vol. 8 「時間」を考える。
「時間がない」
「毎日忙しい」
そう思ったことがない人はおそらくいないだろう。
お金は無限、時間が有限
時間はどの人間にも平等に与えられた唯一のものであることを、まず自覚する必要がある。
今回は、時間を意識するために考え方や実際にやってみたことを整理する。
考え方としては、時間を数値化して、終わりを認識する
行動としては、必要だけど後回しにしていたことをする
である。
【終わりを認識する】
時間を意識するのに有効的なのは「死に対する臨場感」を味わうこと。
例えば、こんなワークをやってみた。
しつもん1:あと何回桜を見られるだろう?
人生90年生きるとして、90-自分の年齢=残りの回数
これ、数字に出してみるとかなりインパクトがあった。
ああ、これしか見れないのか。しかも毎年絶対見に行けるとは限らないな、とか思うともっと少なく感じる。
毎年桜が見に行ける人生を送るには、もっと時間に余裕が必要だなと思った。
時間の余裕とは。
どうしたら作れるのか。
「時間配分を変える」ことだ。
時間配分を変えるとは。
起きる時間を変えること?
通勤時間を変えること?
寝る時間を変えること?
どうやって時間配分を変えるのか。
考え方として、スティーブン・コヴィー氏の『7つの習慣』の第三の習慣である「最優先事項を優先する」ことが時間配分変更のきっかけとなった。
最優先事項を優先するとは、具体的に言えば、第Ⅱ領域に取り組む時間を増やすことだ。
「第Ⅱ領域」とは、重要だけど緊急ではないこと。
つまり、後回しにしてしまいがちな大切なことのことを指す。
例えば、読書することが私の第Ⅱ領域だった。
昔から賢い人はみんな本を読む習慣があったので、私の人生にも必要だと思いつつ、なかなか続かなかった。
最優先事項を優先するには、感情を抑え、目的意識と使命感が要る、とコヴィー氏はいう。
なるほど。
私にはなぜ読書が必要なのか本当の意味で理解していなかったということか。
価値観ワークを通して、私の読書の目的は「学ぶ姿勢を忘れないこと」と「余裕のある人生を送ること」であると腹落ちした。
価値観の深堀についてはまた別の機会にまとめたい。
【第Ⅱ領域に取り組む時間を増やす】
具体的な行動として、第Ⅱ領域に時間を割くためには、大きな石から入れていく、ことが大切なのである。
人間はみな、1日24時間、週168時間という箱を持っている。
自分がやらなくてはいけないこと、やりたいことを石に、その必要性を石の大きさに例える。
期限が迫っているからといって、小さい石から入れてしまうと、大きな石は後から入らなくなってしまう。
しかし、大きな石から入れると、緊急度の高い小さな石を後から入れてもちゃんと入るのだ。
実際にこの実験をした映像があるので、ぜひ観て欲しい。
私の場合、価値観ワークやセミナーは自分の予定としてカレンダーに入れることにした。
読書は、目標冊数を決めることで、大きな石にし、1ヶ月という箱の中にきちんと入るように意識している。
自分の予定も、他人との予定と同じくらい大事にする、ことが腹落ちした時、第Ⅱ領域を最優先に時間配分を決めるようになった。
その結果、時間配分が変わったと思う。
第Ⅱ領域をしている時は、自分の時間に余裕があると感じることができる。
たとえ、キチキチの予定になってしまったとしても、忙しさというより充実感を覚える。
まだまだ改善の余地がある時間の使い方をしているけれど、死への臨場感を、人生の有限性を感じることで、時間に対する意識も行動も変わる。
みなさんは、限りある時間を無駄にしていませんか。
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