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ホワイトデー〜バレンタインの答えあわせ〜

昨日はホワイトデー。

職場の男性陣は、
バレンタインをもらった人だけに、
ホワイトデーのお返しをしていたので、
私は心底ホッとした。

以前ーコロナ禍以前ーまでは、
偉い人たちは女性全員にと、
バレンタインをもらったかもらってないかに関わらず、
全員分ホワイトデーを用意してくれたりもしていた。

ただ今年に関しては、
頼むから私には贈ってくれるなと願いながら、
1日を過ごしていた。

色々と思う所があり、
私は今年からバレンタインを職場で配ることをキッパリとやめた。

理由は個人的なことから全体的な事まで色々ある。
以下、その列挙だ。

まず、こちら側の金銭的負担をなくす事ができる。
(別にそれが嫌だったとかでは無いけれど。)

そして、男性側の金銭的負担をなくす事ができる。
しかも男性は、貰ったものより高めのものを返さないと的な風潮がある。
そういう事に対してマナーとかを律儀に考える男性もいるので、お返しをする人数が増えれば、男性側の負担は確実に増える。

また、金銭面だけでなく、時間的な拘束の側面もある。
プレゼントを選ぶ時間は楽しいけれど、同時に時間もかかる。
それはお互いにとってタイムイズマネー。

続いて、これは個人的な理由の部分に当たるのだが、2月は私自身の誕生月なので、どちらかというと自分の好みでお気に入りのショコラティエで、限定品のご褒美チョコなんかを、自分で選んで自分のために買いたい、という気持ちが先行する。

最近、職場のチーム編成が変わり、同僚と呼ぶ範囲の人が増えた。
しかも、私は今の職場での勤務期間が長いため、社内で関わっている人が多い。
部署を越えてお世話になっている人も沢山いて、どこからどこまで誰にあげれば良いのか、考えたら際限がない。

今までは、おすすめのお菓子をお勧めしたいという気持ちでバレンタイン選んで、男女問わずプレゼントしたりしていた。
でもそれも結局はこちらのエゴである。
甘いものが苦手な人もいるし、そういう人にあげたチョコの行方は結局、パートナー行きになったりするそうだ。
お返しを選ぶのも奥様だったりして、結果的に女性同士のやり取りになっちゃう的な話も聞いたことがある。


そうそう、そういえば、バレンタインのちょっと前のこと。
後輩の女の子から
「オクムラさん、バレンタインっていつもどうしてますか?」
と質問された。
私はその時、
「それぞれの自由だから、用意してもいいし、しなくても良いよ。用意する必要なんて一つもないよ。」
と答えた。

まだ転職して中途で入ってきたばかりの一般社員の若い女の子。
普段だって色々と物入りだろうし、そんな子たちがいちいち悩まないといけないようなイベントってなんなんだろうか。
そう思い、有言実行、私自身もバレンタインを用意しないお手本になることを決めた。

そして最大の理由は、女性側がやめる勇気をもたないと、バレンタイン〜ホワイトデーの連鎖は続くということ。

女性側がやめれば、職場からバレンタインはなくなる。

以上が、私が職場のバレンタインをやめた、主な理由である。


バレンタインは、日頃感謝を伝えたりする良い機会でもある。
しかし、バレンタイン〜ホワイトデーの在り方は、昔のままで良いのだろうか?

物価は高騰しているが、給料は上がらない昨今。
日々何にお金をかけるかは、
個人個人の価値観によって、
それぞれ大きく異なる時代になってきた。

義理のお返しのために数千円から場合によっては万単位のお金を使うくらいならば、
ちょっと良いランチを食べに行ったり、
映画を観に行ったり、
休日のアクティビティに使ったりして欲しい。

バレンタインをあげない事が、
職場の男性陣への労いになると思ったので、
キッパリとやめることにした。

私は、どちらかというとプレゼントあげたがりな性格なので、苦渋の決断だった。

バレンタイン前日になってチョコレート売り場をうろちょろしている自分もいた。
だが、ここは初志貫徹。
自分が食べたいチョコレートだけを買って、断腸の思いで売り場から出た。


感謝の気持ちは普段から伝えれば良い。
その方がよっぽど円滑に仕事が進むし、平等だ。

普段からコミュニケーションをとる事が何より大切。


おわりに。

私は、バレンタインにチョコレートを渡す人を非難したりしているわけではないんです。

ただ、私にはこういう理由があって、考えた上で職場でのバレンタインはやらないことにした、という意見を述べました。

学生さんがソワソワしながら、義理チョコを渡したり受け取ったりする甘酸っぱさなんかは、微笑ましいなぁと思います。

本命チョコもステキだと思います。

推しのためにプレゼントを用意することも、むしろ健全で良いと思います。

ただ、社会人の職場での義理チョコのやり取りは、そういったものとはちょっと性質が違います。


価値観が多様化しつつある現代において、画一的なイベントを、習慣だからといって少なからず負担を感じながら行う必要は無いんじゃないかと思ったのです。


最後に。

誕生日やバレンタインやホワイトデーにプレゼントをくれた方、ありがとうございます。

私のために選んでくださったものばかりで、とっても嬉しかったです!

友人には何かしらで、ファンの皆さんには日々の活動でお返ししていきます!

オクムラカナ

ここまで読んでいただきありがとうございます。スキやシェアとっても嬉しいです!サポートしていただいた場合は、音楽やカレーケータリングの活動や、学びのための読書などに使わせていただき、また活動の中で感じたことをnoteで言葉にして、お返ししていきます。