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今日もごはんが美味しいと思える幸せ

おはようございます、郁です。
今日もこちらは熱中症警戒アラートが出ており、蝉の大合唱が始まっています。

一方で、台風が近畿地方を縦断とのことなので、お住まいのみなさまはお気をつけて...




8月15日は、第二次世界大戦が終結した日であり(アメリカ合衆国など多くの国々では一般的に降伏文書に調印した1945年9月に終結したと認識されている)、日本では終戦記念日として知られています。

1945年のこの日、日本は降伏を宣言し、戦争が終わりました。
この日の正午からラジオで放送された玉音放送により、前日に決まったポツダム宣言受諾及び日本の降伏が国民に公表されたそうです。


私は戦後の生まれなので、戦争について深くは知りません。
しかし、他国の内戦や紛争などを見ていると、民族の異なる人たちが、その考えの違いから争いを起こしたり、信じる宗教の異なる人たちが、その考え方の違いから争いを起こしたりしています。

また、金やダイヤモンド、石油やウランなど、鉱物資源が出る国では、それをめぐった争いが起こることがあります。
資源というのは、どの国も喉から手が出るほど欲しいもの。

15世紀大航海時代から始まった植民地政策では、大国が自国の利益のために、土地や農作物や資源を収奪する目的で領土とされた国がありました。
そして、植民地・領土争奪戦が激しさを増し、第2次世界大戦につきすすむことになりました。
第2次世界大戦が終わった1945年、国際連合が創設され、国連では植民地の独立をサポートしました。
また、植民地支配を続けていた国も植民地を保持し続ける国力がなくなったり、人権にたいする意識が高まるなどで、植民地主義は終わらせる動きになりました。

他には、ひとりや少人数が政治を独占する「独裁政権」というものが続いた時に、住民がその政治に反対して、国内の争い「内戦」を起こすことがあります。
独裁者として有名なのは、アドルフ・ヒトラーや、ヨシフ・スターリン、ベニート・ムッソリーニなど。
こうした独裁者に対し、反乱を起こしたのが現在も内戦が続き、世界的にも深刻な問題の1つとして取り上げられている、シリア内戦。

シリアの内戦は後述するアラブの春を契機とし、独裁政権から脱し民主化を訴える運動を起こしたことがそもそもの始まりだといわれます。

シリアではアサド大統領による独裁政権が40年にも渡って続いていました。

国民の不満は高まっており、中東に広がっていたアラブの春(民主化運動)の動きを受け、民主化運動への契機が高まっていきます。

2011年に端を発し、現時点で約12年にも及ぶ内戦が起こっているシリア。
多くの難民が生まれ、今も支援を必要としている人で溢れています。


また、領土をめぐっての争いも、今なお続いています。
例えばアフリカの場合ですが、ヨーロッパの国がアフリカの国を支配する「植民地」の時代に、ヨーロッパの人たちの都合で勝手に国が分けられました。
この時ひかれた国境線が実態と合わず、はっきりしないことが多いことから、国同士が領土を主張する紛争が起こることがあります。

世界一有名な紛争といえば、パレスチナ問題でしょう。
民族的・宗教的に異なるユダヤ人とアラブ人(パレスチナ人)がパレスチナの地をめぐって争っている紛争です。
開戦から70年以上すぎたいまも解決のきざしがみえていません。

パレスチナ問題の発端は2000年以上前。
当時、パレスチナの地にはユダヤ人国家があり、ユダヤ人とアラブ人が共存していました。
しかし、ユダヤ人国家はローマ帝国によって滅ぼされ、多くのユダヤ人が流浪の民となってしまったのです。

 その後、ユダヤ人はヨーロッパなどに渡り、差別や迫害を受けながらもコミュニティをつくって暮らしていました。
ナチスドイツのホロコーストなどは特に有名ですね。
一方、パレスチナの地ではイスラム教徒となったアラブ人が暮らし続けていたのです。


 そして第一次世界大戦の際、連合国側の一員として大戦に参戦していたイギリスは、ユダヤ人に戦費の調達を依頼しようと考えました。
「連合国側の味方をすれば、パレスチナの地でのユダヤ人の国の建設を支持するよ」と約束したのです。

 ユダヤ人たちは、「自分たちの国を手にできるのだ」と喜びます。
この宣言を機にユダヤ人国家を建設しようとする「シオニズム運動」が一気に盛り上がります。

 そして、イギリスは国連にも働きかけ、パレスチナの地をユダヤ人のために分割させました。
その結果、1948年にイスラエルが建国されたのです。

 ところがイギリスは、ユダヤ人だけでなくアラブ人にも約束をしていました。
当時まだオスマン帝国の支配下に置かれていたアラブ人に「オスマン帝国に反旗を翻せば、パレスチナの地にアラブ人国家を建設するよ」という「フサイン=マクマホン協定」を締結していました。
このイギリスの「二枚舌外交」こそが、現在のパレスチナ問題の直接の原因となり、今に至ります。



戦争は私たちとは無関係の出来事のようについ感じてしまいますが、海の向こう側では、先の大戦から端を発した争いがいまだに続いていたりします。

そして、ロシアがウクライナを攻め、今も戦争が続き、世界情勢は不安定になっています。
8月15日が何の日なのか、知らない世代が増えている昨今、いまいちど、戦争について学び直すことが大事なのではと思います。

今日もご飯が美味しい、友達と遊べるのが楽しいと思えるのは、日本が平和だから。
それを忘れないようにしたいです。


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