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今日気づいたモロの言葉

私の大好きな作品「もののけ姫」は本日も車の中でエンドレスで流し続けています。

長女もどこまで理解しているのかは置いといて、

「ヤックル可愛いなー。」
「これからうにょうにょするからここは嫌い。」
「死んじゃうねん。かわいそ。」

など映像見ながら話すようになりました。

また、私は運転中なのに

「お母ちゃん、なんで?なんで死んじゃったの?」
「今、なんて言ったの?」
「これってどういう意味?」
「なんで夜はこんな怪獣みたいなのになるの?」

などなど、質問攻め。

運転中でありかつ、どこのシーンについて聞かれているのか一瞬映像を見なくちゃいけないし、頭の中ではどう答えたらいいか考えていたら、頭はパンク状態です。

なので、長女には

「まあ、見ててみ。」

しか言いません。補足できる時はしますが、ちょっと面倒な時もあるので。笑

今日たまたま題名にある画像のシーンで、このシーンも有名ですよね。

モロとアシタカが話すシーン。


モロ「辛いか?」

から始まります。

あんなにも人間に森を汚され、シシ神を狙われているというのに、まず人間に労いというか心配の言葉をかけたことに感動ですよね。
モロ的にはアシタカのことは、「話せばわかるヤツ」ぐらいに思っているかもしれないけど。


アシタカ「夢うつつに、あの子の世話になったのを覚えている。あの子をどうする気だ?」

モロ「いかにも手前勝手な人間の考えだな。あの子は山犬だ。森と共にいき、森と共に滅びる。

アシタカ「あの子を解き放て!あの子は人間だぞ!」

モロ「黙れ小僧!(名台詞。笑)お前に何がわかる!森を犯した人間が、我が牙の逃れるために投げてよこした赤子はサンだ!人間にもなれず、山犬にもなりきれず、愚かで可愛い私の娘。」



え。衝撃。

サンってそうだったの!?って今更気づく衝撃。笑

人間に捨てられた赤子をモロは育てたのか。

きっと赤ちゃんの時にサンと出会って、一緒に森を守って過ごした時間は十数年。

ここでアシタカが「あの子を解き放て!」っていうのはちょっと無責任だなと初めて感じました。

きっとモロだってずっと葛藤してきたと思います。
この子は人間だけど、山犬として育てる。それがこの子にとって本当に幸せなのか。とか色々悶々と考えたはずです。

それをここ数日現れた、人間の若造にとやかく言われたくないわ!黙れ小僧!って言いたくなるはずだわ。

いやー「黙れ、小僧!」も奥が深い。笑


そうなるとやっぱりここでは、サンがどうしたいか、どう生きたいかが重要なんじゃないでしょうか。
自分と姿は違っても、モロはたった1人の?ん?1匹の母親であることは変わりありません。

その事実を辛く思うのも、誇りに思うのもやっぱりサンです。

きっとサンもたくさん葛藤したんだろうな。

2匹の大きな兄妹もいるわけですから、きっと兄妹にも相談したりしたのかな?
あの2匹はオスかメスかもわからないけど、あの2匹だって、ちゃんとサンのことを兄妹だって思ってくれていると感じます。

山犬って愛情深いですね。

いつか、「もののけ姫」のもののけ姫になる前の話とか、もののけ姫のその後とかそんなお話作ってくれないかな?

宮崎駿さん。お願いします。笑

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