜなんだろうって方向です。
(これ適切か?)

本文ではこの部分の理由として、

・時代として生放送プラットフォームのトレンドがあったこと

・youtube動画がレッドオーシャン化していたこと

・ニコニコ動画の衰退期と重なっており、人材がいたこと

を挙げていますが、個人的にはまだ原因があると思っています。

・生放送の方が特別な編集スキルがいらない(人材コスト&時間がかからない)

・キャラクターと話せるというVtuberの強みがある

Vtuber市場とは離れてしまいますが、この部分も大きいと思います。

Vtuber業界はスピード感が求められる業界であることは多くの人がなんとなく理解できると思います。特に2018年の黎明期はまさにブームと言われるような状況で、短い期間にどれだけ多くのコンテンツを供給できるのかが非常に大事なポイントになっていたと思います。それを供給できたのが、個人単位で自由に配信ができる「にじさんじ」であったと考えています。(もちろん、月ノ美兎という特異点は考慮に入れなければならないでしょうが)

Vと信頼と収益性

まず、前提として、そのVtuberを知っていなければ信頼関係を築くも何もありません。だって、知らないんだもの

つまり、比較するとしたら同程度の知名度を有していなければならないわけです。

ブームの初期にはまだまだVtuberが少なかったのもあり、デビューするだけで企業と同じ知名度を得られた場合もあったでしょうが、現在ではその点において圧倒的に企業が強いのは語るまでもないでしょう。

そして、ここで比べるとしたら、知名度を同じものとしてみたときの収益性を比較しなければならないでしょう。(youtubeではチャンネル登録数が良い指標となると思います)

個人勢の代表とされる面々(名取さなやおめシスなど)を考えてみると、同程度の企業勢と潜在的な収益性は変わらないと思います。
もちろん、個人は頻繁にイベントに出演したり、グッズの販売をできないので収益性という面では劣る部分はありますが、ここで問題としているような投げ銭の場合ではさして変わらないのが現状でしょう。

それにしてもこの部分はもう少し詳しく書く必要がありますね

個人と企業の信頼感

僕は、信頼に関しての外部的な要素がどれだけ可視化されるかどうかが非常に大切だと思っています。

信頼感が僕たちのもとに見えるか見えないかは非常に大きくて、例えVtuberが何をしようが、僕たちの目に見えなければそれはないものと同じです。

企業系Vtuberは外部に関わっている人が多いので、信頼性を損なうものが表面化されやすいと考えています。根本的に個人勢で労働問題なんて発生しないし、外部へのリークもほとんどないでしょう。

この点において企業の方がリスクが高いんじゃないかな、と考えています。

また、個人勢がどう信用を獲得するのかという意見が出ていますが、そこは地道な活動しかないと思ってます。毎日の配信や動画の面白さが大切だと思います。先輩方の個人勢を見るとね。

これを読んで企業自体の信頼感がプラスになることもあるなーと思いました。大手の企業からデビューするって、ある意味で言えば、急にいなくなったりしないよ!という宣言に近くて、安心してお布施出来る(それが今後の活動に反映される可能性がある)ってことなんですよね。

サントリーもそれに近いものがあるなと思って、企業としての信頼感がVにプラスされています。企業は二方面の信頼感の構築が必要ですが、企業側の方面の構築を強化することがVtuberに還元される良い例かもしれません。

また、何か質問・意見があったら追記していきます……

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