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【ingress】2022年7月末ミュンヘン弾丸3泊5日【アノマリー】

この文章は、2年ぶりの海外渡航で、そしてコロナ禍だからこそ起きた(のもある)あれこれトラブルを中心に書き留めています。
これから海外行こうと思ってる人、他人のトラブルが3度の飯より大好物な人など、ご興味ある方はどうぞ読んでいってください。

※ingressとは
世界のNianticが出している超絶面白最高スーパーミラクルゲームスマホアプリケーションのことです。
青(Resistance)と緑(Enlightened)に分かれて、地球上の覇権を争い、陣取り合戦をしています。
面白いのでみんなやると良いと思います。
ちなみに私はずっと青です。
日本で開催されたアノマリー(ingressの大きな試合みたいなもん。世界規模で開催)では負け続けていますが、合言葉は「俺の所では勝ってた」です。
ほら愛おしいでしょ。
始めるなら青を選んでください!!111(ポジショントーク)

iOSローンチの時の有名な勧誘画像


飛行機関連のトラブル 

私が使ったのはエティハド航空です。
アラブ首長国連邦のフラッグキャリアで、コードはEY。
初めてこの航空会社を使う理由としては、まあまあ価格がお安かったんです。往復で11万ほど。
あと、スターアライアンスでは無いけれど、SFC持ちにはちょっとだけ特典があったり。
NRTーAUHーMUC というルートを辿ります。

座席指定の罠!? ボーディングパスが貰えない

トランスファー先のボーディングパス(AUH→MUC)が成田で出せないと言われました。
アブダビで、カウンターにて交渉してください、と。

「座席指定が出来ないのでトランスファーする空港(アブダビ)で、交渉して出してもらって下さい。ここではどうする事も出来ません」と成田空港でJAL職員(エティハドのチェックインカウンター業務を請け負っていた)に冷たく言い捨てられました。

エティハド航空は出発30時間切ったら、オンラインチェックインがインターネットから手続きが可能です。
このタイミングで無料で開放された席(後方部)は指定できます。

私はここでオンラインチェックインも座席指定をせず、空港のチェックインカウンターで全部やってもらえばいいや〜とか気軽に考えていました。
それがダメだった。
2年ぶりの海外渡航で、国内旅行気分が抜けきれず、完全に勘が鈍っていた。

指定出来る座席で無料のものが無くなると、チェックインが出来なくなるのです。何でやねん。
理不尽なのですが、日本の航空会社じゃなくて中東の航空会社です。日本の常識が通じないとこもあります。

今の時点でボーディングパスを出してもらうには、残った有料のお高い席にお金を払わないといけないのです。こわい。
このままアブダビまで10何時間も不安な気持ちを抱えて、もしかしたらアブダビのトランスファーカウンターでオーバーブッキングを言い渡されて、翌日に勝手に振り替えられてしまうかもしれない、ミュンヘン行けないかも……と怖いことをグルグル考えていて。
もうそんな時間に心底耐えられず、お金で解決できる事はお金で! が海外旅行の鉄則。
残った一席(WEB上で一席しか残ってなかった)約2万円也をポチー💸

無事、成田の搭乗口でアブダビ→ミュンヘンのボーディングパスを出してもらえました。
搭乗口にいたJALのお姉さんはとても親切でした。
チェックインカウンターにいた人は鬼みたいでしたけど。

SFCでのメリットはあったのか? 
ラウンジとかの話

ないです。ラウンジとかどこも入れません。
航空会社が相乗りしているようなラウンジは、軒並みコロナ禍で閉鎖中です。

チェックインカウンターでSFCカードを出しても、冷たい目線を浴びせかけられるだけです。
成田空港はJALの職員がエティハドの業務請負してるみたいなんですが、JALの職員からゴミを見るみたいな目で見られます。悲しい。

ANAのサイトには
スター アライアンスに加盟していない提携航空会社運航便にご搭乗の際の空港サービス
https://www.ana.co.jp/ja/jp/amc/reference/premium/nonstar-airport-service/

※1は「メンバーご本人様に加え、ご同行者1名様まで運航会社指定のラウンジをご利用いただけます」
って書いてある


こんな感じで書かれていて、いかにも特典ありますよー!ラウンジも入れますーってオーラ満載で書かれています。
インターネット上にはエティハドでもSFCはラウンジ行けましたみたいなレポート(コロナ禍前)もいっぱいあり、これは行けるなと確信していたのに。

しかし今どきのコロナ禍では、思った通りにいかないのが世の常で。

まず、エティハド航空の成田空港でのラウンジはNARITA PREMIER LOUNGEというところが指定されています。
そこが閉鎖中
成田空港のサイトに書かれてない。先に書いといてくれと。

ちなみにチェックインカウンターでラウンジのことを聞くと、JALの職員さんはめちゃくちゃ冷たい感じで「お前に行けるラウンジは無い」みたいに返してきます。
馬鹿な子に教えるみたいに「エティハドはANAさんじゃないですからねー(嘲り顔)」って返してくるんですよ。そんなん知っとるわ!
指定ラウンジは今閉鎖中ですよ、って一言教えてくれるだけいいのに。(そもそもANAの上記サイトに記載されている提携航空会社ルールを把握してない可能性あり)

ちなみに2サテに新しく出来たANAラウンジにも試しに凸ってみたんですけど(不屈の精神)「エティハドの航空会社の指定ラウンジじゃないので使えないです」と追い返されてしまいます。
PP持ちには開放してるのに、SFC持ちはダメなの🥺と色んな思いが去来するのですが、入りたかったらスタアラのルフトハンザ使えって話ですよ。

ちなみにアブダビ空港の指定ラウンジも閉鎖中でした。
終わった。

私の指定席に他の人が堂々着席

指定した席(しかも有料で)に他の人が堂々と座ってるやつ。
海外あるある。

帰りの飛行機は行きの教訓を活かして、幾許かの金銭負担も顧みず、きちんと座席指定してオンラインチェックインも済ませていました。
日本に帰るまでがアノマリーよね、と帰路につける嬉しさを胸に、指定した座席へ向かうと、謎のアラブ人一家が私の席を占領中。ファッ!?

とりあえずボーディングパスを見せて「そこ私の席なんですけど」と言ってみても、謎のアラブ人一家は私をチラッと見るだけで完全に無視
えぇぇー……。
ここでアジア人で女だから舐めた態度取られるやつ?? とガッカリした気持ちを持ちつつ、何度も何度も頑張って話しかけてみるも、暖簾に腕押しなんですよ。アラブに暖簾なんて無いだろうけど。あったらすみません。

もうこれは埒があかない、CA召喚や! と、近くにいたCAさんに「私の席が他の人に取られてる!」と訴えてみました。

CAさんは謎のアラブ人たちのボーディングパスを確認して、お前らの席は一個ずつ間違ってるから移動しろと言ってるんですが、彼らは「俺たちは家族で、小さい子は窓際に座りたいんだ。譲るのはそっちだ」(その窓際は私がお金払って指定した席な!)とゴネまくってどかない。
そんなことある?!
しばらくCAさんと家族のすったもんだがあり、やっとのことで席を開けてくれました。
CAさんありがとう。

そしてやっと席に着けたはいいものの、私の場所は謎のアラブ人一家によって、アメニティとか使用済み、お手拭きは使ったものが床に落とされてたり、毛布とかぐちゃぐちゃで、お菓子のカスとか散らばってたんですけどね……。悲しい。

72時間前PCR検査 
日本入国のために必須の陰性証明書

いま海外渡航をするにあたり、一番の障壁になっている、日本帰国のための出国72時間前PCR検査。
ここですんなりと帰国をするためには【日本書式】で書かれた【陰性】を証明するものが重要になっています。

まぁ実際の運用では、日本書式で無くても良いのですが(日本書式はこんな項目が必須ですよ、という見本みたいなもの)、必要な項目をきちんと網羅されていないとMySOSでの受理が遅延、もしくは審査中のままだったりします。

クソめんどくさいですね。クソめんどくさいです。(2回言う)

この施策について、果たして有効性はあるのか? 科学的根拠は存在しているのか? 空港にあれだけ人を割いて運用する意味はあるの? など、色々と思うところはあります。
かといって何もしない、という訳にもいかないんでしょうけど……。

ミュンヘンでのPCR検査、キャンセルされてた

PCR検査を受けたのに、勝手にキャンセルされて、待てど暮らせど結果が来ませんでした。
日本に帰れないかもしれない危機到来です。
ウソだと思うでしょ? マジなんです。
あの検査所は向こう10日間くらい恨みます。

在ミュンヘン日本国総領事館
https://www.muenchen.de.emb-japan.go.jp/itpr_ja/corona.kennsakikan.html

ここに書かれているとある検査所(モロバレ)に日本から予約をして行きました。
3泊だけの海外で出国72時間前の検査結果なんてものは、ほぼ日本で過ごした生活の結果であって、海外で感染した結果を示すものじゃないけれど、とにかく日本政府が決めた入国条件なので、仕方ないです。
こういう背景なので、陰性になる自信満々でした。
日本での生活は相当気を付けていたので。

ミュンヘンにて、滞在初日。検査は滞りなく受検できました。口の粘膜と鼻の奥を綿棒でえぐられて。
そして結果は24時間~36時間以内にメールで返信します、とのことでした。

同じ検査所を使ったAG仲間(ingressはプレイヤーのことをエージェントと呼びます。ほらカッコイイ!!)たちは24時間程度経過したのちに、結果メールを受信していて「Negativeだった!」と喜びの報告をしてくれます。
仲間が嬉しいなら、私も嬉しい。

次は私の番よ! と待っていたのですが、待てど暮らせど結果が来ない。
受検したのは皆より少し遅かったから、もしかして翌日報告に回されちゃったのかな☆ とりあえず36時間後にはくるよね、果報は寝て待てっていうしー、なんて己を慰めながら結果を待ちましたが。

その間、私のミュンヘンでのリスク行動

  • 人ごみの繁華街をノーマスクで闊歩

  • 教会の風通しの悪い階段を沢山の観光客とすれ違いながら昇り降り。みんなゼーゼー息吐いてる

  • ingressプレイ中もノーマスク(ミュンヘンは街中ではほとんどマスクしてない)

  • ingressアフターパーティで閉鎖された空間で大勢が大騒ぎ(これが一番危険)某AGさん曰く「あれは菌が舞っているのが見えたね」

  • ビアホールで乾杯(マスクをしてると店員さんが「マスク取れよ!」って怒ってくる。取らないとオーダー受けてくれない。どないやねん)

こういう事があるので、ミュンヘン到着初日に検査受けたんです。
なのに来ない。結果が来ない。
36時間以上経過しても結果が来ないので、さすがに恐怖に駆られてしまい、もう一度検査所を訪れてみました。

そこには私が受検した時のバイトの兄ちゃんみたいな人がいて「ああ君か」みたいな反応する訳ですよ。(日本書式ほんとうにくれるんだろうな? ってしつこく聞いたから覚えられていた。私が悪いんじゃない、こういう制度設計している日本国が悪いんだ)

🐥「私の検査結果が36時間経っても来ないんだけど?」
👱🏻‍♂️「ああ、君の検査はCancelされてるよ
🐥「は!? Cancel?? 昨日わたし検査受けたやんけ!
👱🏻‍♂️「そうだけど、ほらみてごらんよ、君のステータス。Cancelになってるから。僕の力ではこれ以上どうすることもできない」
🐥「Oh my gosh!(初めて本気で感情込めて使った)私、明日帰国の飛行機に乗るから、検査結果が絶対要るんだけど。これじゃ日本に帰れない」
👱🏻‍♂️「Oh それは困ったね」
🐥「ここの検査所じゃどうすることもできないのなら、私はどうしたらいいんや」
👱🏻‍♂️「わかった。ここから歩いて10分くらいのところに3時間で結果出るとこあるから、そこ行くといいよ」
🐥「マジか!? そこ日本書式でる!?(しつこい)」
👱🏻‍♂️「それは知らない。そこ行って聞けばいいから、とにかくそこ行ってみたらいいよ」

ということで、私を理不尽の渦中に陥れたバイトの兄ちゃんが教えてくれた、新たなPCR検査所へダッシュで向かいました。

帰国前日、午後15時。不安で胸が押しつぶされそうでした。
時間も差し迫っているのもさることながら、ミュンヘン滞在で日本とは違った、ありとあらゆるリスクのある行動をした後です。
これで陽性って結果出たら、マリエン広場で大の字になって倒れて泣き崩れよう……。

新たなPCR検査所で「明日帰るんや! 検査してくれや! 一番早く結果出るやつな!」とお願いをし、またもや口の粘膜と鼻の奥を綿棒でえぐられます。
鼻の奥に自分のよだれの臭いがこびりつく。(焦って走ってきたから、余計に臭かったです(すごくどうでもいい情報))

検査のお値段、日本円で約2万円也。(エティハド航空の行きで泣きながら座席指定した値段とほぼ同じダネ☆)
前述にもありますが、お金で解決できる事はお金で! が海外旅行の鉄則。
日本に帰れないより全然マシマシぃー! って喜んで払わせていただきました。

そして結果が出るまでの3時間、マリエン広場でハエにたかられながら(ハエ欧州に多いですよねなんか)魂抜けてぼーっとしていました。
(ここでやっと現地参加仲間のAGにこんな事があったんや……と告白。みんなビビり散らかしてた。デスヨネ)

ツイッタランドでは平気な振りをしていましたが、実際にはこんなにも焦ったことが起こっていたんです。
たまにリアルタイムで自身に起こったトラブルをツイートする人いますけど、そんな余裕、私には微塵も無かったです。
本当に泣きそうなほど焦りました。
結果は無事、Negative。
メールを受け取ってPDF開くまで、怖くて怖くて手が震えていました。
本当に陰性でよかったです……。
でもって、くそ制度が!!!(ののしりたい)あの検査所も絶対に許さない。(時間が限られてたので戦えなかった)

iPhone壊れた

海外旅行で必須なもの、それはスマホ。
海外にてスマホの死は、すべての行動の死を意味します。
それぐらい重要なものなんです。
そいつが壊れました。
形あるものはいつか壊れるものですが、今じゃなくていいじゃんね!
ちなみにingressプレイヤーたちはスマホのことを「スキャナ」って呼びます。ほらカッコイイ

iPhone壊れた話は、ほんとこれだけの事実なので、いろいろと話すことはあまり無いんですが、PCR検査結果が勝手にCancelされたことの次くらいに、ダメージ受けた出来事でした。
海外でいろんな予約表QRコードとかMySOSとか、すべてスマホ頼りですよね。それらが無いってぞっとしません?

日本から参加した仲間のAGさんに「kanasumiさん何でそんなにトラブル起きるの?」って言われたけれど、そんなの私も聞きたいですよ。

とにかく、数年前にハワイで買ったiPhoneは使い物にならなくなりました。
シャッター音がしない、めっちゃ使える便利iPhoneでしたR.I.P.

最後に

ダラダラした文章でしたが、最後まで読んでくれてありがとうございました。
こんなにトラブルまみれでしたが、私はミュンヘンに行って良かったと思っています。
無事に帰国できているし、帰国してからPCR検査を2度受けて、ドイツからコロナを持ち帰っていないことも証明できたし、思い出に残る、コロナ禍だけども自分の力で乗り越えて頑張れたなって。

一番嬉しかったのは、自分の陣営が勝利して美味しいビールが仲間たちと飲めたことですが。

何はなくとも、心が躍る方向に行動していったほうがいいです。
旅していきましょう。

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