凹みの中に見つかる転機
このnoteでは、ユニークな働き方をしている人のインタビューを紹介したいのですが、記事が出来上がるまでの間に、自分が聞いたり体験したりした話も書いていきます。
実は先日、就活生の方に自分のキャリアを紹介する機会がありました。その中でフリーランスになったきっかけにも言及したのですが、学生さんの手前、若干カッコつけて話してしまい…ここではリアルなところを書きたいと思います。
今日のテーマは「凹み」
「面接に落ちた」
「仕事で評価されない」
こんな時、自分の存在を否定されたように感じてしまう。何とかしなきゃと思えば思うほど、焦りから視野が狭まって、追い詰められていく…
まさに数ヶ月前の私がそうでした。そんな時に妙に救われたというお話です。
ドロップアウトの裏側で
初回にも書きましたが、数ヶ月前に突然正社員からドロップアウトすることになった私。辞めることを決めてホッとしたものの、適応障害というネガティブな理由で退職したことによるダメージは残りました。
もともとステップアップを目指した転職先。上司は優秀、周りも優秀で大人で穏やかな人ばかり、そしてチャレンジングな仕事…まさに望みどおりの環境。
なのにダメだった。望んだ環境にハマれない自分、ショックでした。
「周りは優秀、ダメなのは私」
もう自信はカケラも残ってないし、ダメな自分の今後なんて何も考えたくありませんでした。
母の一言
とはいえ、家族には状況を伝えねばと、実家の両親へ電話で報告。
優秀な上司や同僚だったし、恵まれた環境だっただけにこんなことになって残念…と伝えたところ、母から思わぬ返しが。
「かなちゃんはまっすぐに育てたんだから、勝手に傷つけないでよね」
ん?まっすぐ?
ピンと来なくてよくよく聴くと、母は娘を傷つけられたと怒っていたんだとわかりました。
私もう30才も超えて、社会人歴も10年以上になるのに、未だに私を娘として保護する気持ちでいるのか…!
意外な母の言葉に、拍子抜けして笑えたと同時に、妙に救われた気持ちになりました。
「ダメな私」からの脱却
それから数ヶ月。当時の状況について、今でもやはり周りが優秀で良い環境だったんだろうなと思います。
ただ違うのは、「ダメな私」ではなく「その環境に合わなかった私」と理解していること。
そう思うことで、じゃあ別の環境でまた何かやってみようと動き出せるようになりました。
そして、初回でお伝えしたような新しい方向性を見つけ、一年前とは全然違うキャリアを歩んでいる今があります。
キャリアの優秀さや人材市場で売れ筋な職歴かどうかはさておき、明らかに去年の今頃より幸せです。
凹みの中で見つけた転機
自分には何が足りないのか?
自分にはどれだけの価値があるのか?
そう自分を見つめていると、何もない自分がとても怖くなる…
あの時、仕事も自信も何もなくなった自分に、絶対的な味方がいてくれたことは、意外なほど勇気をくれました。
何もない自分でもいいんだ
自分にできることをやっていこう
そう思えたことで、自分への問いかけも変化しました。
「何をやれば自分が成長できるのか?」
から
「自分がやって相手に喜んでもらえることは何か?」
自分が自分が!と欲ばらなくなったことで、仕事を柔軟に考えられる自由や、その環境を楽しむ気持ちを持てるようになりました。
「凹みはツラいし悲しい経験だけど、そこにはいつも転機がある。自分が変わるチャンスがにできるはず。」
人によって凹みの向き合い方は様々だと思いますが、きっと転機になるはずと信じて、私はこれからも色んなキャリアに寄り添っていきたいと思います。
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