【超個人的】発達障害・働き方の話。
昨日のnoteで発達障害の働き方にちょっと触れたので、「これネタになるな…!」と思いました。
noteのネタはどこからでも引っ張り出していくのよ。
というわけで、【超個人的】発達障害・働き方の話というテーマで今日は書いていきたいと思います。
こんなんもあるよ、というひとつのケースとして、参考にしていただければ。
①前提:働くの、向いてないかもしれない…
という思いが、ずっと頭の中にありました。
マルチタスクは苦手。
1度パニックになると手がつけられないし、そもそも学生時代から、教室でみんなと一緒に授業を受けたりするのが苦手な子どもでした。
大学1年の時に働いていた喫茶店では、「向いてない」と言われて1ヶ月でクビに。
大学2年からお世話になったコンビニでは、卒業まで3年勤めたけど、店長含め周りのスタッフみんなが優しかったこと、駅ナカのコンビニで激務だったけど楽しかったから、長続きしました。
今やれと言われたら、無理だなあ。
マルチタスク向いてないので、今のコンビニの「何でも屋さん」ぶりにはついていけないかもしれない。
大学を卒業して勤めた会社も、そこそこ長続きはしました。
あ、ちなみに、いわゆるオープン雇用(障害を打ち明けて働くこと)はしませんでした。
今もしていません。
これは、自分の性格上、オープン雇用にすると絶対によくない方に転ぶ(障害を言い訳にしたりとか)なと思ったからです。
話を戻しますね。
この会社では、休日も呼び出されたり(残業代などは出ません)、誰かが有給取ると酷い悪口が飛び交ったり、断れない性格が災いして他部署の仕事までなぜかやる羽目になったり。
3年続きましたが、体調を崩したり、上司や先輩が次々に辞めていき、さらに仕事が辛くなってやめました。
半分うつ状態のようになっていましたね。
疲れ切ってしまったので、「正社員はもう無理だろうな、会社に属するのもしんどいし…」と思ったのを覚えています。
②派遣で働く…!
そして、派遣で働き始めました。
そこで最初に派遣されたのが、テレフォンオペレーター。
短期のお仕事だったので、3ヶ月くらいテレフォンオペレーターをやりました。
IT系のテレフォンオペレーターでした。
電話応対は苦手ですが、マニュアル通りに話せばいいし、クレームを受けたりすることはないし、何より在宅でのお仕事だったので、結構楽しく働けたかなあと思います。
そして次に紹介されたのが、今の会社(IT系)でした。
弟たちはエンジニアやWEBプログラマーとして働いていますが、私はITの世界は未経験です。
でも、楽しそうな仕事だな、と思ったのを覚えています。
面接が苦手なので、面接ではめちゃくちゃどもったりしましたが、なんと採用されました。
ただ、どんな仕事も試練はつきもの。
働き始めてから、使い慣れないIT用語や複雑な知識に圧倒され、仲良くなった同じ派遣の子が1週間で辞めてしまったことなどもありました。
業務内容が想像していたものよりレベルが高かったんですよね。
1年経った頃、「向いてないかもなあ…」と思ったのです。
③「向いてないかも」→「こうしたら、続けられる?」の提案→社員の話をいただく
働いてみたいなあ…と思って勤め始めた会社でしたが、ちょっとしんどいかも、向いてないかも、と思いました。
とある社員さんから求められるものがすごく高くて、だけどそれに応えられない自分がもどかしく、しんどいなあと思ったのも、理由の一つとしてありました。
(ですがこれは、後になって私を助けてくれるマンツーマン指導となりました)
派遣会社の担当さんに電話して、そこから勤め先の上司と面談。
でも意外なことに、「向いてないから辞めます」の言葉に返ってきたのは、「どうしたら郁さんが辛くならずに働けるか、いったん試してみたりできませんか?」という言葉でした。
そこから、業務を少し減らしてもらったり、私の方でももっと勉強する機会を作ってほしいとお願いしたりして、そこから少しずつ変わりました。
前述した、とある社員さんとのマンツーマン指導も、きつかったけれど少しずつ期待に応えられるようになりました。
もっと教えてくださいと言ってみっちり教えていただいて、その業務は今では私の一番得意な業務になったりもしました。
本当に感謝しています。
一方で、めちゃくちゃミスをしたり、キャパがひっ迫して迷惑をかけたりもして、チームリーダーには多大な迷惑をかけたと思うのですが…。
そうして、少しずつ仕事が楽しくなってきたころ…
2年目を迎えたころに、社員化の話をいただきました。
多大な迷惑をかけたはずの、チームリーダーからの推薦でした。
コミュニケーション能力も低いし、そんなに優秀なほうではない、むしろキャパの把握もうまくできないしポンコツだと思っていたのですが、上司からは意外に高評価をいただいていたのが驚きました。
このとき、意外と自分が見ている自分の姿と、他の人から見た自分の姿は違ったりするのかもしれないと思ったんですよね。
ここで、「私はポンコツだと思っていたけど、意外とそんなにダメな奴ではないのかも?」「ちょっと怖いけど、挑戦してみよう!」と思いました。
そうして今に至ります。
業務に追われる一方で業務の知識をつけないといけなかったりもするので、毎日大変ですけど、でもすごく楽しいです。
④個人的・仕事の選び方、働き方
私は自閉症スペクトラム(ASD)と、注意欠如・多動症(ADHD)、LD(学習障害)があります。
ただ、前職と同じくこれはオープンにはしていません。
その分、自分でできる努力・対抗策は何でも行うようにしています。
発達障害と一口で言っても、人によって様々です。
私の主な特徴としては、だいたいこんな感じ。
そのため、仕事上では
という感じ。
私の勤める会社では半分出社・半分在宅とか、完全在宅とか、いろんな働き方が選べるので、私は基本は在宅で働いています。
また、耳で覚えるより目で覚えるタイプなので、新しい業務を行う時には必ずマニュアルを作ったり、ZOOMやミーツで録画をしてもらったりしています。
発達障害はいくつかの種類の発達障害の特徴が出ていたり、その強さの度合いが人により異なったりします。
仕事を探す場合には自分に出来ること・出来ないことをしっかりと把握しておくこと、対抗策を見つけておくことが大事かなあと思います。
(私もそうですが)広告業界などのクリエイティブな業界で学習障害(LD)のある人が活躍しているケースもあります。
何が自分に向いているのか試してみる、そのために派遣会社に登録してみる…のもひとつの手かなあ、と個人的には思います。
終わりに
振り返り…振り返りしながら書いてみました。
自分の特性や困りごと、自分に合う職場環境や働き方など一人だけで整理するのは難しい場合もあると思います。
そのようなときは、発達障害のある方の就職をサポートする支援機関を活用してみるのも手だと思います。
私の場合は派遣からのステップアップでしたが、だれにでも合う方法ではないと思うので、参考までに…!
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