唯一無二の存在であるピアニストの渡邊智道さん

渡邊智道さんは、感情や情熱を身体全体で表現する普通のピアニストとは一味違う表現方法で聴く人の心を掴みます。

彼のピアノを弾く姿は、冷静で落ち着いていて、淡々としています。それはどんなに難易度が高い曲でも同じで、何でもないかのように軽々と弾きこなす姿はまるで神か仏のようです。

そんな彼が奏でるピアノの音は、美しい楽園での音楽会のようで、清らかな水のように透き通っていたり、愛のささやきのように柔らかかったり、言葉を紡ぎだすかのように繊細だったりします。彼のピアノから言葉が聞こえてくるのです。中でも1番驚いたのは、彼のピアノの音にものすごく色気があるところです。今まで聴いたことのない音色でした。

2019年の11月に初めて彼の演奏会に足を運んだのですが、アンコールのシューベルトの即興曲を聴いた時、愛と優しさとピュアさが全部合わさった色気のある音に、私の心臓は撃ち抜かれました。その演奏会以降、ドキドキが止まらず、彼の演奏会に足繁く通うようになりました。彼の生の演奏を聴くことは私にとって幸せな癒しの時間であり、私の人生でなくてはならない大事なモノとなりました。

今日、2月29日に東京で彼の演奏会があります。様々な行事やイベントや演奏会等が中止や延期になる中、演奏会を開催してくださいます。私の大切な癒しの時間を奪わないでいてくれたことを感謝します。ありがとうございます。

それでは、またお会いしましょう。

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