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今日はカレーの日らしいので偉大なるカツカレーを褒め称えん

 こんばんは。タイトル通りです。
 今日はカレーの日だそうですね!
 私はカレーが好きです。めっちゃ好き。
 週末、梅田まで買い物に出かけた際の昼ごはん、三番街をふらふらしていると目に止まったのがサンマルコの「カレーの日割引」。
 サンマルコとは、関西圏を中心としたとんかつ屋さん「KYK」グループのカレー屋さんです。関西圏のちょっといい商業施設に入ってる。
 さて、サンマルコの前を通りがかった私。「カレーの日特典! カツカレー50円引き!」のポスターを見て迷わず入店。座高の高いカウンター席に座ると同時に「カツカレーひとつ!」と頼む。

 カツカレーが来るまでの間、カレーの日が近いのか…と、一人カレーに思いを馳せる。
 思えば初めてサンマルコのカレーを食べたのは、小学校低学年。1〜2年生の頃だろうか。地元の百貨店に入っていて、父が連れていってくれた。
 「ここのカレーは専門店やからな、おいしいねん」と言った父。
 サンマルコデビューもカツカレーだった気がします。
 あつあつのルーがかかったカツとごはんの合間に散らされた素揚げの野菜が彩りがあっておしゃれ。わくわくしながら食べると…辛い!!!
 子どものお子様カレーしか食べたことのなかった私には、サンマルコのカレーは子ども舌ではとても辛く感じたのである。
 思わず水を飲もうとすると、父。
「水飲んだら舌がリセットされるから食べ続けるんや」
 まだ素直だった私は、父の教えを守り、水を我慢して二口、三口。
 舌がひいひいしているけれど、これが「大人のカレー!」と思ったものである。

 あれからもう20年以上経ってしまった。
「お待たせしました!」とおばちゃんが気前よく目の前に置いてくれたカツカレーは相変わらず、とんかつ屋さん仕込みのさくさくトンカツに、素揚げしたパプリカや茄子が白米の上におわします。
 サンマルコならではのキャベツのピクルスをカレー皿の脇にかけ、反対側に、自由トッピングのパインを。カレーソースの中に落花生を少し散らして。
 そう、サンマルコでは落花生・パイン・レーズン・キュウリが無料トッピングなのです!!
 私はレーズンとキュウリが苦手なので、必然的に落花生とパインの2択になるのだが、パイン×カレー。間違いない。辛さがほどよく中和され、味に深みが増すのです。落花生は食感が好き。トンカツの衣とのサクサクコンビネーションスピンです。

 ……さておき、いざ食べんと、いただきますと手を合わせ、カレーを一口掬って食べる。美味しい!辛い!
 でも子どもの時食べた時より辛く感じないんだな。これが。
 大人になったということなのでせう。

 先にあげたとおり、もともととんかつ屋さんなので、トンカツが美味しいことは自明の理。さくさくしていてジューシー。油は偉大なのである。
 カレーは伝統的な欧風カレーで、スパイスがたっぷり効いている。
 それにしても。一体誰がこんな…こんな悪魔的合体料理を発明したのか。トンカツは美味しい。カレーも美味しい。美味しいと美味しいの悪魔的合体。それは美味しいの二乗なのである。
 カロリーを気にしていてはだめなのである。大丈夫、カレーソースの中に玉ねぎいっぱい入ってる。きっと。だから野菜取ってる! 知らんけど!

 ぱくぱくいただき、無事完食。久しぶりのカツカレー、美味なりや。
 そしてありがたい50円引き。
 ありがとうカツカレー。ありがとうサンマルコ。ありがとうカレーの日。
 そしてありがとう、カツカレーという悪魔的合体料理を発明したシェフ。
 何やらサンマルコの回し者みたいになってしまったので、最後にリンクを貼っておきます。美味しいよ! サンマルコ!!

 お腹いっぱいになった私は、いざ梅田の阪急チョコ催事へ臨まんと三番街を出立したのである。
 (え? またカロリー摂取って? チョコは個人的五大栄養素なので!!)