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夜のルーティーン

最近、夜のルーティーンというか、すっきり寝るために心がけていることがある。
それは、キッチンに洗い物を残さないこと。

きれい好きな人からしたら、
「何を当たり前のことを」
と、半ば呆れながら思うかもしれないけれど、
私にとってはこれまでの生活リズムや概念を覆す大きな決めごとだ。

例えばあなたは、
コップひとつの洗いものをすぐ洗うだろうか?

私は、基本的に洗わない派だった。

ひとつだけのためにスポンジに洗剤をつけて泡立てて洗って水で流すのは、なんだか効率的でもなくて、洗剤も水も無駄にしてしまう気がしてたのだ。
だから、大抵は3つ以上の洗いものが発生したとき、洗うことが多かった。

ただ、今年は夏の前に冷蔵庫を買い替え、夏の間にガスコンロを買い替え、キッチンを大改造して、以前よりも整理された、きれいなキッチンに作り替えた。

それからというもの、洗いものがたまっていると気になるようになった。

ガスコンロの油はねや、ちょっとしたくすみがあるのも気になる。

頭の片隅にその光景が残って気になるようになった。

それと、在宅ワーク中心になってからは、以前よりも夜寝付きの悪い日が増えたような気がする。

そうした、いろいろな要素が重なり、寝付きがそもそもよくない私が、以前よりも寝付きが悪くなったので、最近は夜寝る前に必ず、キッチンの洗いものを片付け、コンロの汚れを落としてから寝るように心がけるようになった。

そうすると、スッキリして気分良く布団に入れる。

しかも、次の日の朝、起きたときにキッチンがきれいだと一日のスタートがとっても健やかで、スムーズにことが運ぶことに気づいた。

朝起きたらカーテンを開け、キッチンに行ってポットに水を入れ、コンロに火をつけてお湯を沸かすところからスタートできることに、喜びを感じている。

だから最近は、どんなに疲れていて眠くても、やることが残っていて仕方なく寝るときも、キッチンだけはきれいにしてから寝るようになった。

忙しくて部屋が散らかっていたり、雨が続いて洗濯物がたまっていても、キッチンだけでもきれいだと、気分が良い。

よく、部屋の状態はその時の心模様を表すというが、私は、忙しかったり、やらねばならないことで頭がいっぱいになったり、部屋が散らかっていたり、気持ちがモヤモヤしていても、キッチンだけでも整理されていれば、少し気分がスッキリするようだ。

たぶん、そうやっていつでもきれいにしておきたい場所は、人によって違うと思う。

キッチン、お風呂、トイレ、テーブル、デスク、ソファ、ベッド、きっとどこでも良いんだと思うし、どこかひとつ、そういう場所があると思う。

私にとっては、そんな場所がキッチンだった。

今日も気持ちよく終えるため、
明日を健やかにはじめるため、
今日も私はキッチンを片付けて、
一杯の白湯を飲んでから眠りにつく。

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眠れない夜に

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