桜が嫌いだ

散った桜の花弁をそっと手に取る。

それは少し土に汚れていて、破れていた。

綺麗なものもやがてはこうやって汚く薄汚れていくのだなぁと悲しくなりながら

私はその花弁をそっと下の位置に戻して


足で思い切り踏み潰した。