見出し画像

【自分らしく生きるために】人生の問題が全て解決する『易経(えききょう)』

「根拠のない自信」を手に入れて人生が変わる
脱サラ戦略を伝授する熱血コーチ、尚です!!


今回は「人生の問題が全て解決する『易経』(えききょう)」
というテーマについて解説していきたいと思います。

「いかに生きるか」を現代のリーダーに示した、
『易経』に最初に触れる「入り口」

・ブレないリーダーであり続けたい
・生き方、人間関係、仕事の悩みを解決したい

そんな方はぜひ最後までご覧ください。


1、多くの偉人たちが学んだ理由

経営者や偉人を虜にした『易経』

今回の『易経』を理解することで、つらい時期でも上機嫌でいられるし、部下や後輩などまわりの人から頼られる存在にもなれる。

実際、僕の周りの多くの経営者や起業家の本棚には『易経』が置いてある。組織のトップには、人事や事業買収など誰にも相談できない案件もあり、『易経』を決断の軸にしているのかもしれない。

現代のリーダーだけでなく歴史上の偉人たちも『易経』に学びを求めてきた。室町時代初期に創設された足利学校では、当時の知識人の多くが学んでいる。そうした人たちが、戦国時代の「軍師」として活躍した。


特徴は二進法にあり

『易経』は、「いかに生きるか。われわれの生きるこの世界はどのようなものなのか」という難問に挑んでいる。安易な気持ちでは踏破し得ない、まるで巨山のようなものだ。

孔子などによる解説も含めて漢字の多義性がそのまま残されており、そもそも解読が難しい。「この世界のすべてから学べ。とくに目前の自然から学べ」という教えがあまりに深い、「東洋最古の書」ともされる。

今で言う百科事典のような性格を持ち、「陽」と「陰」の二進法ですべてを分類しようとしたその体系には、物理学者も魅了されるそう。時間、季節や暦、方角など、多くのものを細かく二進法で整理している。

その二進法には、哲学的なアプローチもある。物事の根本を「太極」とし、「陽と陰」の二種類の局面によって、内面の好不調や外部環境の幸運・不運など、人生のあらゆるものを説明できるようにしてきた。これがいわゆる「六四卦(ろくしけ)」である。ただ、同じ話がまったく異なる文脈で使われるなど、合理的な体系として捉えにくい形式になっているため、その理解は容易なことではない。

このような特徴は、「図形の全体をいくつかの部分に分解していった時に、全体と同じかたちが再現されていく構造」を指す「フラクタル」になぞらえられている。つまり「個が全体と同じ」かつ「全体が個と同じ」なのだ。したがって、部分的にわからないところがあれば、あえて全体を見渡してみると理解が進むだろう。そうしてフラクタルの「基本形」を押さえることができれば、「いかに生きるか」という自分の軸も見えてくるに違いない。


2、『易経』でもっと成長する


水火既済(すいかきせい)――過剰適合のリスク

『易経』では、この世の終わりが想定されていない。世界が常に変化する「循環論」に立脚している。だから、ある環境では最適なものであっても、環境の変化によってズレていく。これは、ビジネスにおける「過剰適合」のリスクだ。たとえば、レコードがCDに置き換わったとき、いかに優れたものであっても、レコード針は売れなくなった。変化に対応できる人間は成長できると『易経』は説く。

つまり、「終わり良ければすべて良し」ではないということだ。仕事をやり遂げた達成感は、すぐに欲へと変貌する。「もっと良い仕事があるのではないか」「もっと待遇の良い会社があるのではないか」という考えは戒められる。完成はすでに過去のものであり、「心は常に未完成でいる」ことの大事さを説いているのだ。


風天小畜(ふうてんしょうちく)――苦境こそ忍耐強くあるべき

「蜜雲雨降らず」というたとえ話がある。農家が待望する雨を降らせるはずの厚い雲があるのに、雨が降らない状態を指す。このような停滞したときにこそ、思わぬ本音が出る。


僕も、起業当初は思うように進まなかった時期に、うっかり失言してしまったという。上役に調子を聞かれたときに、自分のせいではないと言い訳をしていた。

「綸言汗の如し(りんげんあせのごとし)」という言葉がある。リーダーの言葉は汗のように、「いったん出したら戻せない」のだ。停滞期は未来に向けて「たくわえる」ときであり、忍耐力を磨くチャンスとしたい。


山水蒙(さんすいもう)――変化の時代の「陰の力」


「私は何でも知っている。教えてあげるから、いつでも聞きにおいで」というリーダーと、「私には知識が足りない。あなたの知っていることをぜひ教えてほしい」というリーダー。『易経(えききょう)』では、後者を吉としている。それは、成長するポテンシャルがあるからだ。

現代は先の見通しができない時代であり、全能感を持っているかのようなリーダーは疑わしい。成長とは、「自分の未熟さを知ること」から始まる。変化を察知して知識を身につけようとする力は「陰の力」と表現される。松下幸之助も「風の音にも学ぶ人あり」と説くように、その気さえあればどのようなことからでも学べるのだ。


3、【今回の注目ポイント!】 成功に必要な要素とは?


地火明夷(ちかめいい)――ダメなときはトコトン待つ

自分より努力をしていないと感じる人に、チャンスを奪われた。邪な動機を持っている人がスポットライトを浴びている。何をやってもうまくいかないと感じるときこそ、運を天に任せ、自分に自信を持って「時を待て」と『易経』は説く。

古代中国で暴君として有名な「殷の紂王(ちゅうおう)」の時代、賢臣の1人は狂人の振りをして難を免れた逸話がある。また日本でも、『忠臣蔵』の大石内蔵助は、仇討ちの意志を隠して遊び呆けている振りをしていた。

こうした苦難に直面している時こそ、才能をひけらかさずに正しく謙虚にあり続けることが、成功の秘訣なのだ。


離為火(りいか)――「偽悪」で人を動かす


悪ぶって見せる「偽悪の人」という生き方がある。人を恐れさせることで、気の弱い人を思い通りに動かせる。

その代表格が、「一休さん」として知られる室町時代の禅僧・一休宗純だ。正月でにぎわう通りを頭蓋骨の載った杖を持って練り歩き、民衆が恐怖で身を引き締めたという逸話もある。

リーダーが周囲を従わせる上で「偽悪」は手軽な方法だといえる。一方で、周りの反感を買う恐れも当然あるだろう。そうならないために念頭に置くべきポイントが2つある。1つは「行動がルールに従っているか」。もう1つは「目的がより大きなルールに従っているか」。一休さんは、型破りでありながら仏法に従い、民衆を正しい方向へと導いたからこそ、偽悪的であっても、尊敬される存在となったのだ。


沢天夬(たくてんかい)――果断かつ慎重な決断

決めるべきか決めざるべきか、迷ったタイミングで思い出したいのが孟子の「君子占わず」という言葉である。リーダーであれば、占いなど他者に頼ることなく決断せよ、というメッセージを含んでいる。そもそも決断は、期待を背負った指導的立場こそが行わねばならない。

未来を完全に予測することはできない。決断を間違えたとしても、自分自身が「正しい」と考えた道を見据え、次なる決断に活かせばよい。自問自答しながら考え抜き、そのタイミングで最も適している決断を積み重ねることによって、自分だけでなく周囲のプラスにもなり、最終的な成功につながるだろう。リーダーは常に、強くあり続け、覚悟を持って自分で決断し、結果を潔く受け入れなくてはならない。


3、「出世」のヒント

沢雷随(たくらいずい)――「従う」こと

「出世」とは「世の中の役に立つ」ということであり、その目的を見据えながら立派な人物に徹底的に「従う」ことは、充実した生き方につながる。ここでの「従う」とは、「相手を信じて学び、感謝と誠意をもって相手の力を受けとめ育み、その結果をすべて受け入れる勇気を持つ」ことだ。

この際重要なのが、「従うにふさわしい人物であるかどうか」見極めることだ。これは人生における「最重要課題」であり、「人生をかけて真剣に取り組む必要がある」。従う相手が見つからないなら、自分に足りない点があるということだ。

これは、リーダーであっても同様だ。周囲への感謝・信頼・誠意を忘れることなく、部下(フォロワー)に従うことができなくてはならない。

己の豊かさだけを追求するのではなく、自分より立場が弱い者であっても自身を支えていることを知り、その人たちの苦しみに目を向けられる。それこそ、立派な人物なのだ。


雷地豫(らいちよ)――昇進は喜ばしいけれど

昇進を伝えられたときや社外からスカウトの話が来たときは、うれしく感じるものだ。しかし、そうしたときの教訓も『易経』には書かれている。

昇進を前にすると、慢心して怠惰になったり、うっかり脱線したりしがちだ。世間には昇進する人の足を引っ張ろうとする人もおり、まさに「好事、魔多し」である。だからこそ、「これで満足してよいのか」自身に問いかけることが大切だ。昇進しただけで部下がついてくるわけではないし、上等の人間になるわけでもない。『易経』は、「早く己の真の姿に気づかないと後悔する」「身のほどを知り、分相応を心がけよ」と説いている。

転職のスカウトも同様だ。ふさわしいスキル、能力がきちんと備わっているのか、環境の変化に耐える覚悟があるのかを自身に問うてみよう。人事担当者として多くの転職者を見てきたによると、成功は「本人の努力次第」であり、必ず失敗するパターンは「新たなスキルを得るために転職する」ケースだという。

もちろん昇進も転職も大きなチャンスだが、十分な能力と覚悟を持って臨まなければならないのである。


山天大畜(さんてんたいちく)――「蓄積」の重要性

大業を成し遂げるためには、「基盤の蓄積に努めよ」「実力や知識を蓄えよ」「外に出て、大いに社会の荒波にもまれよ」とされる。その際「身内の利益より社会に役立つ仕事を選ぶこと」が大事だ。それは天職となり、それまでの蓄積を遺憾なく発揮できる場になるという。

WBCで「侍ジャパン」を世界一へと導いた栗山英樹監督は、『栗山ノート』において、成功は過去の蓄積がある瞬間に顕在化したものだと書いている。障害に負けず一歩ずつ前進し、周囲の人、物事に誠実に接して、努力を貯金した先の大きな光なのだと。

出世、すなわち世の中の役に立つためには、天に愛されるような人物でなくてはならない。逆に、そうした人間は、大業を成功させる義務がある。現代という正解のない時代において、それぞれが「自分の宿題」を見つけて取り組んでいこう。その「宿題」こそが、自分にとっての天職なのだ。


栗山ノート


栗山ノート②


まとめ


・『易経』とは世界を二進法によって分類・整理しようとした試みであり、長らく偉人や経営者に親しまれてきた。

・『易経』は「自分の未熟さを知ること」「あえて進まずに待つこと」「覚悟を持って決断すること」などの大切さを教えてくれる。

終わりに


『易経(えききょう)』は古代から親しまれているが、難解なものだと考えている人も多いだろう。その認識を否定することはできない。だからといって、『易経』に触れないまま生きるのもあまりにもったいない。

古来、『易経』が廃れることなく学ばれ続けてきたのは、ひとえに、この世界のすべてを分類・整理することで、これから起こりうることをも予言し得ているからではないか。

このテーマは人生においてぶつかる現代的なものが中心に据えられているが、『易経(えききょう)』はそれに難なくヒントを与えてくれるだろう。



では、今日の記事が参考になったと言う方は
ぜひフォローと
❤️タップの方よろしくお願いします。


また、僕の公式ラインでは、無料個別相談を開催してます。

とにかく会社を辞めたい。

会社から身バレせず、あなたの得意なことで好きな場所・時間で仕事ができるようになり、いつでもあなたの趣味に没頭できるになりたい。

部活に情熱捧げてこれていた学生時代のように仕事でも情熱ややりがいを持って生きていきたい。

こんな人生を掴み取りたいなら、下記リンクから
登録頂いてメッセージ頂ければと思います。


【審査制】個別相談はこちら!!
↓↓
https://lin.ee/rm9bUlH


それではまた次回の記事でお会いしましょう!!


ありがとうございました!!!!

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?